元雑誌記者が「文春記者の年収1000万円」は盛り過ぎと指摘 ⇒ この間違いは新聞記者がよくする勘違いだった

菊池雅志 @MasashiKikuchi

〝文春の契約記者は「給料が年間1000万円、プラス取材費が年間1000万円だから私は役所の事務次官並み」と自慢気に語っていた〟…大嘘。そんなに出ないよ。/ 新聞・テレビが逆立ちしても「週刊文春」に勝てないカンタンな理由 bit.ly/1Yvocc5

菊池雅志 @MasashiKikuchi

飲み代とタクシー代はたしかに出る。でも、たいていは部内or新聞記者との飲食代。また、普通に考えて「飲みながらの取材」でスクープは取れない。〝ダメな記者はだいたい40歳過ぎくらいでお払い箱〟…これも嘘。文春は私が入る直前に「定年50歳」にしたが、できない記者ほど延々と居続ける。

菊池雅志 @MasashiKikuchi

この記事の全般がよくある「新聞記者の勘違い」である。週刊誌のスクープを、新聞記者の多くが〝金でとった〟と言いたがる。自分たちが劣ってるのではなく、「金の力で負けた」とでも思いたいのか。こういう態度は私が週刊誌の記者をやっていた時代から変わらない。もう聞き飽きた。

agyrtria @agyrtria

え？そうなの？週刊文春ならそのぐらいアリかな、とも思ったんだが、直感ほどアテにならんものはないなあ（苦笑） twitter.com/MasashiKikuchi…

菊池雅志 @MasashiKikuchi

専属の記者のギャラは、私の頃では現代のほうが文春より良かったです。だから私は、何度も文春に「来ませんか？」と誘われても断り続けた。ちなみに一番高いのは新潮。ところが外部のライターのギャラだと新潮は文春より現代より安い。 twitter.com/agyrtria/statu…

菊池雅志 @MasashiKikuchi

文春がスクープをとれる理由（≒新聞がとれない理由＆他の週刊誌より取とれる理由） １）スクープをとるための取材をしてる。 ２）部内で競争はあるが記者同士のチームワークがいい。（他の週刊誌は部内で足の引っ張り合いをしてる） ３）「文春」というネームバリュー、名刺の威力。

agyrtria @agyrtria

@MasashiKikuchi へえ。さすがお詳しい。しかし、週刊誌は軒並み部数減少（新聞系とか、もう蒸発状態だしw）で、もう地殻変動が起きてるかも知れませんね。それでも、長谷川さんのは新聞記者から見た幻想（もしくは言い訳）というのは、変わらなそうですが（苦笑）

菊池雅志 @MasashiKikuchi

まぁ、反論する価値がないていど記事で、あまり内部事情をバラすと怒られるから書かないけど、長谷川氏が、かつて酒をおごりまくられた週刊文春の記者は、たぶん「仕事ができない記者」です。だってその記者は「新聞記者が情報源」なんだから…笑。

菊池雅志 @MasashiKikuchi

文春に限らず一般的に週刊誌が言うスクープは「隠された事実を公にすること」ですが、新聞は拡大解釈して「いずれ公に発表される情報を他社より先に報道すること」に躍起になってる。これじゃ「スクープのための取材」をしてないのと同じです。 twitter.com/MetaLogic_3DCG…

めたろじ @MetaLogic_3DCG

２），３）はともかく、１）は「文春以外は取材をしていない」ということだから、なんというか。 新聞社としての存在意義は・・・ってなる。 twitter.com/MasashiKikuchi…

2016-06-19 10:47:39

菊池雅志 @MasashiKikuchi

ネットに活路を見出そうとしてますが、今の週刊誌は「冬の花火」のようです。梶山季之氏をはじめとした先人が築いた、フリーが活躍する週刊誌のビジネスを、いい形で次世代に受け渡すことできず、申し訳ないと思ってます…。 @agyrtria twitter.com/agyrtria/statu…

agyrtria @agyrtria

@MasashiKikuchi 確かに残念ですね。新聞・TVは裃来たちょんまげばっかりだし（苦笑）、日本のジャーナリズムの、一番らしい部分を担ってたのが、フリーが競う週刊誌だと思うのですが。ううむ「ネットに活路」かぁ...