コンクリート・レボルティオ 第20話「終わりなき戦い」 個人的呟きまとめ

今回も盛りだくさんな内容だった。
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💉出世景清💉 @waratteyoritomo

今から、アニメ #コンレボ 20話の感想を例によって大量ツイートしまくりますので、興味のない人はミュートしてね♡ #conrevo

2016-05-28 22:26:01

第20話「終わりなき戦い」あらすじ

<あらすじ>
横田の米軍基地から脱走した兵士・ジョナサン・マレル曹長の捜索依頼が、超人課へと持ちこまれた。人工的な能力強化を施され、東南アジアで長引く戦争へと投入されて、心を深く傷つけられた超人兵士だ。その非人道的行為を疑問視する爾朗は、来人と協力してジョナサンを故郷アメリカへ帰そうと試みる。一方、部隊を率いるカロルコ大佐は、超人の軍事利用では同志的関係の孫竹に、アメリカの恐るべき野望を打ち明けるのであった。


💉出世景清💉 @waratteyoritomo

第20話「終わりなき戦い」 今回は虚淵玄脚本という事でいろいろと放送前から話題になっていたが、ゲスト脚本回とは思えないほど物語の本質をとらえつつ、虚淵ワールドもおなか一杯堪能でき、そのうえでオマージュ元のテーマも現代的に継承された凄い回だったと。 #conrevo #コンレボ

2016-05-28 22:31:41
💉出世景清💉 @waratteyoritomo

物語は神化43年(1968年)の東南アジア某国の戦場でアメリカ人兵士が体験する”悪夢”から始まるが、これはだれがどう見ても史実におけるベトナム戦争(コンレボにおいてはメコンデルタ戦役) この年は史実では、北ベトナムによる「テト攻勢」が始まっていた。 #conrevo #コンレボ

2016-05-28 22:34:00
💉出世景清💉 @waratteyoritomo

Apocalypse Now Redux youtu.be/IHUSmOQnzEk @YouTube →戦闘ヘリのより蹂躙される人々、ナパームにより焼き尽くされるジャングルのイメージは、勿論ベトナム戦争を描いたコッポラ監督の大作映画「地獄の黙示録」のイメージ。

2016-05-28 22:36:00
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→ 映画は、米軍の統制を離れ、ジャングルの奥地で暴走した米軍人カーツ大佐を抹殺する任務を帯びたウィラード大尉によるベトナム戦争地獄巡りが描かれるが、そのカーツがジャングルの奥地に築き上げた「王国」が、冒頭にも登場するような仏教風遺跡にあった。 #conrevo #コンレボ

2016-05-28 22:38:24

地獄の黙示録 - Wikipedia

ちなみに、この映画の原題、「アポカリプス・ナウ」(黙示録を今こそ!)というタイトルは、ジョン・ミリアスが脚本執筆当時、アメリカでも盛んだったベトナム反戦運動のヒッピー達のスローガン「ニルヴァーナ・ナウ!」(涅槃を今こそ)に対するあてつけだったとの事です。

上記のエピソードに見られるキリスト教(アポカリプス)と仏教(ニルヴァーナ)の対比は、今回の話を読み解く上での一つの視点を我々に提供してくれます。

💉出世景清💉 @waratteyoritomo

→ この地獄の黙示録はベトナム戦争が舞台だったが、そのアイデア元となった小説は19世紀の末にイギリス作家コンラッドが発表した「闇の奥」(Heart of darkness)。 アフリカ・コンゴにける西洋植民地経営の闇が描かれた小説として知られる。 #conrevo #コンレボ

2016-05-28 22:40:27
💉出世景清💉 @waratteyoritomo

→ そして、この近代文明と未開文明 啓蒙と闇の対比の中であらわになる近代人の狂気という「地獄の黙示録」「闇の奥」でf触れられるテーマは、この20話の大きなテーマにもなっている。 #conrevo #コンレボ

2016-05-28 22:45:20

闇の奥 - Wikipedia

アフッリカ・コンゴにおけるベルギー王室の過酷な植民地統治の闇を描いた作品としても知られておりますが、アフリカの大自然や現地の人々に対する肯定的な描写は少なく、アフリカの作家チアヌ・アチェベはこの作品と作者コンラッドを「人種差別的」と強く批判もしてもいます。


