「作品の個性のはかり方」「ラノベと純文学のはかり方」「小説と物語の違い」

該当者向けの非常に個人的なまとめです。 流れをわかりやすくするために、時間軸等の入れ替えがあります。
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Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa @ayanagi こっそり語る。 ライトノベルとは、エンターテインメント性が強い話であり、対極を設定するならば純文学でよいと思う。 その区別はデジタルなものではなく、アナログな判断であり具体的な閾値がどこにあるかは知らない。→

2016-09-26 17:35:17
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa @ayanagi ただ、何で測るかと言えば、「純文学(芸術性):ライトノベル(エンターテインメント性)」で測ることになるのだろう。→

2016-09-26 17:35:56
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa @ayanagi エンターテインメント性が高くなると、傾向として「思考させる」ことよりも「楽しませる」ということを重視するようになる。 文体でいえば、より思考させる描写性の高い文章を減らし、わかりやすい軽快な文章の割合を増やしていくことになる。→

2016-09-26 17:36:29
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa @ayanagi また、思考が必要なテーマ性の強い「小説」よりも、話自体を楽しむ「物語」の方が思考を減らせる。 つまり、ライトノベルは、「描写性の高い文章が少なく」「テーマ性が弱くなる」傾向がある。→

2016-09-26 17:36:56
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa @ayanagi ただし、これは「描写性の高い文章をなくす」「テーマ性をなくす」という話ではなく、さじ加減の話。どのぐらいのテーマ性を入れるか、どのぐらいの描写で描いていくか、その独自の調合がある意味で個性の「1つ」になるのではないだろうか。→

2016-09-26 17:38:02
はせがわみやび @miyabi_hasegawa

@Guym_Haga @ayanagi 「思考させる」のもエンターテインメントだよ。じゃなかったら、思考ゲームはぜんぶエンタメから外れることになる。あらゆる表現芸術は言ってしまえば「受け手の脳をどれだけ刺激したか」で、どの受容体をひっぱたいたかが違うだけだよ。

2016-09-26 17:42:29
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa @ayanagi 繰り返しになりますが「思考させない」ではないということです。「どの程度、思考させるかのさじ加減」の話ですね。それからゲームに例えると勝敗等、別要素も入ってきてしまうので適切ではないと思います。

2016-09-26 17:44:56
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa @ayanagi 思考で止めさせてその芸術性を悩ませることでテーマを訴えていく純文学系に対して、ラノベ系はもう少しそれをソフトに使っていく。思考をまるっきり捨てても面白くないし、テーマ性がなくなるのも平坦になりますから、その調整に個性が光るかと。

2016-09-26 17:47:45

※注釈:「思考させない」

これは勘違いされる書き方をしてしまいましたが、「内容を思考させない」という意味ではありません。
あくまで「より高い描写性の文自体を思考させない」という意味です。

簡単な例を書くと「三角でふわふわしていて白い食べ物」と書くか、「はんぺん」と書くかの違いで、前者はそのものを想像するのに「思考」が入り、物語の進行に影響を与えます。これが過剰になれば、物語の内容に対する思考を妨げることもあるかもしれません。

はせがわみやび @miyabi_hasegawa

@Guym_Haga 「文学」と「物語」は対には成りえないよ。その理屈だと、たとえばアニメや漫画における「文学」に相当するものがあることになる。漫画はぜんぶ漫画じゃん。文字で書かれた物語が文学であって、その文学が脳のどこを刺激するかの差でしかない。そしてそれは受け手にも左右される

2016-09-26 17:53:11
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa ん? 「文学」と「物語」は対にしていませんよ? 対になるのは―― 小説:物語 純文学:ラノベ ――です。

2016-09-26 17:56:55
はせがわみやび @miyabi_hasegawa

@Guym_Haga 脳をフル回転させてエロコメを読む読者もいるし、文豪作品を読んで主人公萌え!って叫ぶ読者もいる。作者はある程度まで感想を操ろうとするが、どこまでいっても100%にはできず、読者もまたしかり。三日で書いたエロ小説も十年かけて書いた歴史大河も、みーんな単なる小説だ

