@art_compositionさんの連続ツイート「アートマーケット論の啓蒙」
アートマーケット論の啓蒙1 今日 ギャラリーに某美大の院生が来ていろいろ話を聞いた。院生は 一定レベルの技術を持ち 有力画廊もついている。今後は アーティストとしてプロを目指したい希望を持っている。
2011-02-07 21:28:03アートマーケット論の啓蒙2 卒制で声がかかり 何度か展示された しかし 院を修了し いよいよ 作家活動をしようと思うと 画廊との関係 制作費用 今後の展開 契約など ちゃんとした話が出来ず 多くの不安をもっていたが 相談する場所や相手もおらず悩んでいたとのこと。
2011-02-07 21:32:48アートマーケット論の啓蒙3 最近 美大でもアートマネージメントの講義があるが 聞いても 作家活動のための ノウハウは解らなかったと言う。作家志向を持つ学生が知りたいのは、例えば、 ギャラリーや画廊とは どう運営されているのか?美大では教えていない。
2011-02-07 21:38:05アートマーケット論の啓蒙4 これで起きる問題は 学生は 展示したい そこで ギャラリーから声が かかる 学生は喜ぶ しかし 画廊は 展示し値段をつけ販売をする。その段階から 学生は想像出来ない世界だ。つまり 画廊から声がかかった段階で 両者の思惑に違いが生じているのだ
2011-02-07 21:46:08アートマーケット論の啓蒙5 画廊で展示をすると 次に起きるのは 価格の問題、作家と画廊の取り分だ 欧米を真似して5:5〜国内慣習で1:9あるいは0と言う話しも聞いた。これには 基準もないし 契約書もない なぜこうなのか?美大では説明出来ないだろう。
2011-02-07 22:14:58アートマーケット論の啓蒙6 アートマネージメントは レジデンスやアートイベントなどによる若手作家の支援を対象とするが アートマーケットは どのように作品を販売するかの知識で ともにアーティストになるために必要だ。
2011-02-07 22:18:25アートマーケット論の啓蒙7 アーティストが自作の作品を販売するにはどうしたらよいか ツールとしてある ギャラリーとはどのように運営されているか?また 価格はどのように作られるか?プライマリー セカンダリ-市場の関係は?販売ルート、欧米マーケットと日本はどう違うか?
2011-02-07 22:23:40アートマーケット論の啓蒙8 アーティスト活動するのにどんなギャラリーが自分に合うか、あるいは村上氏のように作家自らアイディアを作るかもしれない。マネージメントを美大が教えて何故マーケットを教えようとしないのか大問題だ。だから 毎月のように学生逹が相談に来るのだ。
2011-02-07 22:30:10アートマーケット論の啓蒙9 特に 学部4年 院生逹に アートマーケット論を聞かせることは 重要だ。我がギャラリーでも 一昨年まで 美大塾的に 定期的に開催したいと思ったが 元来 就職を世話する美大でやるのが筋だと思うが 何故 やらないか?
2011-02-07 22:35:12アートマーケット論の啓蒙10 これには 背景がある 美大側が 美術教育にアーティストの育成と言う発想がない 教授人も教師としての収入をベースに制作してかたので、作家として 作品だけで生きてきた人が殆どいない。未だに作品は販売するものではないなどと言う人もいるほどだ。
2011-02-07 22:40:39アートマーケット論の啓蒙11 美術市場も 画壇、画商などの縦構造の家元利益構造を守るために 秘密主義て 美術年鑑などで 1号位からなど 構造を守り続け オープンにしたがらない。こんな 現実が アートマーケット論の啓蒙を阻止してる原因だと想像する。
2011-02-07 22:46:00アートマーケット論の啓蒙12 しかし ここまで小さくなったアートマーケットを 一部の利権を得るため改革出来ないのは歯がゆい。今こそ 村上氏に続く 自立した アーティストを排出するために アートマーケット論を啓蒙する必要があるのです。
2011-02-07 22:49:18アートマーケット論、美大で教えるべきというの同感。でもアートマーケット論とアートマネージメントは異なります。個人的には、ギャラリーシステム、オークションハウスも含めアートマーケットについても講義しますが、時間的制約から十分ではないかも知れません。@art_composition
2011-02-07 23:48:28アートマネージメントは私が関与する美大では専門科目でなく誰でも受講できる一般科目の扱いです。ですから受講生は油や彫刻などファイン系だけでなく、デザインや映像、工芸、情報デザイン等多様な専攻にわたります。講義の内容もアートの多様な側面に関わります。@art_composition
2011-02-07 23:51:58ファイン系の、それもプロの作家を目指す学生のためには、ご指摘のようなアートマーケット論は必修として提供するべきです。そこが彼らの市場になるのですから。アメリカではポートフォリオの作り方、プロフィールの作成、写真の撮り方まで 教えるのが普通ですから@art_composition
2011-02-07 23:55:34@artwoods 仰るとおり マネージメントとマーケットは 異なりますね ここ半年 毎月 アーティスト志向の学生が 相談にくる人数が増えました。昔のように団体に力が無くなったのと ギャラリーが増え 現代美術のカテゴリーがブームになっているのが原因かと思います。
2011-02-08 00:00:47アートマネージメントとは、アートを社会で生かす方法論。厳密には作品を売るのは作家のためでなくて、いい作品をこの世に生み出すことで社会全般が益を得るからです。つまり、アートマネージメントの視点は作家のみならず、私たち一人一人を含む社会全般のGoodnessにつながるかどうかなのです
2011-02-08 00:05:51@artwoods 美大は アーティストを作る大切な場所 前向きに アーティスト志向を持つ学生逹が 自身で活動を選択するための 知識として 林さんのなさっているカリキュラムを 美大は重視する必要があります。ギャラリーに来る学生の最も欲しい情報なのです。
2011-02-08 00:06:25@artwoods その通り 特に 学部3年 と院生1年に アートマーケットの概略を聞かせたいですね。欧米と日本の流通の違い、作品価格の概念、ギャラリーと画商の構造、オークションと交換会など 教育は 将来 日本美術を改善するための最も重要な要素だと思います。
2011-02-08 00:14:44ありがとうございます。ほとんどの受講生は真剣に授業を受けてくれますが、何しろ通年講義ですが、半期ずつの受講も可能なので時間が足りず、どの項目もさわりしか教えて上げられないのが実情です。2年間相当を1科目に凝縮しているようなものですから@art_composition
2011-02-08 00:18:34確かに日本美術においてさえ、画壇の影響力は弱まっていると感じます。学生はインディペンデント志向です。@art_composition ここ半年 毎月 アーティスト志向の学生が 相談にくる人数が増えました。昔のように団体に力が無くなったのと ギャラリーが増え
2011-02-08 00:27:41@artwoods 今世紀、テクノジー進化が誰にも止められず、倫理も思想が息詰まり 人類がどう絆を造るかの提案に芸術は最大の貢献をするでしょう それは個々の道徳的自立であり そのために 芸術との対話が必要になると考えています。アートマーケットは その戦術と考えています。
2011-02-08 00:28:14@artwoods 学生の志向の変化は 自然ですし グローバル化は重要です。しかし それを支える日本の基盤整備がないので この構築は急務です。私は2年前から「東アジア共同プロジェクト」をWebで公開しています。林さんも私もそんな真っ只中で毎日 ウオサオしているようです(笑)
2011-02-08 00:38:33