日本会議の問題ってのは、日本会議の危険性でも、日本会議の宗教性でもなく、「日本会議以外の我々の問題」なのだ by 菅野完
- scavenger0519
- 5778
- 7
- 0
- 0
「羽織ゴロ」 「スパイ」 「裏切り者」 「カルト」 「しょせん、共産党」 「にわか」 「自称物書き」 。。。これ、『日本会議の研究』が出てからここ数週間、僕が浴びた罵声。 で、これ言ってるの、日本会議の人でも、右翼の人でもなく、みんな左翼界隈の人らね。
2016-05-03 07:58:04『日本会議の研究』読んで、そう思ってもらえるのは、まさに狙い通り。 僕は「安倍政権を支える巨大組織・日本会議!!」なんて話より、「あー。これとあれ一緒なのかー」って話をしたいわけだし。
2016-05-03 09:03:02
おはようございます。富山で目覚めるなう。ベッドの中で『日本会議の研究』を読了。終わりの方で、日本会議のブロフェルドみたいな人が出てきて、それと若き日の鈴木邦男さんが戦うという予想外のはらはらどきどきの展開になりました。著者の資料発掘の努力に脱帽です。
2016-05-03 07:29:55少数であっても、結束の固い結社が半世紀にわたって地道な「市民活動」を続ければ政治過程を支配できるという生きた教訓ですが、やはり中心に霊的次元での「啓示」がないと半世紀はもたないでしょう。左翼の本質的な弱さはそこですね。
2016-05-03 07:35:36左翼の場合、霊的統合を代理しているのは独裁者への個人崇拝ですが、これは害の方が多い。「歴史を貫く鉄の法則性」信仰は歴史によって簡単に反証されてしまうし…やはり「マルクス教」かな。でも、「教祖」であるためはもうちょっとカリスマ性と惻隠の情が欲しいなあ。
2016-05-03 07:43:37新幹線まで時間が少しあるので、『文學界』の原稿を書きました。「18歳の君が投票するとき考えてほしいこと」。白馬の丸山さんの教えを書きました。丸「スキーでは正しい位置に立つことが大切です」内「先生、『正しい位置』って、どこですか?」丸「正しい位置にいつでも戻れる位置です」
2016-05-03 09:08:02なるほど。「正解」というのは固定的なものではなくて、「そのつど千変万化する最適解を瞬時のうちに選び得ることのできる可動性の高さ」という次数の一つ高い能力のことなでした。奥が深いなあ。この知見は極めて汎用性の高いものだと思います。もちろん政策の適否を判断するときも。
2016-05-03 09:11:07だから18歳の皆さんが政治家の適性を判定するときは「異論にも耳をかたむける」ことが出来る人かどうか、間違った政策判断をしたことが事後にわかった時に「間違えました」とさくっと認めることが出来る人かどうか、それを基準にして欲しいと思います。
2016-05-03 09:14:33『日本会議の研究』によれば、すべてが始まったのは1966年7月3日長崎大学の正門前のこと。安東巌と椛島有三が徹夜で刷った「デモ反対、全学連反対」のビラを配ろうとした時に左翼の学生が「てめえら、どういう考えでこんなビラ配るんだ!」と言って椛島を平手打ちした時だそうです。
2016-05-03 09:25:33「この日のことを僕は永久に忘れない」と安東は書いています。この日から安東・椛島は左翼学生との闘争にのめり込んで行き、それが全国学協・日本青年協議会・日本会議に結実する。つまり、この「平手打ち」が半世紀後に安倍による改憲運動に結実したと言っても過言でないのです(過言ですけど)。
2016-05-03 09:31:11一人の人間が歴史に関わる事なんかできないという虚無的な考えを「リアリズム」だと思っている人が多いですけれど、そんなことないですよ。いきなりの「平手打ち」か「おい、そこどけよ」くらいの言葉だけの恫喝だったかの違いで、その後の歴史が変わったりするんですから。
2016-05-03 09:38:11日本会議が教えてくれることは、「デモや署名や抗議活動をバカにしちゃいかん」ということと「おもいで社会は変わる」「夢は諦めなければ叶う」ということ。
2016-05-03 09:42:32@levinassien 著者です。ご丁寧な解説、誠に痛み入ります。若い人と触れ合う機会の多い先生からこうした「教訓」と、そして何より「民主主義をバカにしちゃいかん」という教訓を伝えていただければ本当に冥利に尽きます。
2016-05-03 09:45:22@noiehoie ご著書、一気に読んでしまいました。徹底的に資料をして語らせ、推測を退け、主観的判断交えないという抑制の効いた手法に敬意を表します。できるだけ多くの人に読んで欲しい本です。よい仕事をしてくださったことに感謝申し上げます。
2016-05-03 09:57:03