ドボク鎮守府　駆逐艦大潮　第二次改装竣工

まも（C102お疲れさまでした） @Kojimamo

ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95… ＞フートゴング(Foot Gong)とは、路面電車が走行するとき周囲の人や車に注意を促すために鳴らす鐘である。 ＞路面電車の俗称である「チンチン電車」のもとになったと言われている。 #ドボク鎮守府

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「おおじお～。もうやめて。股間のチンチン電車の債務は超過状態よお”！！」 「あっそ」 大潮は昭和帝のようなカラリとした返事をし、最後の股間蹴りを繰り出す。 TINN　TINN… 提督の路面電車の経営状況は真っ赤かであった。 #ドボク鎮守府

山本常緑樹 @danggogae

↓RT　やめてｗ。昭和帝の大潮首すげ替えコラが脳内で鮮明に浮かび上がったｗｗｗ＜あっそ

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「もう我慢ならぬ！こんなに謝っているのに！」 大潮は体を乗り出して「そーう」と一言 そして提督の操縦室をビンタ 「殴ったな！？揚錨船にも殴られたのに！」 提督は遂に船橋OS（脳）の切換装置を弄った 逆レバーならぬ逆ギレ投入 「切れちまったよ…裏の泊地に行こうぜ…」 #ドボク鎮守府

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「ふざけないでください！」 大潮の蹴りが提督の台船を穿つ。 「南の島で困ってる海軍の仲間がいたんだ。私が行かにゃぁ誰が行くのよ！」 提督が大潮にフックブロックを吊り上げて堕とす。 「あやまれ！あやまれ！」 「大潮も筆頭秘書官なんだぞ！我慢せい」 #ドボク鎮守府

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駆逐艦がタービンを唸らせ、起重機船を殴る蹴る。 起重機船はウインチを唸らせ、駆逐艦へモンケン（破壊用鉄球）を投げつける。 GAINN！GAINN！ 「沈めぇ沈めぇ！」 「沈まんさ！フローティング･クレーンこそ人類と船の希望だからだ！」 FOONN！FONN！ #ドボク鎮守府

notti@ @1215notti

これが駆逐艦と起重機船のガッコンドッコン(物理) twitter.com/kojimamo/statu…

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「大潮ぉおお！」 「おのれ！クソクレーン！」 怒りで互いに煙突から黒煙を噴き上げて取っ組み合う。 そこへ緊急航行で駆けつける影。 二人の喉元に直刃（四方刃）が突きつけられる。 「「ハッ！」」 #ドボク鎮守府

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「双船、停船セヨ。動けば戦艦棲姫の皮より削り出した、このシャーリングマシン（せん断機）の歯が貴方の装甲をも貫きますよ」 二人の間に割って入ったのは明石。戦闘工作艦明石である。 #ドボク鎮守府

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「あのふね レきゅうせんかん を たおした あかしです」 大潮の背部のマストの熟練見張員妖精が主へと囁く。 「知っていますよ。…明石さん。なんの真似ですか？」 大潮が連装砲のトリガ－から指を離し、不満げな顔をする。 #ドボク鎮守府

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「明石クン、わたしゃ装甲ゼロなんだけど」 「貴方のお腹の中性脂肪という装甲は1000kg/dl超えです。直ちに入渠が必要なレベルです」 明石はブスリと提督のお腹をシャー（刃）で突く。 「おぅふ！もういっちょもういっちょ♫」 このクレーン、ノリノリである。 #ドボク鎮守府

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「「いい加減にしろ＆してください！このオンボロ海上起重機！」」 ＧＡＩＩＩＮＮＮ！！ ケッコンどうしの工作艦と駆逐艦が夫の起重機船を殴打。 提督はヘナヘナと床に座り込んでしまった。 その姿は朽ち果てたダグラムの残骸のようであった…。 さらばやさしき日々よ…。 #ドボク鎮守府

