原子力市民委員会 声明「熊本地震を教訓に原子力規制委員会は新規制基準を見直すべきである」発表 記者会見

2016年 5月 17日 満田夏花さん @kannamitsuta の 連投ツイート
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満田夏花 @kannamitsuta

原子力市民委員会の記者会見、まもなくはじまります。 原子力市民委員会 声明 「熊本地震を教訓に原子力規制委員会は新規制基準を全面的に見直すべきである」 ccnejapan.com/?p=6739

2016-05-17 12:59:40
満田夏花 @kannamitsuta

①原子力市民委員会の記者会見に沿って、声明のポイントをツイートします。「原子炉等規制法64条には、原子炉等による災害発生の急迫した危険がある場合において、災害を防止するため緊急の必要があると認めるときは、災害を防止するために原子炉等の使用の停止…を講ずることを命ずることができる

2016-05-17 13:06:02
満田夏花 @kannamitsuta

② 今回の熊本地震を契機に、原子力発電への国民の不安が高まっている。とりわけ九州電力川内原子力発電所1・2号機の運転停止を、九州電力や原子力規制委員会に対して要求する動きが、九州の住民たちを中心に広がっている。…住民たちの不安は杞憂であるとは言い難い。むしろ、…」

2016-05-17 13:07:43
満田夏花 @kannamitsuta

③むしろ、われわれがまだまだ自然現象の全容を理解していないという事実をこそ認識すべきである。

2016-05-17 13:08:05
満田夏花 @kannamitsuta

④「熊本地震によって、新規制基準の欠陥が明白となったので、一刻も早く新規制基準を見直し、「改正規制基準」を制定すべき 。(危険の急迫に関するガイドラインも作るべき。)」

2016-05-17 13:09:30
満田夏花 @kannamitsuta

⑤「川内1・2号機は現時点で、十分な安全性が確保されていないので、原子力規制委員会は、「改正規制基準」が策定されるまで、川内1・2号機を停止するよう、九州電力に要請すべき。そしてバックフィットルールに則り、「改正規制基準」のもとで新たに審査を進めるべき。」

2016-05-17 13:09:58
満田夏花 @kannamitsuta

⑥「実効性なき地域防災計画…「防災・避難インフラ」(避難先、避難手段、避難・防災組織、情報の伝達・共有等)が完全な機能を果すことを前提とした机上の計画であり、また要援護者(高齢者、入院患者、介護施設入所者等)への配慮も欠けている。福島原発事故の教訓を忘れている。」

2016-05-17 13:11:02
満田夏花 @kannamitsuta

⑦「複合災害に対応できない・・・現在の原子力災害対策指針や防災計画は、屋内退避に過度に依存したものとなっている。だが熊本地震のように、地震で家屋が崩壊または屋内にとどまることが危険な状況では、屋内待避に依存した防災計画では無力であるばかりか、むしろ危険性を高め、混乱をまねく」

2016-05-17 13:12:08
満田夏花 @kannamitsuta

⑧「防災関係組織の要員の安全確保についても、今の防災計画では決められていない。被災者の避難や輸送にあたる輸送業者、福祉関係者、自治体職員なども被ばくの危険にさらされるが、一般の労働者に被ばくを強要するような作業を課せられるのかという問題が未解決のまま。」

2016-05-17 13:14:24
満田夏花 @kannamitsuta

⑨耐震設計基準の不十分さ…今回の熊本地震は、今までの基準地震動Ssに対する設計方針の根幹部分の限界を露呈させている。それは単一の大きな地震動に、原子力施設が耐えればよいという考え方に立っていることである。

2016-05-17 13:16:01
満田夏花 @kannamitsuta

⑩「重要度Sクラスの設備は、基準地震動Ssによって設備に塑性変形(変形が完全に元に戻らない状態)が生じても、機器、配管などが破損して安全機能を失わなければ良いとされている。ところが熊本地震では、益城町において震度7の地震動が繰り返し襲うなど、「繰り返し地震」が起きている。」

2016-05-17 13:17:01
満田夏花 @kannamitsuta

⑪「九州電力は、発電用原子炉を運転中の、全国で唯一の電力会社である。安全が保証されない状態で川内1・2号機の運転を続けることの経営リスクを真摯に検討すべきである。」

2016-05-17 13:18:34
満田夏花 @kannamitsuta

⑫「鹿児島県は、県民の生命・健康・財産を守る責任を有する。現在の新規制基準がその使命を果す上で不十分であることを認識し、その見直しを原子力規制委員会に要請するとともに、九州電力への再稼働同意を取り消す勇気が必要である。」

2016-05-17 13:18:57
満田夏花 @kannamitsuta

13新潟大学名誉教授の立石雅昭さんのお話。16日の未明の地震を本震とせざるをえない、というのが異例。まずは川内原発を止めるべきと多くの人が思った。規制委はそれに真摯に応えるべき。 pic.twitter.com/sp0M5qbrMQ

2016-05-17 13:22:35
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満田夏花 @kannamitsuta

14)立石さん「3・11のときを思い返しても、1ヵ月後にいわきで大きな地震が襲い、大きな被害がでた。2016年熊本・大分地震の特徴(中間的見解)①移動する震源 ②規模の大きな余震活動が頻発。」

2016-05-17 13:24:45
満田夏花 @kannamitsuta

15)立石さん「16日中には 阿蘇地方から別府湾周辺(別府-万年山断層帯)や日奈久断層帯中央部でも活動。九州を横断する長さ100~120㎞を超える地域で、次々に震源断層が移動。震源がどのように移動するのか、現在の知識では予測ができない。」

2016-05-17 13:25:43
満田夏花 @kannamitsuta

16)立石さん「震度5弱以上の地震(18回)が近年のどの地震よりも頻繁に発生している。震度7が2回。4月29日の震度5強を最後に規模の大きな揺れは今のところ収まっている。しかし、6日にも震度4の揺れが相次いで観測されている。」

2016-05-17 13:27:26
満田夏花 @kannamitsuta

17)立石さん「耐震設計上新たな課題:従来の耐震設計は一回の大きな揺れを想定。 断続的に大きな揺れが襲った場合に、重要構造物がどうなるかは未検証。」「私たちの主張は明快。まずは、川内原発を止めるべき。これが普通の市民の感覚。」

2016-05-17 13:28:07
満田夏花 @kannamitsuta

18)立石さん「2004年中越地震も比較的規模の大きな余震の発生が特徴。しかし、中越地震において、なぜ、こうした地震が相次いだのかという地質学的特徴についての解析が不十分。」

2016-05-17 13:32:56
満田夏花 @kannamitsuta

19)続いて、筒井哲郎さん(原子力市民委員会・規制部会)。「川内原発のSsは、初期設計時270ガル、372ガルから、今回の申請では620ガルと引き上げられているのに、躯体や機器の構造は変わっていない。計算方法を変更して、クリアしている。(余裕を削除)」

2016-05-17 13:43:32
満田夏花 @kannamitsuta

20)筒井さん「耐震性審査の不透明 重要な部分は「白抜き」「黒塗り」で外からは妥当性がわからない。特定重大事故対処設備(テロ対策など)の期限延長。免震重要棟の取りやめ、防災避難計画は、審査対象外、立地審査指針は棚上げなど、審査から除外されてしまった重要な項目がいくつもある」

2016-05-17 13:46:27