「東の魔女はもういない」感想まとめ

博麗神社例大祭13で頒布した「東の魔女はもういない」の感想まとめです。 本編に興味がありましたら特設などを覗いていただけると嬉しいです。 http://maskman.jp/reitaisai13/
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保冷剤 @hore115

読みおわた。あまり名作には詳しくないお父さんにもにやりとできる箇所があり満足。世代間百合(違うかもしれないが)らしくスキンシップは少なめ。秘封の始まりに至る、強い動機が今の蓮子の暮らしに結び付いててまた楽しい

2016-05-09 16:34:11
保冷剤 @hore115

そういえば、仮面先生の例大祭13新刊と同様「西の魔女が死んだ」に影響を受けたと思しきタイトルの本がもう一冊手元にあって。浅木原さんのだな

2016-05-10 17:56:53
保冷剤 @hore115

仮面先生の新刊からは解る範囲でコワすぎ!マーシアン、ハーモニー、あと「同じような天才が居ても稼働状態にあるとは限らない」というところに微妙に円城塔のスメルもあった気がする。肝心の「西の魔女が死んだ」は読んだことが無いのだけど。

2016-05-10 18:01:10
保冷剤 @hore115

宇佐見蓮子にまつわる呪いというべきか祝福というべきかいずれにせよ宿命が秘封倶楽部を駆動させたのだとして、その発展を支えたマエリベリーの方の因縁も気になるところ

2016-05-10 18:05:45
アラツキ @aratsuki

#例大祭13感想 La Mort Rouge『東の魔女はもういない』 読書中ずっとドキドキしてる感じでした。菫子から蓮子へ、秘封倶楽部がいつ継承されるのかと。二人の親密とも秘密とも感じる距離感がそう思わせたのかも。人物に深みを感じる描き方がほんと好き

2016-05-10 13:44:59
芋丸けんぴ@月3更新 @imoimokenpi

そして最後は仮面の男さんの『東の魔女はもういない』。科学世紀に生まれ、大人、将来、才能に悩まされて心がいっぱいいっぱいになってしまった小学5年生の蓮子ちゃんが、療養のため寂れた遠野の街に住む親戚の『菫子さん』の元で共同生活をするお話。これについては語りたいことがいっぱいある…!

2016-05-11 17:39:52
芋丸けんぴ@月3更新 @imoimokenpi

まず蓮子ちゃんがかわいい!!初めて食べる自然の料理の味にびっくりしたり、菫子さんの話す不思議な体験に興味津々にうなずいたり、普段の便利な生活から離れて困惑したり!twitter.com/imoimokenpi/st…

2016-05-11 17:47:19
芋丸けんぴ@月3更新 @imoimokenpi

特に睡眠時処理から離れて初めてみた夢に驚いておもらししちゃうシーンは…フフ…不覚にも…( 恥ずかしくて泣いちゃう蓮子ちゃんを慰める菫子さんがとても素敵!!菫子さんの子どものような明るさにとても癒やされる…twitter.com/imoimokenpi/st…

2016-05-11 17:53:03
芋丸けんぴ@月3更新 @imoimokenpi

そして菫子さんの家に現れる透明な訪問者、道士服の謎の女性、菫子さんが書いた『秘封倶楽部活動記録』という小説に現れる『モコウとケイネ』…。蓮子ちゃんの田舎暮らしは不可思議現象が一杯で読んでてワクワクしました! twitter.com/imoimokenpi/st…

2016-05-11 18:00:01
芋丸けんぴ@月3更新 @imoimokenpi

そしてエピローグのある一文にドキリとさせられる展開…。小学生の時に図書館で小説をドキドキしながら読んだあの感じを思い出す素敵な作品でした!twitter.com/imoimokenpi/st…

2016-05-11 18:02:39
芋丸けんぴ@月3更新 @imoimokenpi

語りたいことがいっぱいだけどネタバレになっちゃうもどかしさよ…。そうそう、菫子さんがよく口にする21世紀あるあるにクスリとしてしまうんですよねぇ…。ブギーポップとか…!twitter.com/imoimokenpi/st…

