カレーの六性図（案）

へっぽこぴーすけ @hpsuke

私の貧弱な語彙でもカレーの感想をわかりやすく伝えるため、以前公開したカレー六性図（http://hpsuke.exblog.jp/13157002/）のアップデートを図っているのですが、これがなかなか難しい…。うまく体系化できればぐっと味を伝えやすくなるんですけどね

へっぽこぴーすけ @hpsuke

とりあえず今考えているのは「香辛料系」「コク系」「家庭系」「ダシ系」「具材系」「特質系」の6系統で、これが表記の順にぐるっと円を描いて並んでいます（香辛料系と特質系は隣り合っています）

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「香辛料系」：本格インド料理店なんかで良く見られるカレー。名前の通り多種多様なスパイスを使用し、舌にピリリと来るスパイシーな辛さを持つ。その性質上辛いものが多く、人によっては食べられないことも。 インド以外にもタイやネパール等、海外（東南アジア系？）の名を冠したカレーに多い。

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「コク系」：いわゆるレストランで多く見られるタイプのカレー。野菜をじっくり煮込む、デミグラスソースを使用する等の下ごしらえにより、上品な味わいを生み出しているのが特徴。色が濃くて味も濃厚。ビーフカレーやハンバーグカレーなど、欧風の食材に強い。

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「家庭系」：日本人なら誰もが食べてきた、おふくろの味のカレー。市販のルーを使用するため、味に関してはどこの家庭も大差はないが、すでに美味い不味いというレベルを超越し、ただ郷愁があるのみである。カレーに興味のない普通の日本人が思い浮かべるカレーがこれ。給食カレーも該当。

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「ダシ系」：食堂や蕎麦屋で多く見られるカレー。日本人の舌に合った口当たりの良さが最大の特徴。和風の趣が強く、量が多めで安価な傾向がある。とにかくがっついて満腹感を得たい時の強い味方。カレーうどんやカレーそばもこの系統の一種と言える。

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「具材系」：カレーそのものではなく、具材が主役を張っているタイプのカレー。具材の味をメインに引き出すため、カレールー自体の味はどちらかというと自己主張しない傾向がある。カツカレーや餃子カレー、コロッケカレー、ウインナーカレー等が代表例。

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「特質系」：他に類を見ないような特徴を備えたカレー。意味不明な具材をコラボしたものや、辛すぎてすでに味の良くわからないもの、逆にカレー味のしないカレー等、カレーの範疇に入るかどうか怪しいものもここに含まれる。具体例としてサバカレー、白湯カレー、超激辛カレー等。

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これらの6系統は近いものほど相性が良く、離れたものほど相性が悪いという特徴があります。たとえばダシ系カレーと具材系カツカレーはどちらも食堂カレーの定番ですが、香辛料系カレーはあまり見ません。レストランカレーは大量のスパイスを使った凝ったものから家庭の味に近いものまで多種多様です

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特質系のカレーが香辛料系と具材系に挟まれているのは、これらのカレーが味や具に凝りすぎたために訳のわからないものへと突然変異を起こすことが多いからで（笑）、安定感や馴染みっぷりが売りの一般的な家庭系カレーとは対極の位置にあると言えるでしょう

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ちなみにこれらのカレーはスープカレーや欧風カレー、インドカレーといったカレーの種類とはちょっとだけ次元の違う話で、緩い相関関係はありますが例外はいくらでもあります。カレーマニアの家庭のカレーが異様にスパイシーだったり、スープカレーにダシが利いていることなど良くあることです

へっぽこぴーすけ @hpsuke

なのでこれらの語彙を組み合わせることにより、「コク系インドカレー」「家庭系スープカレー」「具材系欧風カレー」など、短い言葉で方向性を表現できる範囲がぐっと広がることを私は期待しています

へっぽこぴーすけ @hpsuke

というわけで、今後のカレー感想ではこれらの言葉を積極的に使っていくことにします。大体どんなものなのか一言で説明できるのは140字制限下ではとても大きいので。この分類にはまだ不満点もありますが、とりあえず今はこんなところで

へっぽこぴーすけ @hpsuke

カレーの系統の話を図にしてみました http://plixi.com/p/75224058