第4回おそチョロわんこそば

やってまいりました、職人による高速そば打ち
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吟花@固定で企画宣伝中 @ginka_rin

【リーマン】ず、と飲み込んだジュースのパックを潰してゴミ箱に投げ入れると、ぐっと椅子の背もたれを引かれた。「ん」差し出されるメロンパン。「いらない」「いや食えよ。お前どんだけ食ってないの。怒るよ俺」する、と頬を撫でる手に溜息を吐く。「じゃあ食べさせて」どうせなら、甘えていいかな。

2016-05-28 00:33:12
フグパンチきぬさや( '-' @MotimotiSasan

【リーマン】「なあチョロま、」つ。呼びかけた瞬間、その姿が視界から消えた。カーペットの上に力なく横たわる彼は見るからにぐったりとしていて。「おい!チョロ松!?チョロ松!?」慌てて抱き上げるとぐう~~と響き渡るお腹の音。「え…」今日一日飯食べてなくて、と申し訳なさそうに微笑む彼を→

2016-05-27 23:59:34
フグパンチきぬさや( '-' @MotimotiSasan

@MotimotiSasan 少し強く睨みつける。「早く仕事終われせて家に帰ってふたりきりになりたくてさ…」「ばっ、…!」それで身体壊しちゃ意味ねーだろ!? 微妙にはみでた…

2016-05-28 00:00:12
しづき▲▽▲ @s68z36k

【リーマン】いつになったらこの思いを棄てられるのだろう。出口の見えないトンネルをずっと走らされている気分だ。「なんか、今日元気無いなお前」なんですぐ気付くの、「ちょーっと笑ってみ?」なんですぐ励ましてくれるの、「...お前みたいに笑えるかよ」どうしたってこいつの隣を離れられない。

2016-05-27 23:45:55
原稿中につき低浮上ありーしゃ @areesha_arsha

【リーマン】上席に座る人。女性に優しく、部下にも優しい。誰にでも好かれるあの人。一方僕はというと、小姑だの細かいだのと言われているのは知っている。あの人のように器用にはなれない。だけどせめて、少しだけつか付けるようにと願うだけは。「チョロ松?頑張ってるじゃん」それだけで頑張れる。

2016-05-27 23:43:03
原稿中につき低浮上ありーしゃ @areesha_arsha

【リーマン】はぁ。胃がキリキリする。わかってる食べなきゃって。だけど食が進まない。でも食べなきゃ。ピーンポーン。こんな時間に誰だろうか。業者?しかし鳴り止まないベル。「あぁもう!勧誘はお断…」「ちゃんと見てからしゃべろうね?ほら、はい」あぁ、なんでお前はそうやってすぐ気づくの。

2016-05-27 23:53:25
原稿中につき低浮上ありーしゃ @areesha_arsha

【リーマン】休憩がずれたせいか、人が少ない。おばちゃんからお盆を受け取り、席につく。ああ、疲れた。「よぉ!」あれ?こいつもこれから休憩?「お前も休憩?」「んーまぁ、そんなとこ」そんなところって。一人寂しくご飯より、こいつと話しながら食べる飯はうまい。疲れも飛ぶ気がするから不思議だ

2016-05-28 03:08:20

デビめが

雪那🎲⛩️ @setuna_matu

【デビめが】「いい加減遊びに来るのをやめたらどうですか?」そう告げるも悪魔は聞く耳を持たない。…いや私が悪魔の心配する必要ないのですが、こ、こんなのでも通ってくれるから仕方なくですね…!…でも遊びに来なくなったら寂しく思ってしまうのだから、完全に絆されてしまってますね

2016-05-27 23:47:50
吟花@固定で企画宣伝中 @ginka_rin

【デビめが】「女神様ってそこから出れないの?」腰から下は水面下に沈んだまま、宙を漂う悪魔に苦笑する。「離れることはできません」「えー。ちょっと散歩しない?俺おぶるよ?」「遠慮しておきます」僕の足首についた枷が泉の底と繋がっていると知ったら、この優しい悪魔は助けてくれるのだろうか。

2016-05-28 00:11:29
フグパンチきぬさや( '-' @MotimotiSasan

【デビめが】「わたしを食べたいのでしょう?殺したいのでしょう?」凶暴に煌めく瞳は獰猛な赤。ぎりぎりと手首を抑える力は加減を知らず、きっと呼びかける声すら聞こえてないだろう。それでも彼の瞳からは絶えず雫が溢れていて。「大好きでしたよ、悪魔」さあ、私と一緒に地獄へ落ちましょう。

2016-05-27 23:47:21
しづき▲▽▲ @s68z36k

【デビめが】満月がぷかぷかと夜空に浮かぶ頃、そっと泉へ向かって空の散歩。昼間とは違うひんやりとした空気の中で聴こえてくるのは、透き通る謡声。月明かりに照らされて、真っ白な衣を纏いながら哀しそうな詩を紡ぐ横顔。触れたくて触れられない。どうしたら幸せな唄を俺にくれる?いとしい女神様。

