あんガルリレー小説&あんガルリレー小説イラスト化(2016,06)

2016年6月にツイッター上で企画した、あんガル二次創作リレー小説の全文及びリレー小説イラスト化企画のツイートをまとめたものです(随時更新中)。 企画に参加してくださった方、応援してくださった方、本当にありがとうございました。
7
コッペパンたかし @choudenji_taka

『三波なつみの献身』 #あんガルリレー小説 ダーリンが、過労でぶっ倒れた。 私こと三波なつみが、その知らせを聞いたのは、 修学旅行が終わった、すぐ翌日のことである。 無理もあるまい。 バスを追いかけ、二人乗りで自転車をこぎまくったのだ。京都まで。

2016-06-18 23:27:28
コッペパンたかし @choudenji_taka

「無敵の転校生くんも、やっぱり人の子だったということですねーっ!  心配ですねーっ」 ちっとも心配そうに聞こえない調子で、ななちゃんは言った。 「放課後に、クラスのみんなで、お見舞いに行きましょーう!」 当然、そういう流れになるわけで。

2016-06-18 23:28:02
タケミン @ktdnetwork

@choudenji_taka 放課後になり、2-A勢揃いで病院に向かった。 迷惑になるから私が代表で行くと言っても皆聞く耳を持ってくれなかった。 ……っチ、久しぶりに二人きりになれると思ったのに。

2016-06-18 23:36:22
タケミン @ktdnetwork

@choudenji_taka 受付を済ませ、ぞろぞろとダーリンの病室に向かう。 廊下を出たところ、病院だというのにやけに賑やかな部屋がある。 ……なんとなく嫌な予感がした。 その賑やかな部屋はダーリンの部屋に近づくにつれ大きくなる。 もしかして……

2016-06-18 23:40:26
ベイクドモチョチョ @snstotigi

@ktdnetwork 「あはははは! 今日はいっぱい学院の子たちが来てくれてハッピーな感じだけれど!」 「曽根くん、見舞いの花を食べ散らかさないでくれるかな、あとその百合は本格的にマズイと思うのだが、というか誰だい、見舞いに百合なんて持ち込んだのは」 「あたしだけど」

2016-06-19 00:22:39
ベイクドモチョチョ @snstotigi

@snstotigi 「瀬川くん、君は確か花には詳しかったと思うんだが」 「いいのよ、こいつも散々風紀を乱しているんだから少しくらい入院が長引いた方が学院の為よ」 どうやら三年生の先輩方が先にお見舞いに来ていたみたいだ。 ベッドを囲んで(一部はベッドに腰掛けて!)談笑している。

2016-06-19 00:30:56
花雷* @hanarai009

かえでさん担当させていただきました! 小説楽しみです!頑張って下さい😌 #あんガルリレー小説 #あんガルリレー小説イラスト化 pic.twitter.com/BsGVb9jEHh

2016-06-25 23:31:23
拡大
安心院ペスト合作 @ajimu_pest

@snstotigi 「ちょ、ちょっとダーリン!これどういう状況!?まさかベッドで先輩方と!?」 「きゃー///またハーレム作ってますねー!」 「行く先々で女の子侍らせるのやめなさいよほんと…」 2-Aの皆が十人十色の反応をしていると、1人の先輩がこっちへきた。 あれは確か…

2016-06-19 00:59:59
キンカジュー @kinkinkinkaju

@ajimu_pest 「おや、君たちもお見舞いかな?」 「あなたは、ななちゃんの先輩の……」 「団長!」 ななちゃんが声を上げると、団長と呼ばれた先輩はえっへんと大きな胸を張った。 「いかにも! 転校生くんが倒れたと聞いてな、こうして元気付けてあげているというわけだ!」

2016-06-19 01:35:42
キンカジュー @kinkinkinkaju

@ajimu_pest 「なーんだ! そういうことなら言ってくださいよー!」 「すまんすまん。急いで駆け付けたものでな。しかし案ずるな!」 突然の大声に、びくっとわたし達は身を震わせる。 「これだけの人が来てくれたなら彼もきっと回復するだろう! さ、彼の側に行くといい!」

2016-06-19 01:40:18
キンカジュー @kinkinkinkaju

@ajimu_pest そう言うと、3年生の人垣を割いてわたしたちをダーリンの元に連れていってくれた。

2016-06-19 01:41:04
@eg_msc

@oitaoita0222 まず私たちは彼の容態について尋ねた。 今は状態は安定しているが、しばらくの間病院で安静にしていなければならないらしい。 なので学校に戻ってくるのは少し先のとこになる、と彼は言った。 それを聞いてみんなは、寂しがりつつも安心しているようだった。

2016-06-19 10:08:16
@eg_msc

@oitaoita0222 でも私は、不安を拭い去ることは出来なかった。 今までずっと人並み外れた働きをしてきた彼が、このタイミングで過労? 何か別の原因があるんじゃ? そういった疑念を抱いてしまう。 一抹の不安を抱えつつも、私は彼に声をかけた。

