【3周年目記念企画】エルメロイは霊子柩の夢を見るか？

逃亡のケイネス @No_neth

さて、今日はまだこんな時間だが早目に床に着くとしよう。久しぶりに大掃除をしたから疲れてしまった…（半乾きのままの金髪を撫で付けながらベッドに入り）

柩のランサー @Diar_mad

ふむ、こんな時間か……。俺もそろそろ横にならなければ（時計を確認すると、いそいそと寝室へと入って行き）

逃亡のケイネス @No_neth

………………（ハッと気が付き、背中が痛いと横たえていた身体を起こすと辺りを見回して）…………私はベッドで休んでいたはずなのだが（柔らかいスプリングベッドだと思い背中を預けていた所は硬い地面で目の前には霧がかかった遊園地が）…………（思わず絶句し）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth ケイネス殿、ケイネス殿（無邪気に笑顔で手を振りながら、遊園地の入り口に立ちすくむ主君に駆け寄って）待ってました、はい、ケイネス殿の分も買っておきました、いきましょう！（入園券を二人分持った手ではない方で手を繋ぎ、逸る気持ちのまま中へと入っていき）

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad なっ！？（見慣れた顔、といっても随分と幼くなってしまった従者の姿に驚き）お、おい、お前…柩だろう、説明したまえ！どういう事だ此れは！あと何だ此の巫山戯た格好は……って待て、走るな！（子供とは思えない力で無理矢理門をくぐらされ入園してしまい）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth はい、ひつぎですよー。今日はケイネス殿と遊んで回れるなんて、とっても嬉しいなぁ。ほら、迷路もメリーゴーランドも、観覧者にボート、ジェットコースターや、風船もいっぱい、遊びたい放題ですよ！（話を聞いているのかいないのか、辺りを指さしながらくるくる回って語り出し）

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad （思考力の低下…姿だけではなく脳味噌まで退化してしまうとは…）待て！こんなよく分からん所に来てのうのうと遊べるか。私は帰らせてもらう、出口は何処だね？（浮かれた様子の従者の目線に合わせる事なく上から人睨みし）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth えぇ？折角来たのに、もう帰っちゃうんですか？（苛立った声を以外とばかりに見上げて不思議そうな顔をして）俺と一緒に遊びましょうよ。そんな急いでるわけでもないんでしょう？ほらほら、どれにしますか、ケイネス殿は、頭が良いから、迷路なんて、楽しいと思いますよ？

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad …………（如何いうつもりだ…余りにも無警戒過ぎる。まさか此の少年はディルムッドではないのか？）（そうだった場合は此の遊園地は奴のテリトリーという事か…下手に出口を探そうとするのは危険かも知れん）……分かった、迷路だけだぞ（迷路の中で少し考えをまとめよう）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth わぁ！やったぁ嬉しいなぁ！では迷路に早速行きましょう！離れないように、しっかり手を繋いでおきましょうね（承諾されれば、すっかり上機嫌になりいつもより二回り程小さい手できゅっと握りしめて、意気揚々と迷路へと歩いて行き）ケイネス殿、絶対、離れちゃダメですよ？

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad ああ、（繋いだ小さな手から感じる微弱な魔力は確かに常に従えているサーヴァントと同じもので）…………（やはりディルムッドか…此奴私に記憶の共有だけではなく、夢魔紛いの事まで…）お前がそう言うのならば後について行くとしよう（ならば取り敢えず従っておくか…）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth そうですよ、俺から絶対、離れてはいけないんですから。ほら、迷路の入り口ですよ、フリーパスだから、すぐ入っちゃって大丈夫ですよ。わくわくしますね！ケイネス殿。出発進行！（るんるんと繋いだ腕を揺らして、ただただ楽しげに笑顔で見つめて）

