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@ponQ 「システムという設定をあらかじめとりにくい」のは──「一つの行為にあらゆる領域に属す含意が畳み込まれてる」_か_ら_ではなくて──、「システム」という言葉を「全体の確定できるなんらかの単一の体系」という意味で使うからだ、と。 @lematin
2011-04-11 11:53:20@ponQ 少なくとも/この点だけを取り上げてみれば、これは──単に「最近の(?)人類学者が「システム」という語をどのように使うか」というだけの話であって──「モースの議論がどう変質しながら人類学で受け入れられてきたか」という話ではないように聞こえます。 @lematin
2011-04-11 11:54:29@contractio たぶん人類学が「システム(体系)」って概念を単純化して使ってきたことがでかいんじゃないかな。〜文化の体系とか、〜の象徴体系とか。ある民族がひとつのシステムをなす、そのシステムにその民族みんなが規定されるっつう発想がつよかったから、その発想が否定されるとき、
2011-04-11 11:54:13@contractio システムって概念にも負のイメージがついた、と。まぁ仮説だけど。システム論を積極的にとりいれようって人もいるにはいますし。
2011-04-11 11:55:32@ponQ そう思います。(たとえば象徴人類学における「象徴体系」のような使い方が念頭に置かれているわけですよね。) @lematin
2011-04-11 11:58:25(あ、失礼。「文化体系」「象徴体系」はこのツイートで出てましたね。見逃しました。) QT @ponQ: *。〜文化の体系とか、〜の象徴体系とか。*
2011-04-11 12:38:17@ponQ 私自身には「システム」という語をどうしても擁護(or 推奨)しなければならない理由はないので、それはそれでよいのです。<システムって概念にも負のイメージがついた @lematin
2011-04-11 12:01:19@ponQ (あと──ついでにいうと──「システム論を積極的にとりいれようって人」とお友達になれることは、私自身についてはあまりありません。) @lematin
2011-04-11 12:01:45【C1:社会学】経済、政治、文化、家族などを、それぞれのシステム毎に分析する。 【C2:人類学】一つの行為にあらゆる領域に属す含意が畳み込まれてる。ある部分だけを取り出さない。 @lematin @ponQ
2011-04-11 14:41:46なるほどこの対比は、上記二学科について おおまかな傾向としてあてはまるように私も思います。 しかし、それがどういう意味であてはまるのか──C1/C2 はどういう対比なのか──が問題です。@lematin @ponQ
2011-04-11 14:42:01(まず結論的疑問を簡単に述べておくと、)これが意味しているのは単に、「たいてい社会学は、機能的な分業が生じている(専門職をともなうような制度的な領域が存在している)いる社会を扱うが、人類学は そうではない」ということではないのか、と私は思いました。@lematin @ponQ
2011-04-11 14:42:35@lematin @ponQ まず、「JK1:現代社会においては、専門職(ex.教師、裁判官)や担当組織(ex.学校、裁判所)のようなものに制度的に裏打ちされた諸領域が存立している」というのは──学術的な主張であるよりはむしろ──常識的主張に属するものであるように思われます。
2011-04-11 14:44:29@lematin @ponQ これは例えば、当の様々な領域自体の側で、しばしば「法-と-社会」「芸術-と-社会」「科学-と-社会」「教育-と-社会」といった仕方で「社会」という言葉が、残余概念として
2011-04-11 14:45:31──そしてしばしば当該領域の論理や合理性を邪魔する「夾雑物」として、あるいは当該領域が答えなければならない課題を与えるものとして──観念・表現・経験されるところにも見て取れます。@lematin @ponQ
2011-04-11 14:45:36@lematin @ponQ そして、 「C1':制度的諸領域が成立している社会を扱う場合に「それぞれの領域ごとに分析する」」ことも、 「C2':制度的諸領域が成立していない社会を扱う場合に「ある部分だけを取り出さない(むしろ、取り出せない)」」ことも、
2011-04-11 14:45:43@lematin @ponQ さらに/他方また。 「JK2:いかなる領域においても、特定領域における行為~相互行為には、──たとえば「原子力発電所の設立」や「実験室の実験」などなどに、政治的・経済的・法的・(中略)な事柄が付きまとうように──なにがしか他の側面も付きまとう」
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