2016-06-19 11:28:38
【飛脚】F∞N @Fo0oN

@eg_msc 「転校生くん。何かわたしに手伝えることはない?」 …別段変な言い方はしなかったつもりだけど、その一言を発した途端、皆が-あれだけ騒がしくしてた先輩達まで-わたしに注目した。 突然空気が静まり返ったので急に緊張感が湧いてきてしまったが、わたしは一呼吸置いて続ける。

2016-06-19 11:59:45
【飛脚】F∞N @Fo0oN

「ずっとね、思ってたの。昔からわたしはどんくさくて、いつも君に助けられてた」 「大きくなって再会したら、わたし以外の人まで助けるようになって」 「そんな君の背中が、わたしには少し危なっかしくて、でも大きくて頼もしく見えた。憧れで、自慢の、大切な幼馴染だよ、君は」

2016-06-19 12:00:14
【飛脚】F∞N @Fo0oN

呟くように静かな、それでいて深い思いを込めた言葉が、病室の壁に溶けていく。 「…恩返し、させてほしいな。転校生くん」

2016-06-19 12:00:56
まと@アカウント移行しました @zigzigmagmag

なっつん担当させていただきました! 楽しい企画をありがとうございます♪( ´▽`) #あんガルリレー小説 #あんガルリレー小説イラスト化 pic.twitter.com/YwqOo9PgrC

2016-06-24 20:29:32
拡大
りぃ @Lee_L1e

@EG_FooN 上気した私を冷やすような,やる気のない拍手がリノリウムにこだまする。――ゆうちゃんだ。 「いやあ,辛気臭いお見舞いに渋々ついてきてみれば,面白いものが見れましたねえ? 先に褒めておきます。でもダメ,周りが見えていません。今日ここに誰がいたのか忘れていましたか?」

2016-06-19 13:21:04
りぃ @Lee_L1e

言われて,私は,私以上に熱を持った存在が病室にいることに気付く。 そして私よりもいろいろと大きな体躯を震わせた彼女は叫ぶ。 「はなじはきがぜでもらっだ!!!!君の応援魂,しかと見届けた!!!応援とは,いつだって感謝の心だ!私にもその恩返しを手伝わせてくれ!」

2016-06-19 13:24:29
雨柳アトラ @sdagger04

@Lee_L1e 「わわっ!団長落ち着いてください!」 「いーや!私の熱いパトスは止められない!この子の応援魂に応える為に私はやるぞ!うおお」 その瞬間。ドスリという鈍い音が聞こえた。 いつの間にか、ましろの顔の横の壁に拳が突き立っていた。 「す、すみれちゃん?」 「病院では」

2016-06-19 13:53:43
雨柳アトラ @sdagger04

心臓が弱い人にはお見せできない程の形相で、すみれがましろを見下ろしている。 「お静かに♪」 「…………」 途端ににこやかになった笑顔にましろは首振り獅子のように頷いた。 「ごゆっくり♪」 真っ赤になった拳をさすりながら笑顔のすみれは出て行く。 誰も声をかける気にはならなかった。

2016-06-19 14:01:59
【睡眠大事】ゆきさくら♫ @yukisakura732

@sdagger04 部屋の空気が沈んだ時、ひまりと付き添いのみつるが帰ってきた。 「二年生の人たちも見舞いにきたのかぁ!」 「それにしてもみんなしてそんなに沈んでてどうしたんだい?うるさくしすぎちゃダメだけど、見舞いにきたみんながそうだと転校生くんにも悪いと思うよ?」

2016-06-19 14:57:41
【睡眠大事】ゆきさくら♫ @yukisakura732

みつるの言葉にハッとしたみんな 先程とは全く違う雰囲気だけど少しずつ会話が出てきた。 「それにしても下僕君は皆に好かれてるのだな!」 ひまりのこの一言で、数人の動きが止まった。 その間で漂う不穏な雰囲気…

2016-06-19 14:58:14
ひじき@中年トレーナー @qqnw6ea9k

@yukisakura732 重ための空気の中、夏野ゆりが淡々と口を開く。 「お見舞いにこの人数は多すぎる……私は様子も見たし、これで失礼するね…」 この空気に耐え兼ねた発言なのか本心なのかは彼女の表情からは読み取れない。 少なくとも本気で帰ろうとしている事だけは確かのようだ。

2016-06-19 15:37:03
ひじき@中年トレーナー @qqnw6ea9k

@yukisakura732 ゆう「夏野さんは帰るんですねぇ。これで恋敵が一人脱落ですよ~☆」 ゆうのこの何気ない発言で全員の視線がゆりに注がれた。 当の本人は突然の事に目を白黒させている。 ゆり「わ、私はそんな………か、帰る!」 最後は病室から逃げるように出て行ってしまった。

2016-06-19 15:44:00
1 ・・ 6 次へ