「作品の個性のはかり方」「ラノベと純文学のはかり方」「小説と物語の違い」
漫画コンで読んだ作品で自分が★3評価したのは完成度高いやつ。でも、安定したクオリティとヒットを出せるけど大ヒットはしないだろうなって思ったやつがそこそこある。不思議なもので、★2に評価したやつのほうが一発大ヒット飛ばせる可能性あるなって読者選考期間が終わったときに感じた
2016-09-26 15:41:58@ayanagi 完成度はあとから編集者とともに高められる要素だよね。
2016-09-26 16:09:31@Guym_Haga 面白さの度合いが一緒という前提で「個性的だけど小さな矛盾があるストーリー」と「上手くまとまっているけど個性が弱い作品」だったら間違いなく前者を採用するって、とある編集者が言ってました。「矛盾は編集が指摘すれば直せるけど、個性は指摘しても作れない」って。
2016-09-26 16:42:43@ayanagi 私もそう思います。なので<(_ _)>するときは、その要素も考慮するようにしています。
2016-09-26 16:46:49「作品の個性」の測り方みたいな話。読み終わってどのぐらいその作品を思い出せるか? っていうのは一つの尺度になると思う。完成度が高くて面白くても週単位で忘れる作品もある。その作品を読み終わって一ヶ月、半年、一年後覚えてられるか? 五年、十年と覚えてられる個性作品は「名作」と呼ばれる
2016-09-26 17:00:31@ayanagi 記憶に訴えるという要素を考えると、「物語」より「小説」の方が有利なんだよね。特に文字メディアでは。映像メディアならば「物語」でもいいんだけど、文字でたとえば印象的なシーンを表現するというのは非常に技術のいることなんだと思う。それに対して小説はテーマで戦えるから。
2016-09-26 17:03:20自分の作品が個性的かどうか気になったらこういう測り方で考えてみるというのはどうでしょうか? twitter.com/ayanagi/status…
2016-09-26 17:03:41@Guym_Haga でも、「個性」を「想起性」で測ってしまうと、文字メディアの場合はテーマ性が強い作品のが有利。名作と呼ばれる文字メディアは、だから純文学よりが多くなる。じゃあ、物語の個性は?
2016-09-26 17:08:07@ayanagi 個性的だから覚えてるわけじゃないしなあ。覚えてもらう工夫がしてあるかどうかの差は大きい。平凡な名前でも自己紹介が秀逸ならば覚えてるし、特殊な名前でも覚えにくくて忘れることはある。忘れてもらう工夫をしてある作品まで含めると、何を覚えてるかだけでは判断できないかなー
2016-09-26 17:19:36@ayanagi 端から端まで覚えてる作品は実は読み返さないし(覚えちゃってるから)、新しいものをほしがらなくなる(反芻しておなかいっぱいになるから)。適度に忘れて快感だけ覚えてるから、また読み返したいなあとか、新作でないかなあって思うようになる。忘れるとか飽きるって、大切なのだ
2016-09-26 17:22:56それはそれとして。ひとつの指標として、自分の作品を読んだひとに、何を覚えてるかを尋ねることは、自分の作品の分析にはとても役に立つのは確かだったりする。大事なのはなんでもかんでも覚えていてもらうことじゃなくて、覚えていてほしいところを忘れられないように工夫することだよね。
2016-09-26 17:25:51@miyabi_hasegawa @ayanagi ほぼ同意。さっきも書いたけど想起性では個性を図るのには不十分だと思う。その理屈だと「物語の個性は弱い」で、極論だと「名作以外に個性はない」ということになる。
2016-09-26 17:27:18@miyabi_hasegawa @ayanagi いや、「完成」は「個性」は必ず必要な要素ではないので問題ない気がしますね。
2016-09-26 17:34:38@miyabi_hasegawa @ayanagi 「完成」は「個性」に……ですなw
2016-09-26 17:40:23@miyabi_hasegawa @ayanagi こっそり語る。 ライトノベルとは、エンターテインメント性が強い話であり、対極を設定するならば純文学でよいと思う。 その区別はデジタルなものではなく、アナログな判断であり具体的な閾値がどこにあるかは知らない。→
2016-09-26 17:35:17@miyabi_hasegawa @ayanagi ただ、何で測るかと言えば、「純文学(芸術性):ライトノベル(エンターテインメント性)」で測ることになるのだろう。→
2016-09-26 17:35:56