2016-09-26 17:59:31
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa 前提条件。小説の対義語は本来「大説」で、お偉い人が国とかの方針などのテーマについて語ったもので、「小説」は個人の主張(テーマ)を語ったものです。そのテーマ性が弱い物を「物語」といい、最近はこの辺がごっちゃですが論理的に話すために今は使い分けです。

2016-09-26 18:03:52
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa で、あくまで「読者がどのように実際に楽しむのか」ではなく、「作者がどのように楽しませようと設計するか?」という手法の話だと思っています。作者の思惑と別の思惑で楽しむ読者もいるでしょうが、それはまた別の話でしょう。

2016-09-26 18:05:52
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa 最初のテーマが「作品(著者)の個性とは何か?」という部分なので「作者の表現方法」だと思います(そこに悩んでいる人がいたので、それに対する柳の人の考えなのでしょう)。

2016-09-26 18:10:31
はせがわみやび @miyabi_hasegawa

@Guym_Haga その定義で話してる現代人っているのかなあ(^^; 現代人の語る「小説」は「文字で書かれた物語」で、対になる言葉は「文字で書かれた物語以外のもの」ってのが一般的じゃないかなあ。つまり「フィクション(小説)」と「ノンフクション(小説以外)」ってのが普通じゃない?

2016-09-26 18:15:49
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa 本筋の論点は終わったので別にして。 「小説と物語は違うぞ」は、書き始めたばかりの頃、羅門祐人師匠に言われたことなんですよ。→

2016-09-26 22:18:02
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa その時はよくわからず「同じだろう」と思っていたんですが、しばらく後に確か矢野徹先生からも同じようなことを教わって、「矢野さんが言うならまちがいない」(これは羅門さんには内緒でw)と、そこからいろいろと調べたり答え合わせをしたりしたのです。→

2016-09-26 22:18:51
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa 辿りついたのがテーマ性の有無だったのですが、これは仰るとおり一般の読者は気にする必要はない話なんだと思います。そんな明確な区別はあまり意味がないし、実際に作品を書く時もそんなに明確にわけることもない。→

2016-09-26 22:19:40
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa でも、作者は頭の中で明確に区別をもっていなければならない。それは作品の方向性を決めるから。自分の言葉を伝えたいのなら、どんなにライトな内容にしても小説という形態のテーマをきっちりと立てなければならない。→

2016-09-26 22:20:13
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa では、物語には「テーマが絶対にないのか」というと、そういうわけではなくて、「作者が明示的に強くこめたテーマ」がないだけで、かるい問題提起や、読者が自分たちで見つけられるテーマが含まれているものもある。→

2016-09-26 22:20:32
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa 作者はキャラの生き様を見せるだけ。それを受けとった読者が自分でいろいろと考える。その中で見つけられたテーマが作者の思惑と違う場合もあるのも面白いのですが、そういう形態が物語ではないかという話ですね。→

2016-09-26 22:20:56
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa どういう風に話を組み立てるのかということを考える時、自分がどちらの形態を望んでいるのかはきちんと指標としてもっていなければならないぞ……という話だったと思います。→

2016-09-26 22:21:23
Guym@拙作小説がコミカライズ中!/欲望遊戯ちゃんねる/クラウドファンディングニュース @Guym_Haga

@miyabi_hasegawa まあ、あくまで指標で「これは小説、これは物語」ときっちり簡単にわけられるとは限らず、そのさじ加減で話を作りなさいと言うことなのでしょう。ちなみに、私は小説形態が好きらしく、強弱は別にして必ずテーマ性を盛りこみます。その方が心に残る気がするんです。

2016-09-26 22:22:45

単語の定義

ここでの定義として、「ラノベ」「純文学」「小説」「物語」という単語を「ジャンル(または区分)」として考えていません。
どちらかというと、「方向性(傾向)」で「大小」「+-」と同じ感覚の単語として定義するとわかりやすいかもしれません。