何故日本の選挙では大差の結果が出るのか?

1994年の選挙制度改革時に想定されていた2大政党制が根付かない、 選挙の都度1党が議会を圧倒的に支配する日本の国会 選挙制度だけでは説明できないその原因、及び、一票の格差の解消法を語る
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前田 耕 (Ko Maeda) @MaedaPoliSci

yomiuri.co.jp/election/shugi… 総選挙で大差の結果が出ることを、この記事のように「小選挙区制のため」とするのは単純すぎる。それだけじゃない。05→09→12の変動を見ると、得票率の変化自体が、諸外国に比べて極端に大きい。浮動票の割合が日本は世界でも稀なほど大きい。

2017-10-11 00:01:28
Spica @CasseCool

各国政選挙での比例区得票率 自公は50%を超えたことがないという以前に選挙の勝敗(獲得議席)が得票率(支持率)について示唆するものは極めて小さい。例えば自公が大敗した2009年と政権奪還した2012年で得票率殆ど同じ。 twitter.com/akoustam/statu… pic.twitter.com/cymLx6yTZW

2017-10-20 01:12:55
akoustam @akoustam

だいたい本当に安倍政権で国民生活が困窮したのであれば、13参/14衆/16参と三回も国政選挙があったのに何故自公が安定多数?逆に民主党政治がそんなに良いものだったのなら、何故12衆で大敗北した?自分らに問題があったからだろ。それを反省もせず安倍政権批判とか国民無視も甚だしい>枝野

2017-10-17 22:41:52
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ESHITA Masayuki @massa27

あと、小選挙区制だから二大政党に収斂するというのも間違いだよね。フランスがぜんぜん二大政党になってないでしょう。二回投票制度という、その選挙区で最も優勢な候補者を選ぶ制度なのに。

2015-09-06 17:44:35
uncorrelated @uncorrelated

得票数が三番目以降の政党に議席を与えなければ二大政党になるのではないであろうか(ヲ

2017-09-09 01:42:09
ESHITA Masayuki @massa27

@uncorrelated 仏は二回投票制で、多くのケースで一騎打ちの決選投票となりますが、それでも5党以上が併存し続け、おおむね3党が有力政党でしたね。いまは再編途上だけど。

2017-09-09 01:45:45
uncorrelated @uncorrelated

@massa27 フランスの土着雰囲気が分からないのですが、その話からすると政党の地域的な縄張りが強そうですね。

2017-09-09 01:47:28
ESHITA Masayuki @massa27

@uncorrelated 比例代表制がベースとなっているドイツ連邦議会でも多党制なので、やはり二大政党自体が例外的な形態じゃないですかね。

2017-09-09 01:53:59
umedam @umedam

日本の小選挙区における自民党候補の相対得票率推移の中間値を見ると,03-05年,05-09年,09-12年および12-14年の間においてそれぞれ3.3%,-10.7%,4.6%,5.0%とさすがに09年は極端なんですが,英国労働党も例えば01-05年で6.1%減らしてるんで,それ以外はそこまででも。

2017-10-12 02:01:55
umedam @umedam

ではなんで(英国と比較して)選挙結果がそんなに動くかと言えば,競争的な小選挙区が多い影響もあるかと。03-14年の各選挙での上位二候補の相対得票率の差の中間値は10.3, 12.4,13.9, 17.3および16.2%。他方英国では01/05/10で20.6%, 18.3%, 17.0%。

2017-10-12 02:06:04
umedam @umedam

さすがに12/14は日本でも英国並みに上位二候補に大差がついた選挙区が多いんですが,野党分裂の影響もあるのかとは。なおなぜ日英比較でかつ英国2015選挙の数字がないかと言えば,2015年3月に英国で報告した論文が元ネタだからです。

2017-10-12 02:09:34
umedam @umedam

詳しくはこちらの論文から。 梅田道生(2015)「日本の衆議院総選挙における大規模な議席数の変動とその背景 : 競争的な小選挙区と「行政改革」志向有権者の投票行動の変化」愛媛法学会雑誌 42(1) iyokan.lib.ehime-u.ac.jp/dspace/handle/…

