『蔵匿耳付 之 夢』【夢の話38】

実際に見た夢の話です。あっさりと忘れるせいで脈絡が無く、オチなんて物もありません。心の広い方向け。
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天晶 @tensyou99

自分は昔通っていた小学校の校内を歩いている。 ある人物と合流するために校内を歩いているのだが、なかなか会うことができない。 許可を取っていない不法侵入なので、意図的に教師に見つかりにくいルートを選んで動いていたが、一瞬気を抜いた際に教師の一人とすれ違ってしまう。 #夢の話

2016-05-29 21:11:49
天晶 @tensyou99

自分はそこにいるのがさも当然という体をしながら、教師から距離をとるがやはり色々と無理があったらしい。その若い男性教師は他に生徒がいたせいか、いきなり自分に話しかけてくるということはしなかったが、徐々に距離を詰めてくる。 #夢の話

2016-05-29 21:13:30
天晶 @tensyou99

階段を下って逃げようとするが和紙を拡大したようなシャッターが降りていて階段からでることができない。しかも何故か防火扉もなかった。火事とか起こったらどうするんだ。 2階分を降りたところでついに教師に声をかけられてしまう。 #夢の話

2016-05-29 21:16:15
天晶 @tensyou99

何故ここにいるのか問いつめてくる教師から何とかして逃げようと、自分は半笑いで質問をのらりくらりとかわしながら会話を打ち切ろうとするが、中々上手くいかない。 #夢の話

2016-05-29 21:17:03
天晶 @tensyou99

自分はこの学校の卒業生で校舎が懐かしくなってつい入ってしまったといってもさっぱり信じてもらえない。まあ、実際に嘘だから仕方がないのかもしれないが。 と、そこに数名の生徒たちがやってきた。手には皆一様にプリントのようなモノを持っている。 #夢の話

2016-05-29 21:18:21
天晶 @tensyou99

それは楽譜であった。どうやら教師は音楽の担当であるらしく、生徒たちは授業時間内にできなかったテストを自主的に受けに来たようだ。 教師は授業時間内にテストを全員に受けさせることが出来なかったという負い目があるらしく、自分の追及よりも生徒たちのテストの方を優先させた。 #夢の話

2016-05-29 21:19:54
天晶 @tensyou99

こちらに向かって逃げないようにと釘をさした上で生徒たちの方に向き直る。 当然、自分は逃げた。 生徒たちに向かって片手を上げて礼を告げると、音を立てないように階段を一段飛ばして駆け下りる。少し立ててしまった音は生徒の歌声で掻き消えた。 #夢の話

2016-05-29 21:21:40
天晶 @tensyou99

渡り廊下を歩いていると向こう側に青年が一人がいるのが見えた。こちらの姿を認めると同時に駆け寄ってくる。彼は自分と合流する予定の人物であった。 会えてよかった、と息を切らしながら言う青年の頭には、黒いネコミミが付いていた。 彼らは人間ではない。見た目通り、別種族だ。 #夢の話

2016-05-29 21:23:51
天晶 @tensyou99

自分は彼の誘導にに従って、校内を移動し始める。渡り廊下の向こう側は通常の教室はなく理科室や家庭科室等がまとめてある棟だ。そちらの棟へと移動してとある部屋の扉を開けた。 そこは多目的に使われる教室であった。だが、異常に広い。確実に外観よりも広いスペースが広がっている。 #夢の話

2016-05-29 21:25:45
天晶 @tensyou99

それもそのはずだ。教室部分は3分の一で残りの3分の2は別の空間が広がっているからだ。 3分の1は学校本来の多目的教室。3分の1は放送室のような様々な機器が置いてある部屋。ハイテクな感じではなく、とことなく90年代の秋葉原を思わせる。#夢の話

2016-05-29 21:28:05
天晶 @tensyou99

そしてもう3分の1はある団地の居間であった。ぶっちゃけると天晶の自宅だった。 この場所はイチイチ自分が自宅とこの放送室のような場所の行き来をするのをメンドくさがったために出来た空間だ。前記した3つの空間がねじ曲がり、融合している。 #夢の話

2016-05-29 21:29:39
天晶 @tensyou99

本当は学校は融合対象に入ってはいなかったし、自宅の居間ではなく別の一室と融合させるつもりだったし、変に融合したせいで放送室のような場所に置ける機械が随分と減ったりと、どうしてこうなったという要素が満載の空間だ。 #夢の話