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad フリーパスね……はいはい（ぐにゃぐにゃと曲がった道をただ追いて行き）……（歩きながら道を作る高いコンクリートの壁を見つめ魔力の綻びが無いかを探して）（ふぅん、中々良く出来ている。さて…如何やって出ようか…）（あからさまにキョロキョロと辺りを見回して）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth ケイネス殿、どこが出口でしょうね、俺にはさっぱり、分かりませんよ。今度はどっちに行けばいいと思います？……ケイネス殿？（迷路をあちらこちらを夢中で歩き回っていると、ふと主君が黙り込んでるのが気になり歩みを止めて）どうしました？何か見つけたんですか？

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad …いや、何も…此処先程も通らなかったか？分からなくなってしまった（此の中で索敵能力のある月霊髄液が有効かどうか……胸を撫で礼装の下の試験管を確かめると其れとは別に細長い何かが指に触れ）……おお、此れで…（胸元からペンを取り出すと壁に小さくマークを付け）進むぞ。

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth なるほど！ケイネス殿は、やっぱり頭がいいなぁ（説明されればすぐ納得したようににっこり笑って、先を促されるとはい！と元気よく返事をしてまた歩き始めて）出口、早く見つかるといいですね。でも、ケイネス殿は頭がいいから、きっと大丈夫ですよね。

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad 頭が良いのは分かったがそう何度も言うな………あ……………（歩き始めて最初の角を曲がるとペンで印を付けた壁に戻って来ており）…………如何いう事だ。まさか最初から同じ通路を歩き回っていただけだったというのか？（じわりと脂汗をかき、目下にいる少年を横目で見つめ）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth ……どうかしましたか？（急に動揺した主君の様子に、自分もと壁に視線を向けると、先程の印を見つけて、あぁ、と声を落とし）戻ってきちゃいましたね。さっきの道は、正しくなかったみたいです。……飽きちゃいました？（印から目線を外し、見つめ返すように静かに顔を向けて尋ね）

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad …………（ギッと睨むと其の儘壁の印に視線を戻し）（小馬鹿にしおって…奴の態度…やはり此の場はディルムッドの支配下という訳か）……そうだな、少し歩き疲れてしまった。もう10分近く歩った気がするしな…出られるのか？（無邪気を装った姿に苛立ちが募るもぐっと堪え）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth ……ケイネス殿があんまり楽しく無さそうですから、そうですね、もう出てしまいましょうか。迷路は外れでしたね（穏やかではない主君の様子に気にした風でもなく、手を引いて先を歩き、迷いなく曲がりくねる道を進み）はい、出口ですよケイネス殿（あっけなく、出口へと辿り着き）

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad （基準は其処なのか）やはりディルムッドなのだな…（何処か諦めたような声色でそう漏らすが、外れの一言が引っかかったまま出口まで導かれ明らかに不機嫌な顔になり）…………有難う（一応機嫌は取っておく…夢魔に逢った時の鉄則だ）（柔らかい黒髪を一撫でし）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth そうですよ？ケイネス殿は、俺が偽物だと思ったんですか？（あからさまにしょぼくれた顔をして俯くも）……！（有難うという言葉と頭を撫でられた感触にすぐさまパッと顔を上げて明るい表情をし）どういたしまして！次はどこに行きましょうか！もっと楽しいところへ、行きましょう！

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad お前の乗りたい物で良いぞ（乗りたい乗り物なんぞ無いが……しかし）……（辺りを見回してなるべく空間が開かれた遊具を探して）…あー…メリーゴーランドなんか如何だ？馬に馬車もあるぞ（遠くの方で鈍く光る回転木馬を指差して）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth 馬！（指さされた先の回転木馬に目を輝かせて）馬に乗るのは、得意ですよ！俺はなんたって、騎士でしたからね！ケイネス殿を、お連れしますよ、さあこちらへ！（にこにこと手を引き、乗り場へと案内すると、真っ白な回転木馬の前に行き）この馬が、ケイネス殿に一番良いです！

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad ああ、お前が騎士様だったのはよーく存じ上げている（白馬を指差されどんなイメージだと首を傾け）（まだ何をしでかすか分からんから近くに置いておくか）…では、騎士様のお手並み拝見と行こうか。此の白馬を操って頂けるかね？（子供をひょいと白馬に乗せ其の後ろに自分も跨り）