ビンを開けてみるとそこには金色に光っている女の子が入っていました。 たまらず翁はこう言いました。 「この光はまさか、あの精米気(念とかオーラ的なヤツ)か!?なんと強く激しい気よ!?これは将来大物になるぞ。」 そう思った彼はビンごと誘拐...じゃなくて保護し連れて帰りました。
2016-04-18 20:16:18家でビンの中身を改めて確認したところ、「この子の名前は誤字精米竹堀姫です。」と書かれた紙が入っていたのでそのままそれが名前になりました。 長くて面倒だったので、「しおん姫」と普段は呼ばれるようになりました。 この子はすくすくと大きくなり、絶世の美少女に成長しました。
2016-04-18 20:20:37しおん姫はそれはもう美しいのですが誤字が多く、間違えるたびテンパるか「てへペロ☆」とごまかすこともしばしばでした。 ある日三人の男が姫に求婚してきました。 結婚が面倒だったしおん姫は無理難題を押し付けて男たちを困らせました。
2016-04-18 20:24:48ですが、「一生分のメンマを持ってこい」という要求にこうやという男がみごと答えることができたのでしょうがなく結婚することとなりました。 結婚した二人はハゲだのボケだのなんだのとは言いあっていましたがなんやかんやいちゃいちゃしやがってましたふざけんな爆発しろ。
2016-04-18 20:28:29ですがある日、姫は月から強い精米気とテレパシーを感じ取りました。 その内容は、自分が月に暮らす一族であること、もうすぐ迎えがやってくる、という内容でした。 そのことを姫から聞いた皆は姫を渡してはなるものかと世界中から強い精米気を持つ者たちをかき集め警備にあたらせました。
2016-04-18 20:32:35そして当日、本当に迎えがきたことに全員呆然としました。 すると姫は自ら警備をすべて薙ぎ払いこう言いました。 「私は帰らせていただきます。これ以上皆さんにご迷惑をかけたくはありません。」 翁とおばあさんは泣き崩れましたが、こうやだけは姫の前に立ちふさがりました。
2016-04-18 20:37:21「何勝手に帰ろうとしてんだハゲ。はいそうですかって納得できるはずがない。」 こう言い放ったこうやに対して、 「そうですね。お詫びにはなりませんがこれを受け取ってください。」 姫はあるものを手渡しました。 そう、それは竹バイブのリモコンだったのです。
2016-04-18 20:40:59「これは私の精米気を込めて作った竹バイブです。たとえどんなに離れても、どんなに時が経っても、私の持つ本体を動かすことができます。これがある限り私とあなたはいつでも、どんな時でもつながっています。」 リモコンを手渡した姫は宙に浮かび始めました。 「みなさん、さようなら。お元気で。」
2016-04-18 20:44:20「待て、待ってくれ!しおん姫!いや、誤字精米竹堀姫ぇえええええええ!!!」 「その名前で呼ぶんじゃねーよハゲ!!アホか!!最後くらい空気読めよ!!」 こうして姫は月へと帰って行きましたとさ。 完
2016-04-18 20:47:41以下感想
竹堀物語、自分を偽る詩音にゃんとヘタレ攻めなのに勇気出すこーにゃんの描写がやたらリアルで非常に良い。ノンフィクションだったっけこれ…((
2016-04-18 20:47:07