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大潮怒りのアゲアゲ大喧嘩おわり 「この起重機船、やっぱりバケモンです…」 艤装服を穴だらけにしながら、床に残骸のように転がる夫を見下ろしながら呟いた。 「戦術的勝利Bですね」 明石が夫婦喧嘩の後処理に取り掛かる。 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/lLkiXWJNsa

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残骸状態のまま提督は台船をズリズリと床を這い回り、執務室のアイテム棚の前へ。 「司令官…。あなた本当によく動けますね」 「起重機船は沈まぬぅ…何度でも浮揚するのさ！」 提督はジブを使って棚扉を開ける。 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/s4ccA8kUZF

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「大潮…。私の負けだ。だからこれを…」 起重機船は改装設計図が入った紙筒を玉掛けし、大潮の顔の前へ吊り下げる。 「大潮、強くなってくれ。非自力航行船としてワレは更なる強い永年曳船“妻”をもとむ」 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/Sxo6K25DS0

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大潮はハァァと溜息をつく。 「分かりましたよ…。大潮も貴方を曳きたいんです」 マストに国際信号旗のＣ（チャーリー）旗を無言で掲げた。『ＹＥＳ』である。 艦としての大潮の最後は姉妹艦荒潮に曳航されている途中に船体断裂、戦没した。 #ドボク鎮守府

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だから大潮は曳航する事に強い信念を感じていた。 曳航して辿り着く事こそが勝利だと。 この永年曳船の契約を交わした起重機船は自分が曳いていかねばなるまいと。 #ドボク鎮守府

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この起重機船“夫”は確かに強い。 しかし一世紀もの間、働き続けたせいで途轍もない業を吊ってしまっている。 その業はどこの埠頭やヤードも受け入れらぬ業。 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/0FJYPonJ4L

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大潮は提督とのケッコンの際、指輪を提督より玉掛けで渡された。 指輪による互いの精神同調プログラムで彼女の世界を見てしまったのだ。 「あの大戦で沈んだ船を敵味方全て引き揚げない限り、私の中の戦争は継続中だ…」 そして公害・自然破壊・過疎・交通問題… #ドボク鎮守府

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もういいんですっ！もういいの！そんなに救い揚げていたらサッシーが沈んでしまいます！ 大潮は夢の中での精神リンクの最中、叫んでいた。 起重機船は夢の中でも、ただひたすらにウインチを動かし続けていた。 #ドボク鎮守府

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嘗て己が理容師の如く、綺麗に仕上げた戦艦らの艦橋“頭”を敗戦後に解体しても 公害で己が造り上げた工場を守る為に、住民や漁船娘から投石や糞尿を顔に受けても コンビナート造成工事で緑豊かな小島が埋立てでコンクリに固められて、胸が痛んでも… 全てはドボクの為に… #ドボク鎮守府

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｢私は恐い。起重機船として何百隻の船を造り、サルベージ船として何十隻も引き揚げてきた。船魂は輪廻転生しサルベージで救えると言ってきた…。でも、どうなのかな？一介の艀もどきが船魂を弄んでいるようなもんだ。私は死神でもない！私は何者なのだ…？｣ #ドボク鎮守府

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煎餅布団を運営【神】より承った最初の夜。 大潮と提督が共に寝床をした際、最初は恐ろしい程に威圧感のあった彼女が大潮に抱きつき操縦室窓からウォッシャー液を垂れ流しながら語った。 この船は誰かが曳航していかないと沈んでしまう…。 大潮は彼女を救わねばと感じたのだ。 #ドボク鎮守府

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大潮は紙筒を受け取ると海軍式敬礼。 「朝潮型駆逐艦二番艦、大潮。確かに改装設計図を受け取ります。それでは改装作業に入らせて頂きます」 起重機船も答礼。 「ありがとう…」 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/FxFygMIusE

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「私も久々に工廠でお手伝いしますよ。いつも工兵ゴッコばかりしている訳には行きませんですからね」 明石が片腕を振り回しながらコンビネーションレンチ片手に大潮と工廠へ向かう。 その後をｶﾞｯｺﾝｶﾞｯｺﾝと錨を鎖で飛ばし曳いてズリズリと提督がついていく。 #ドボク鎮守府