2016-05-29 21:31:52
天晶 @tensyou99

これ、楽には楽なんだが面倒と言えば面倒なんだよな。と思いながら自分は校舎本来の教室を通って放送室のような場所に立ち入る。ちなみにプライバシーが一ミリもなくなったので、自分の家族と自分は他の場所に引っ越しする羽目になった。マジで意味がねぇ。 #夢の話

2016-05-29 21:33:22
天晶 @tensyou99

進行状況はいかがですかね?と、自分は雑多な機器の間に詰められるようにして配置されている研究員の一人に声をかけた。放送室のようにマイクや上げ下げするメモリや何かのメーター類が部屋の中では目立っているが、その中にいくつかのモニターを確認することが出来た。 #夢の話

2016-05-29 21:35:28
天晶 @tensyou99

大きいものではない。いくつかの小さいモニターが画面上には小さな点を明滅させている。 モニターの小さな点はバラバラで固まってはいない。しかし、きれいに散っているかというとそうでもない。ランダムに散っているというのが一番表現として正しいだろう。 #夢の話

2016-05-29 21:37:21
天晶 @tensyou99

9割ちょっと、ってとこですよ。と研究員が点が明滅するモニターから目を離さずに答える。 9割弱、か。と自分は呟きながら思案するように鎖骨の下付近を爪で掻く。放送室のようなこの場所に詰められたこれらの機器は、ある特定の条件にあてはまる人物を検索するものであった。 #夢の話

2016-05-29 21:38:27
天晶 @tensyou99

条件は体内に『赤黒い核』を有しているかどうか。 もうそろそろ行きましょう。と耳付きの青年が自分を促す。 そうだな。と自分は同意して研究員達に一言二言、声をかけると空間がねじ曲がったその場所を後にし、耳付きの青年と別の場所へと向かう。 #夢の話

2016-05-29 21:40:45
天晶 @tensyou99

『赤黒い核』が体内にある人物は耳付きやしっぽ付きに狙われている。迅速に彼らを保護するために居場所を特定する検索機構が必要であった。そして、それに協力してすると名乗りを上げてくれたのが検索会社では間違いなく大手であろう某グー○ル社であった。 #夢の話

2016-05-29 21:42:34
天晶 @tensyou99

彼らの真意を推し量ることは出来なかったが、時間や技術、その他諸々を圧倒的に持っていなかった自分たちは彼らと手を組むことにした。というか組む以外の選択肢がなかった。 #夢の話

2016-05-29 21:43:09
天晶 @tensyou99

耳付きしっぽ付きが『赤黒い核』を体内に有している人物を狙う理由。それは彼らが『赤黒い核』を体内に有している人物を喰うとある現象が起こるからだ。 起こる現象の種類は『強化現象』。いわゆるレベルアップやステータスアップ、パワーアップというやつだ。 #夢の話

2016-05-29 21:44:14
天晶 @tensyou99

喰う、というと何か儀式的なものや比喩的な雰囲気が感じられるがそんなことは全くない。物理的に、我々が豚肉や牛肉を食べるように、耳付きしっぽ付きは『赤黒い核』を体内に有している人物を『喰う』のだ。 #夢の話

2016-05-29 21:45:29
天晶 @tensyou99

(『耳付き』や『耳付きしっぽ付き』との表記が入り交ざってますが同じものです。推敲不備です(ΦwΦ)ゴメンナサイ)

2016-05-29 21:47:13
天晶 @tensyou99

階段を何階分も下って、廊下を延々と歩き、地下への道を辿ると、薄暗い一室にたどり着いた。どう見ても元々は居住空間として作られていないであろうその部屋の隅には、簡素なベットが一つおいてある。そして、その上には一人の老人が横たわっていた。 耳付きの老人であった。 #夢の話

2016-05-29 21:48:38
天晶 @tensyou99

老人はそれこそこんな所にいるのが不思議なほどに、身分が高い耳付きであった。実際的な能力も高く、大勢の耳付きの上に立ち、動かせる立場にいた。耳付き達と敵対する自分には、紛れもない恐怖の対象であった。 だが、老人はいまや耳付き達から追われる立場である。 #夢の話

2016-05-29 21:50:06
天晶 @tensyou99

この老人は耳付き達に『喰う』ことをやめる指針を打ち出したのだ。 数え切れないほど『喰う』ことをしてきた老人の意見である。そう容易には受け入れられないことは老人も分かっていただろう。根気よく説得しようと腹をくくっていたであろうその時、老人は病に伏せることとなった。 #夢の話

2016-05-29 21:51:41