昔の人は何故写実的に描かなかったのか?(かなり誤解あり)
- gervillaria
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@gervillaria @studiocorvo @geo_bellwood @tashirotakahiro @tikuwa_ore @bing_chang ヴォチロンです! こちらからもお願い致します!
2011-03-19 21:50:22@gervillaria 構いませんが、本業の美術史家に見せると、おそらくブチ切れるような大雑把な文章なので、その辺あらかじめ心にお留め置き下さいw
2011-03-19 21:55:09今回の絵画の話、私の方の知識不足があってあやふやな話からスタートしちゃったのですが、凄い面白い所にたどり着けた感じがするんです。見たままを正確に写し取ることの必要性を素朴に考えていたものですから『何を目的として絵が描かれたのか』という点に切り込んだ皆様の意見に感服しきりです!
2011-03-19 21:55:12@gervillaria @studiocorvo @geo_bellwood @tashirotakahiro @lune_arashiro @bing_chang どぞどぞ。
2011-03-19 21:58:11@gervillaria @geo_bellwood @tashirotakahiro @lune_arashiro @tikuwa_ore @bing_chang もちろん良いですが、僕全然コメントしてないや。
2011-03-19 22:19:37@studiocorvo ありがとうございます! そういえば途中で……ちょっとまとめご覧頂いた後で何か有ればご意見賜りたく!(プロにノーギャラで頼む気満々
2011-03-19 22:21:06現代においても写実とは何か?という問いに明確な答えはない。写真の発明以前と以降で、絵画の役割に大きな変革があったが、はたしてどれほどのものだったのだろうか?http://togetter.com/li/113641
2011-03-20 00:36:55フェルメールに代表されるように、写真以前においても絵画制作に光学機器が使われている。当時の人間も写真のように世界をとらえることを試行していたのかもしれない。http://togetter.com/li/113641
2011-03-20 00:38:18ただし、写真自体はないので、何を目指そうとしたのか。おそらく偶発的に穴から壁に映ったイメージをとらえようとしたのかもしれない。また、デューラーのスケッチを見ると、硝子の板に点をとって構図を決定しようとしている物がある。http://togetter.com/li/113641
2011-03-20 00:40:03ちょうど昨年末ごろ、デヴィッド・ホックニーの「秘密の知識」という本を入手した。この本の中でホックニーは、アングルの描くデッサンがあまりに巧みすぎることに対して、ある仮説を提示している。http://togetter.com/li/113641
2011-03-20 00:41:40光学的な補助具を使ってイメージをトレースしてから描き始めたのではないかという仮説である。使用されたのは、カメラルシーダ。カメラオブキュスーラと違って明るい室内や野外で使用することができる。http://togetter.com/li/113641
2011-03-20 00:43:16僕も現在市販されているカメラルシーダを購入してスケッチをしてみたが、それほど容易に使える道具ではない。かなりの熟練を必要とする。(続きあるけどちょっと休憩)http://togetter.com/li/113641
2011-03-20 00:44:5216世紀から17世紀にかけて油彩の技術は飛躍的な進歩をとげて、写実的に描く技術も頂点に達する。ホックニーはその進化の過程に光学機器が重要な役割を持っていたと示唆している。http://togetter.com/li/113641
2011-03-20 03:59:04貴族の豪奢な衣装を描くとき、モデルに長時間のポーズを今以上に強いていたのかもしれないが、服の皺が常に一定の形で出るとは考えられない。おそらく光学機器の助けを借りて短時間に皺の形を写し取っていたのではないだろうか。http://togetter.com/li/113641
2011-03-20 04:01:03金属の光沢。複雑な甲冑のフォルム。ある表情の瞬間をとらえた肖像画。まるで写真を使って描いたのかのような絵画である。いくら優れた技術を持っていたとはいえ、それだけでは説明のつかない完成度が当時の油彩にはある。http://togetter.com/li/113641
2011-03-20 04:03:21現代は瞬間的なポーズであっても写真を利用することができる。目指すべき目標が、答えがすでにあるようなものだ。では、はたして写真に近づけることが絵画の目的であり、写実の重要な点なのであろうか?決してそうではない。http://togetter.com/li/113641
2011-03-20 04:05:54写真は光の量をとらえているだけにすぎない。肌と眼球の質感が違うことなど分かっていない。我々の身体の中に骨格があることも、筋肉で動いていることも写真にはなんの関係もないことである。http://togetter.com/li/113641
2011-03-20 04:07:03写真家杉本博司にろう人形を撮影したシリーズがあるが、一見生きた人間をを撮影したもののように見える。そこには歴史上の偉人たちが写っているので違和感をすぐに感じるのだが、写真にとっては生きた人間も人形も関係ない。http://togetter.com/li/113641
2011-03-20 04:09:05