アルカさんの片道勇者☆オンライン!~その3~
@ameori_z 「あーるぅーこぉー! あーるぅーこぉー! わたっしはぁーげーんきぃー!!」 「……こんなところで大声で歌うヤツがいるとはねぇ」 「ひゃあ!?」 ノリノリになってきたところで声をかけられる。超驚いた。 「な、何奴!!?」 思わず変なファイティングポーズで問う。
2016-07-05 20:48:03@ameori_z 「あぁ、怪しいやつじゃあないさ。多分アンタと同じで、この遺跡に閉じ込められたモンさ」 「そ、そうでしたか。それは失礼を……」 声をかけてきたのはくわえ煙草でイケメンの女妖精騎士であった。イケメンなのにちんまい……なんだかすごい…… 名はツクネさん。
2016-07-05 20:52:08@ameori_z 脱出口を見つけたところで変な歌が聞こえてきたのでちょっと様子を見に来てくれたらしい。非常に良い人だ。しかし変な歌とはなんだろうか。私は超美声だ。 「……そういうことにしとこうかね」 生暖かい笑み。ガッデム。何でだ。
2016-07-05 20:57:34@ameori_z ツクネさんに連れられて見つけたという脱出口へと赴く。そこは天井が崩れてちょうど人一人が通れるくらいの穴が開いていたのだった。ただ…… 「わ、私のジャンプぢからではとどきません……」 「うーん……ロープかなんかもってないかい? アタシが外の木に結んできたげるよ」
2016-07-05 21:00:05@ameori_z 「なるほど妖精さんならこのくらい飛んで脱出できるのですね……目からぼろぼろうろこがおちるわ……」 「んじゃ、ちょっと行ってくるよ」 ツクネさんはあっという間に穴を飛び越え、ロープを垂らすとひょっこり顔を出して「いいよー」と手を振ってきた。
2016-07-05 21:04:39@ameori_z 脱出後、重ねてお礼をするも、「気にするなって! アタシに礼するくらいなら、そのぶんアンタも困ってる人を見つけたら助けてやんな!」という何ともイケメンな返答を頂いた。やだちょっと惚れそうなんだけど…… イケメン女妖精騎士。すごいかっこいい……
2016-07-05 21:09:49アルカ・セプター 人間・女 職業:狩人 所属:北大陸 LP:42→39 DK:28→26 伝P:22→25 オプション:癒しのアンプル、エルザイト爆弾 闇を打ち払う決意をした系女子。 長期的視野で物事を考えられない。調子に乗りやすい。 イケメン女妖精騎士……イケメン女妖精騎士……
2016-07-05 21:12:03いただいた支援はこちら!
@ameori_z よければ支援します。 「よう、迷子かい? 向こうの天井が半分崩れてるよ。 ジャンプで行ける高さじゃないけど、外の木にロープ結べば、無理矢理出れるよ。 ちょいと待っといで」
2016-07-05 20:17:54@aimasyou_OW わー、助かります! 「おぉ、人の優しさが染みますねぇ……! お手数をお掛けします。 ありがてぇありがてぇ……」
2016-07-05 20:23:31ツクネさんのキャラクター造形がめちゃクソかっこ良くてどうしよう状態である。
支援ありがとうございました!!
22日目!
【北/入手/探索1】アルカ・セプター@北は毛深い赤ずきんの少女と出会った。彼女は薬売りらしい。「これ、“よくなる”薬なの……」 余った薬を一つ譲ってくれた。《癒しのアンプル》を取得してよい。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #片道勇者ONLINE
2016-07-06 17:13:44@ameori_z アルカは今日もてくてく行くよ。 てくてくてくてく、歩いていると、みちばたで休んでいる女の子と出会いました。 「こんにちは! いいお天気ですね」 アルカは元気よくあいさつをします。 「……こんにちは、でもさむいですね」 女の子もあいさつを返してくれました。
2016-07-07 17:14:13@ameori_z 「まぁ北たいりくですから。かわらず雪もつもっていますし」 あたり一面ぎん世界がひろがっています。見ている分にはいいのですが、歩きつづけるとなるとすこし大変です。 「お姉さんは、旅をしているんですか?」 女の子が聞いてきました。 「……何のために?」
2016-07-07 17:35:22@ameori_z おずおずと、続けます。 「この世界はきっと、もうすぐ、あのくらいくらいものにのみ込まれてしまうんですよ。おねえさんは、あれからにげているの?」 「旅にでたきっかけは、そうです。でも今はちがいます」 アルカは答えます。
2016-07-07 17:38:02@ameori_z 「半じゅう人、ってしっていますか」 言うと、女の子はびくりと体をふるわせました。 「旅のと中で、私は半じゅう人のしょう人さんと知り合いました。半じゅう人は、もともとは人間だったのに、あのくらやみのせいで、だんだんまものになっていってしまうんですって」
2016-07-07 17:55:26@ameori_z 「……こわく、なかったんですか?」 「お話できましたから、とくにそうは思いませんでしたよ」 女の子はうつむいてしまいました。 「……なので、私は。半じゅう人さんたちがこわがられないように、やみを晴らしてやろうと思って、旅をしているんです」
2016-07-07 18:03:30@ameori_z 「……!」 むねをはってそう言うと、女の子はびっくりしたようにこっちを見ました。 「……あなたも、半じゅう人さんを見つけたら、だいじょうぶだよって言ってあげて下さいね。いずれ私が、やみを晴らして見せますからって!」 にぃと笑って、アルカは歩き出そうとしました。
2016-07-07 18:07:51@ameori_z 「ま、まって……」 それに女の子がまったをかけます。なんぞやと思ってアルカが立ち止まると、女の子はアルカの方にてててっとかけてきました。 「あの、これ」 女の子はアルカにむけて、にぎった手を出しました。
2016-07-07 18:15:16@ameori_z 「あげます」 アルカの手におし付けられたのは、手製のいやしのアンプルでした。 「その、がんばって……。わたしも……もうちょっと、がんばって、みます」 その時にちらりと見えた女の子のうでは、細かな茶色い毛が生えていました。
2016-07-07 18:20:55@ameori_z 目深にかぶった赤いずきんの下からのぞく顔は、ねこのようなひげが生えていました。 「……えぇ。絶対に、あんなの止めてみせますから!! 待ってて下さいね!」 アルカは女の子の頭をがしがしとなでて、歩き始めました。 女の子は、アルカの背中に手をふって見送りました。
2016-07-07 18:23:14アルカ・セプター 人間/女/狩人/北大陸 LP:39 DK:26 伝P:25 オプション:癒しのアンプル✕2、エルザイト爆弾 闇を打ち払う決意をした系女子。 長期的視野で物事を考えられない。調子に乗りやすい。 半獣人が絡むといい話になる、これってトリビアになりませんか?
2016-07-07 18:27:23