【3周年目記念企画】エルメロイは霊子柩の夢を見るか？

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth （軽々持ち上げられて白馬に乗せられると、見た目相応の幼さできゃっきゃとはしゃいで、手綱を握る真似をして後ろを振り返り）勿論です！我が馬術、ご覧ください！（そして腕を振るって両足で白馬の腹を叩くと、呼応するように軽やかな音楽を流しながら回り始める回転木馬）

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad （迷路の時とは打って変わり機嫌が良くなった様子に一息吐き）（今なら何か夢から醒める手掛かりが聞けるかも知れん）ひつ…ディルムッドはいつから此処にいたんだね？見た所他に人の姿は無いようだが…（揺れに耐えようと腕を伸ばし小さな身体越しに馬の首を掴んで）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth （後ろに主君を座らせ、回転木馬の揺れる感覚に楽しげに鼻歌を歌いながら身を任せていた所に、頭上から振ってきた声に首を傾け）いつからですか？俺はずーっとここにいましたよ？（特別機嫌がいいのか、さして隠す様子もなく、さらりと質問に答えると、また前を向いて歌い始め）

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad ずっとか……（此の遊園地に子供の精神が…。心の根底の具現化という事だろうか。心理学は専門外だが…）野暮な質問かもしれないが寂しくなかったのかね？こんな無駄に広い遊園地に一人は心細かっただろう（機嫌良さそに揺れる丸い後頭部を見つめ）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth 寂しくありませんでしたよ。だってケイネス殿が来るのが分かってましたから。俺はずっとケイネス殿とここで二人で遊んでいたかったんです、ずーっと。だからずーっとマテルんですよ（何でもないように、至って平然と語りながら、甘えるように後ろの主君に背中を預けて寄り添い）

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad 二人で遊んでいたかった、ね……（もたれ掛かってきた薄い背中を胸で受け止め）私が来るのは分かっていたならば、ずーっと二人で此処に居るのも難しい事だと分かっていたのだろう。其れでも待つつもりだったのかね？

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth ……え？（背を預けたまま顔を上げ、真下から主君の碧瞳を真っ直ぐその琥珀の瞳で射貫き）だってケイネス殿は、ずっと俺と一緒にいてくれるんでしょう？（そう口にした途端、鳴り響いていた愉快な音は途切れ、それに従うようにガコンッと回転木馬も停止して、一切の無音に包まれる）

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad …ッ（機嫌を損ねたか）（真っ直ぐと、自分を手放す訳がないと信じて疑わぬ琥珀色に見つめられ少したじろぎ）…おや、メリーゴーランドが止まってしまったようだ。さて、次は何に乗ろうか（馬から降ろし）（相手は腐っても英霊だ。此の儘閉じ込めらる可能性が無いわけではない…）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth そうですね、楽しかったのに、すぐ終わってしまいました（顎を持って考える仕草をすると、思いついたとばかりに手を叩き）観覧車にしましょう、観覧車なら、ゆっくりのんびり乗れます。ケイネス殿も、もっと俺とお話したいですよね？（同意を求めるように、ことりと、首を横に倒し）

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad （お前がメリーゴーランドを止めたんだろうが…）……ああ、観覧車なら落ち着けて話せるな（完全個室というのが少々不安だが）（此方から手を繋ぎ直し観覧車の方へと歩き始め）…楽しいかね？（聞き逃してしまいそうな小さな声で聞き）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth フフッ、では観覧車、行きましょう、行きましょう（幾分か機嫌を直したのか、少しばかり笑みをたたえて手を握り返しながら、霧のかかった遊園地をまた歩き出し）楽しいですよ（すぐに答えを返せば、一拍置いた後手を握る力をほんのり強め）二人きりですし。

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad （握る力が強くなった小さな手を優しく握り返し）……そうか（無言の中観覧車の乗り口まで歩き）…係員もおらんのだな。勝手に乗ってしまうか……（ゆっくりと乗り場に回ってきたゴンドラに手を掛け扉を開けると、またディルムッドを抱えて乗り込み其の儘座席に座って）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth 言ったでしょう？二人きりですからね（無人の遊園地の様子に、気にする様子もなく、ゆっくりと降りてきたゴンドラを眺め）……あっ（抱えられたまま膝の上に座らされると、物静かなままでも表情を柔らかいものにして、少しずつ離れていく地上を足をぷらぷら揺らしながら見下す）

