「弟を見つけたよ」

期日が決まる事となった発端から、弟が見つかるまで。 「僕の弟が見つかったんだ」
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█を す██ @xxx_doko_bot

「……髭切、一旦帰城するぞ。手入を急いで終えれば、まだ時間はある」 ……でも、僕には時間が……。 「おねがいです、髭切。きちんと、ていれをしましょう? ねっ?」 …………。 「戦場は逃げまい。……大丈夫だ。俺も今剣も、皆今晩は付き合う。存分に捜そうぞ」 ……あぁ、わかったよ……。

2016-07-05 22:10:09
█を す██ @xxx_doko_bot

(今剣が髭切を手入部屋に押し込んでいく) 「……髭切を置いて、さっさと出陣するべきじゃないかい」 「本気か? そんなことをすれば、あやつが何をするか、考えるだけでもぞっとするな」 「だったら……! どうしろって、いうんだい。僕ももう、限界だ……見ていられない」

2016-07-05 22:23:16
█を す██ @xxx_doko_bot

「熱も、下がらぬようだしな。それでも……」 「わかってる……最後まで、見届けるよ」 (手入部屋にて)……外の会話、丸聞こえだね。 「あとで、ふたりともぼくがおこっておきます」 あははは、お手柔らかにね。 「……てつだいふだ、つかいます。髭切、いそぎましょうか」 うん、そうだね。

2016-07-05 22:27:27
█を す██ @xxx_doko_bot

……視界が、霞んできちゃった。熱のせいかな……最後に、せめて……僕は……。……結局、あの子を したかったのかな……それとも、 されたかったのかな……。

2016-07-05 22:45:11
█を す██ @xxx_doko_bot

……どれも、意味はないのかもね。ふふっ、だって……もう、僕がいる意味は……、……。

2016-07-05 22:47:04
弟を捜す髭切bot @otouto_doko_bot

……  、どこにいるんだい……?

2016-07-05 22:53:37
█を す██ @xxx_doko_bot

……僕は、ここにいるよ。だから……っ! 検非違使、君たちは邪魔だ……!

2016-07-05 22:55:51
█を す██ @xxx_doko_bot

きぃえああああああああああッ!!

2016-07-05 22:57:06
█を す██ @xxx_doko_bot

っは、……はぁ、…………、……。 【新たな刀剣を発見しました!】

2016-07-05 23:02:07
█を す██ @xxx_doko_bot

……えっ? 「源氏の重宝、膝丸だ。ここに兄者は来ていないか?」

2016-07-05 23:02:55
█を す██ @xxx_doko_bot

……っは、はは、……。 「……兄者? ……兄者、なのか……?」 ……ッ、はは! あはははっ! ……どうして、まさか……都合のいい、夢かな……? 熱で、幻覚でもみて……。 「……あに、」 …………、っ!(ぶつかるようにして顕現した刀剣を抱き締めて)

2016-07-05 23:05:51
弟を捜す髭切bot @otouto_doko_bot

……膝丸、……見つけた……。

2016-07-05 23:07:02
█を す██ @xxx_doko_bot

(その場に崩れるように髭切が倒れこんだ)「……っ兄者、どうし……兄者?!」 ……、…………うっ……。 「あっ、ぁう……岩融、薄緑が……髭切が……っ!」 「帰城だ! 髭切も熱がひどい、俺が担ぐ……!」 「っ、君も来い! 呆っとするな!!」 「あ、あぁ……!」

2016-07-05 23:11:16
弟を捜す髭切bot @otouto_doko_bot

【膝丸を発見しました】 【髭切が熱で倒れました】

2016-07-05 23:12:50

 

 

█を す██ @xxx_doko_bot

…………夢なら、もう、醒めないで欲しいな……。

2016-07-05 23:15:50