2016-05-27 23:56:23
原稿中につき低浮上ありーしゃ @areesha_arsha

【デビめが】今日もあの人は来なかった。対極にいるあの人に触れることも触れられることもできないし、そうしてはいけない。本来なら言葉を交わすことさえ許されない。だからせめて話しかけられれば答えたい。なのに昨日も今日も来ない。恋しくなるなんていけないはずなのに。今日も寂しく泉に立つ。

2016-05-27 23:45:02

警マネ

雪那🎲⛩️ @setuna_matu

【警マネ】「あれ、僕の眼鏡知らない?」風呂から出て普段している眼鏡が見当たらない。別になくても見えはするがないと落ち着かない。リビングに視線を向ければ何故か僕の眼鏡をかけているアイツ。「いや、なにしてんの」「んーマネちゃんが見てる世界見えるかなって思ってさ」…可愛い事言うなばか

2016-05-27 23:53:04
吟花@固定で企画宣伝中 @ginka_rin

【警マネ】みゃう、と小さい鳴き声と共に頬にざらりとした感触が這う。薄く目を開けてみると、ひょっこり覗く猫耳。「んー、さばみそどうしたの…」その小さな体を引き寄せようとすると、顔の上に濃い影が落ちた。「マネージャーさんおはよ」先程舐められた頬に口付けが落ちる。なに猫に嫉妬してんだよ

2016-05-28 00:17:05
フグパンチきぬさや( '-' @MotimotiSasan

【警マネ】今日こそはと思ったのに。『ごめん、急に仕事が入っちゃって…』この会話、一体何回目だろう。自分も、あいつも、何度ごめんと言い合ったのだろう。それでも電話するたびに会いたいという気持ちだけが増幅していく。それでもやっぱり堪えきれず電話をかけてしまうのはきっとお互い様だろう

2016-05-27 23:52:32
しづき▲▽▲ @s68z36k

【警マネ】お互い忙しい職に就いてるものだから、世間の恋人同士の様に気軽に会えないのは仕方ない。仕方ないって分かってるけど、「...もう、つらい」ぽつりと呟く帰り道に鳴り響く着信音。耳に当てれば「ねぇ、俺もう充電切れそう、あいたい」切羽詰った愛しい声。「僕も、」早く満タンにしてよ。

2016-05-28 00:09:31
原稿中につき低浮上ありーしゃ @areesha_arsha

【警マネ】今日も明日も。きっと会えないんだろう。次はいつ会えるんだったかな…気づけば今日もてっぺんをとうに超えていた。明日は久々の休みだけど会えないんだろうな…かといって、会いたいと素直に言えない。自然と下を向いて歩く。「…お兄さん、上を向いてあるかないと。気づかれないのは困る」

2016-05-27 23:50:17
原稿中につき低浮上ありーしゃ @areesha_arsha

【警マネ】「マネージャーって大変だねぇ」何を思ったか、こいつはのこのこと撮影現場にいる。偶然だと言うが、そんなはずはない。家からも遠い撮影現場だから。あまり話すわけにもいかないし、そっと追い払おうとしたのに、ぎゅっと見えないように手をつなぐ。「早く帰って来いよ?」

2016-05-28 03:13:36

ジャスおそ

雪那🎲⛩️ @setuna_matu

【ジャスおそ】「ねぇなんでコンサートに来てくれないの」突然路地裏に引っ張り込まれたかと思えば、今話題のアイドル様。行かないというか女子だらけの所に行けねーよ!そう叫べば悲しそうな顔。いや、そういう顔させたいんじゃなくて、あーもー、なんで俺がガキに振り回されなきゃいけないんだよ!

2016-05-27 23:55:14
吟花@固定で企画宣伝中 @ginka_rin

【ジャスおそ】「お前まだ学生だっけ」「高校生だよ?」答えるとあからさまに僕を見上げる顔が歪む。「成長早すぎだろ」あぁ身長差気にしてるのか、と案外可愛らしいことを宣う彼の顔を上から覗き込む。「年下の僕に見下ろされるの嫌?」「やだ」「僕はキスしやすくて好きだけど」あぁその顔可愛いね。

2016-05-28 00:22:25
原稿中につき低浮上ありーしゃ @areesha_arsha

【ジャスおそ】「ねえ、なんで構うの?」とてもまぶしくて、キラキラしてる異次元の人。俺と同じ名前。俺とは雲泥の差がある。「かわいいから。あとほっとけない?」サラリとかっこよく言ってのける人に、思わずときめく。いやいや、おかしいだろ。だけど、ちょっと悪い気もしないような。ってあれ?

2016-05-27 23:47:25

学生

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