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad …流石にゴンドラが傾いてしまうな…（子供の視線を追うように斜めになった窓から地面を見下ろして）（大人しくなった子供の頭をそっと撫でて）先程は気を悪くさせたようで、済まなかったな（其の儘鼻先を黒髪に埋め髪の毛に口付けし）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth フフッ（口付けにこそばゆさを覚えて、短く笑うと、自分を抱える腕をぎゅーっと細い両腕で抱き込んで）平気ですよ、一緒に遊んでくれて有難うございます。ほら、見てくださいケイネス殿、天辺まできましたよ（窓の外を指さして、興奮したように膝の上で体を揺らし）

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad （指差した先に視線を移すと遊園地の外は一面真っ白な濃霧に覆われており）……（参ったな……遊園地の外に出口は無いようだ…。子供の奴にとって此の遊園地が世界の全てなのか…）（微かに身震いする両腕で目の前の小さな体を抱き締め直し、起きろ起きろと祈る様に念じ）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth （窓の外を眺めていると、自分を抱きとめる腕が震えているのに気付くと、ぽんぽんと慣れた手つきで慰めるように優しく叩くと、するりと主君の腕から出てしまい膝の上から降りると、ゴンドラを揺らさないように対面の席へと座り直す）（傾いていたゴンドラが、ぴたりと水平になって）

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad （自分の腕から相手がいとも簡単に抜け出してしまい、まさか此処にいたくないことが暴露たか！？と慌てて顔を上げ）…如何した？もうお膝は良いのかね？（目の前の子供ににこり、と微笑み）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth いえ、出来ればずっと座っていたいくらいなんですが（そこで一旦言葉を区切って、自分の前髪を弄り）今のケイネス殿では、俺を抱えるのは重そうですから（水平になっているゴンドラを、足で叩いて、ぐっと揺らして遊びながら答えて）

逃亡のケイネス @No_neth

@Diar_mad は？（相手の言っている意味が分からずに自分の格好を見下ろすとトレーナーの袖に両手は隠れてしまっていて）は？何だ此れの姿は！？（鈴の様な高い声、今にもずり落ちそうなスラックスに己の身体の異常を察知して）な、……ぐ、……！（突然大きな耳鳴りが聞こえ意識は遠退き）

柩のランサー @Diar_mad

@No_neth ほらケイネス殿、結構話ていたらもう観覧車も終わりですよ。次は何をして遊びましょうか。まだまだ遊ぶものがいっぱいですよ、楽しみですね（霞んでいく視界の中で、穏やかに笑いかけながら、地上に近づいたゴンドラの扉に手をかけて、それはそれは愉快そうな声色で幼子は紡いだ）

柩のランサー @Diar_mad

（小鳥の囀りを耳にして、元々癖のある髪を更に寝癖ではねさせた頭で、白みだした窓の外の景色をぼんやりと眺め）……犬の散歩に行かないと（欠伸を噛み殺して、寝台から降りて裸足でぺたぺたと歩き、未だ眠る主君を残して寝室を出て行き）

柩のランサー @Diar_mad

おはようラッシー、散歩に行くぞ（リードを片手に、愛犬の首輪に金具をはめると、屋敷の外へ軽く駆けだして散歩に出かけ）

柩のランサー @Diar_mad

（すっかり日が暮れてしまい、虫の鳴き声が聞こえる中、暗い中屋敷の窓を一つ一つ閉めて行き）（玄関まで歩くと、一度扉を開いて外の景色も一瞥すると、鍵をかけ）（屋敷の中の明かりが、ぽつ、ぽつ、と灯っていくのが外から見える）

柩のランサー @Diar_mad

（すっかり冷えて固くなってしまった、朝食、昼食にラップをかけて、冷蔵庫にの中にしまい込み、ついでに中身を物色すると、食材をいくつか抜き取って、台所へと向かい）（屋敷の中から聞こえる生活音は、一つだけ）