2016-05-11 18:05:31
芋丸けんぴ@月3更新 @imoimokenpi

いっぱい語ってしまったのぜ…。正直今日やることいっぱいあったのにそれほっぽってまで一気に2時間かけて読んでしまうくらい面白かったのぜ…

2016-05-11 18:08:35
ひとひら@冬 @allenemy

「東の魔女はもういない」@robert2nd さんの秘封本。そうよね……ちょっと変わったところのある少女は魔女に出会うものよね……ふふふヨイワーってなる本。菫子―蓮子のラインをがっつりと掘り下げてくださってました。あともこたん。(続

2016-05-11 21:24:00
ひとひら@冬 @allenemy

仮面さんの本、しょっぱな冒頭部分で、「この世界はこういう世界なんですよ」というのを詳細に描写してくれるのが良いなあと思うのでした。いいよねこういう行き詰ったようなそうでもないような科学世紀の描写。カテゴリーエスキテル。

2016-05-11 21:25:21
enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

『東の魔女はもういない』 発行:La Mort Rouge 著:仮面の男氏 装画:さば缶氏 文庫200ページ

2016-05-11 22:02:09
enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

あらすじは「天才児である宇佐見蓮子はその天才性ゆえ科学世紀の機械的な学習に精神が順応せず体に不調を来たす。夏休みに療養のために訪れた遠野で彼女を迎えたのは、かつてカテゴリーエスの怪物としてその名を轟かせ、齢百を越えてなお若々しい彼女の曾叔母でもある宇佐見菫子だった――」というもの

2016-05-11 22:09:03
enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

頭の回転が早く、利発な蓮子が菫子の旧来の生活に目を白黒させながらも、好奇心を持って順応しようとし、そんな菫子を微笑ましく見守り導こうとする菫子がなんというかいい雰囲気で、読んでいて目が細まる。

2016-05-11 22:13:16
enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

秘封の同人を出しているものの端くれとして、これは考え付かなかったなと唸ったのが冒頭の蓮子と名もなき同級生のやり取りで、優秀たれと迫る社会に対して子供たちがどのようなメンタリズムを持つのかがすらっと書かれている。

2016-05-11 22:15:53
enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

また複数の統一原理というのが、詳しくは話せないが例大祭の新譜である「燕石博物誌」のメリーの見えるアレと非常に近しい概念で、なんというかジャストミート感を覚えた。

2016-05-11 22:17:56
enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

ともあれ、「枠をはみ出た天才でもある蓮子を導く菫子」というのはタイトル元になった「西の魔女が死んだ」と相通ずるものがあり、丹念な描写で描かれていて大変心地よい

2016-05-11 22:21:50
enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

一方で、菫子がどうして若々しい姿のままなのかの謎とそれの解決は若干紙幅が足りず、性急な感があると思った。作中時間で七日かけて真実を話すということなら、やはり七日に分けて、毎晩ベッドで蓮子が反芻し翌日に答え合わせをするくらいの方が読者側としても考える時間ができたと思う。

2016-05-11 22:25:55
enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

七回は多いので、三日かけて三回かな。

2016-05-11 22:26:37
enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

最後に蓮子が秘封倶楽部として動き出すところはぐっと来るのだが、そういう意味でもはり菫子の過去と願いをきっちりと書いてほしいというのが正直な感想。

2016-05-11 22:29:13
enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

万人におすすめできる良い作品のだけれど、良いからこそよりよくなってほしいという贅沢な感想である。 おわり

2016-05-11 22:30:22
enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

@robert2nd そうですね。菫子の話を聞いて、蓮子が何を感じたのか、そして菫子に対してどのような感情を抱くのか……というのが個人的には読みたかったです。そしてそれが秘封倶楽部となることの直接の動機とはならずとも、より深みを与えてくれたのではないかな、と思います。

2016-05-11 22:42:30