💉出世景清💉 @waratteyoritomo

舞台は変わって神化49年、東京・横田基地。 史実ではこの時期には米軍はベトナム介入をあきらめ撤退しているころだが、どうやらそれはコンレボにおいても同じ模様。 横田基地は、日本の中のアメリカの一つでもある。 #conrevo #コンレボ

2016-05-28 22:48:28
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→このシーンでは米軍のカロルコ大佐と超人課の孫竹との因縁が語られるが、これは戦中は生田研究所(史実における登戸研究所)に所属し、超人の軍事利用研究に携わってきた孫竹の来歴に関わる部分。 史実においても、戦後アメリカは日本の戦中の軍事技術を→ #conrevo #コンレボ

2016-05-28 22:52:09
💉出世景清💉 @waratteyoritomo

→いくつか接収しているが、神化世界においては、おそらくはメガッシンや柴来人を産んだロボット技術も戦後アメリカに渡ったのだろう。 今回登場する米軍のJOE(ジャングルオペレーションエンフォーサーズ)部隊の由来の一端もそこにあるはずだ。 #conrevo #コンレボ

2016-05-28 22:54:07

↑正確な綴りは「G.I.Joe」でした。
昔、トランスフォーマーの後番組として日本でもテレビアニメ版が放送されてもいましたね。コォォォブゥゥゥゥラァァァ~~~!!

💉出世景清💉 @waratteyoritomo

G.I. Joe commercial 1960's ( Hasbro ) youtu.be/WLL67CN2hnw @YouTube →そしてこの米軍のJOE部隊のネーミングの元は、勿論「G.I.JOE」。 #conrevo #コンレボ

2016-05-28 22:57:11
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💉出世景清💉 @waratteyoritomo

→G.I.JOEはアメリカのハズブロ社が60年代に発売した男の子向けのアクションフィギュアシリーズで、主に米軍兵士がテーマとなっている。 日本ではタカラが販売代理店をしていた。このハズブロ社とタカラの関係性も今話を読み解く伏線の一つ。 #conrevo #コンレボ

2016-05-28 22:58:59
💉出世景清💉 @waratteyoritomo

その後の爾朗と輝子の深夜の密会を仲介したのは風郎太だった。 時系列的にはカムペによる襲撃(神化48年 2話)の後で、あの事件をきっかけに善悪の価値観を揺さぶられ、己の罪深さに嘆いた風郎太がそれでも立ち直ろうとしている(?)姿が印象的。 #conrevo #コンレボ

2016-05-28 23:02:10
💉出世景清💉 @waratteyoritomo

→爾朗と輝子は深夜の稲荷神社で落ち合うが、この稲荷神のイメージも今回の伏線の一つ。 稲荷神社は京都の伏見稲荷を中心としつつ、そのご利益にあやかる形で日本全国に次々と分社が建てられてきた。ビルの屋上や、個人宅の中にまでも。 #conrevo #コンレボ

2016-05-28 23:05:29
💉出世景清💉 @waratteyoritomo

→爾朗は戦場から帰還した米軍脱走兵ジョナサン・マレルを保護し、彼を祖国に帰そうとするが、その行動は史実における当時の日本の反戦団体(ベ平連)による米軍脱走兵支援運動とも重なる部分がある。 ちなみにベ平連は米国と対立するソ連から援助も受けていた模様。 #conrevo #コンレボ

2016-05-28 23:08:12

誤:たった一人の軍隊
正:一人だけの軍隊

💉出世景清💉 @waratteyoritomo

→脱走兵ジョナサン・マレル曹長の名前は、当時流行していた小説「かもめのジョナサン」及び、ベトナム帰還兵問題を扱ったアクション小説「たった一人の軍隊」の著者デビッド・マレルの名前の合成だろうか。 #conrevo #コンレボ

2016-05-28 23:10:34
💉出世景清💉 @waratteyoritomo

ジョナサンは戦場帰りのストレスからのPTSDに深く苦しみ、そんな彼を見て柴は「まともな世界に戻れるはずがない」と漏らす。 ベトナム戦争の帰還兵は70年代当時、米国内でもその心の後遺症、「「名誉なき戦争」に関わったという世間からの非難に苦しみ、→ #conrevo #コンレボ

2016-05-28 23:14:58
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