病み小説

やみしょ
0
芹沢 @Jasonpart3_

感情のままに刃物を押し付ける。そして…痛みは走るけどスッキリするというかなんというかよくわからない感情。なんで生まれてきたんだろう。傷口からじわっと出てくる生ぬるい赤い液体を見てまたふつふつとわからない感情がわく。 …あー、また怒られちゃうな。そう思ってもやめれない負の連鎖。

2016-06-18 14:36:39
芹沢 @Jasonpart3_

どうしても、辛いんだ。早く…居なくなれたら…また刃物を押し付けては、傷を増やす。馬鹿なことしてるのはわかってる。けど、けど… そんなところにドアが勢いよく開く。 「バカっ…!なにしてんだ!!」 手に持っていた鋏を取られ怒られる。 『…切ってた』そう一言いうと殴られるかなと思い

2016-06-18 14:38:48
芹沢 @Jasonpart3_

「俺についてこればいい。嫌なことがつらいことがあるのは当たり前だ。でも切るくらい、死ぬくらいなら、俺と一緒にどっか行こう。だから、切ったりするな…」 そう言って泣いてるわたしの背中を子をあやすように叩いてくれる君。 たくさん泣いた涙が枯れるほど泣いた。

2016-06-18 14:47:36
芹沢 @Jasonpart3_

そんなに優しくされたら死ねないだろ…辛い時どうしたらいいかわからなくなるだろ…頬に暖かいモノが流れる。 『…だって…』 全部全部吐いた。どれだけ頑張っても比べられて、その中で1番とったってほかを見れば全然で…生きるのが嫌になって…君がそう言うから… 『私はどうすればいいんだよ…』

2016-06-18 14:45:08
芹沢 @Jasonpart3_

目を伏せた。 が、そんな殴られるような感覚ではなく、体が暖かい。 「バカ…切るくらい辛いなら俺に言えって…何度も言っただろ…」 泣いてる。私は泣いてないのになんで君が泣くんだ… 「お願いだから…傷つけんな…」 そう言ってより1層強く抱きしめてくれる君。 どうしてそんなに優しいんだ

2016-06-18 14:40:49
芹沢 @Jasonpart3_

疲れて寝てしまって、起きたら君は隣に居てくれた。 また泣きそうになったけど、ぐっと堪えてやることをしに向かった。 わたしは君にキスをして、家を出た。 『…今日も頑張ろ』 そうつぶやいて歩き出した。

2016-06-18 14:49:20