2017-10-12 02:11:26
前田 耕 (Ko Maeda) @MaedaPoliSci

@umedam 与党政権維持のときはもちろん変動が小さいでしょうから、政権交代した09と12を見るのがいいと思います。(まあ、その2回だけの例外だ、という見方もできるでしょうが) あと、数は多くないにしても、共産と維新の間を揺れ動く人なんかを見ると、浮遊的有権者の印象が強くなるんですよね。

2017-10-12 08:31:47
前田 耕 (Ko Maeda) @MaedaPoliSci

@umedam あと、数字はおぼえてないけど、09→12の民主党の下げ幅は物凄かったですね。

2017-10-12 10:03:12
umedam @umedam

@MaedaPoliSci 日本では投票政党が安定しない(英米と比べても顕著に)というのは同意します。ただ自→民,と民→自へと投票政党変えるのが(あるいは第三候補との出入りが)同時にいるので,選挙結果への影響はある程度相殺されるのかとは。

2017-10-12 12:03:58
umedam @umedam

@MaedaPoliSci あと選挙区が競争的なのが影響していると考える根拠としては,小選挙区の得票率に比しても議席数配分が極端なところが。2012は民主分裂第三極参入の影響もありますが,2009の自民が小選挙区得票39%で小選挙区議席21%,他方民主は得票47%で議席74%というのは英国と比しても極端なので。

2017-10-12 12:11:32
umedam @umedam

@MaedaPoliSci 小選挙区得票率と議席割合が極端になっている,というのは(紀要)論文にグラフを載せてはいます。

2017-10-12 12:18:50
前田 耕 (Ko Maeda) @MaedaPoliSci

@umedam 浮動票が多い、小選挙区制である、競争的選挙区が多い、野党が分裂してる、の各要因の組み合わせによって巨大な振り子が起きた、というまとめでいいでしょうかね。

2017-10-12 23:37:31
岡口基一 @okaguchik

内閣不支持率48% 支持の37%上回る 10月12日 nikkei.com/article/DGKKZO… それなのに,野党が乱立してしまったため,選挙は与党の圧勝の予想(^_^) 残された楽しみは,最高裁判事の国民審査くらいだね(^_^)

2017-10-12 22:05:15
リンク 日本経済新聞 電子版 内閣不支持率48% 日本経済新聞社の世論調査では、衆院選の公示直後の序盤情勢とともに、安倍晋三内閣を支持するかどうかについても質問した。内閣支持率は37%、不支持率は48%で、不支持率が支持率を上回った。日本経済新聞社 33 users 212
Spica @CasseCool

比例区が定数の38%を占めるに過ぎない現在の日本の選挙制度はアングロサクソン的な多数代表制に近い(得票率と獲得議席数を乖離が大きい)。ドイツは67%が比例区、北欧は完全比例代表制。日本人同様にバラけ癖があるイタリア人も一端小選挙区比例代表並立制を導入するも完全比例代表制に戻した。 twitter.com/okaguchik/stat…

2017-10-12 23:33:33
Spica @CasseCool

日本の一票の格差の大きさは議員定数がめちゃくちゃ少ないのに無理矢理小選挙区を導入していることに原因があるが、国会議員の大幅増がまず受け入れられない(改憲より難しそう)中、一票の格差是正には完全比例代表制の導入しかない。

2017-10-12 23:42:32
sion @zionsion

正直、衆議院は650議席あって良いと思う。余りにもこの国には代表が足りな過ぎる。

2017-10-12 00:25:25
清新明朗な加賀内閣 @hirataitaisho

衆議院議席数が増えないのは本会議場に椅子が増設できないから説

2017-10-12 23:57:24
墨東公安委員会 @bokukoui

ちょうど80年前、1937年の衆議院議員選挙の衆議院定数は466で、今回の選挙より1「多い」のです。当時の日本の人口は7000万人くらいですから、人口比で言えば今の議員は800人ぐらいいるべきなのです。貴族院が参議院になったからといっても、なお足りないのです。

2017-10-12 23:42:42
墨東公安委員会 @bokukoui

承前)それに、貴族院が公選の参議院になったからといって、衆議院と性格が違うのですから、やはり衆議院だけで800人いてもおかしくないはずです。せめて衆院700、参院300の千人ぐらいはいてもいいんじゃないでしょうか。

2017-10-12 23:46:23