ルールを利用した遅滞戦術に「あんな戦い方はサムライじゃない!」という人がいるけど、侍が戦術的狡猾さを採らないというイメージはどこから?
競技スポーツの世界で、ルールを利用した遅滞戦術をとると「あんな戦い方はサムライじゃない。もうサムライ○○と名乗るな」みたいな事を言う方が当方の周りも含めいらっしゃるのですが、侍が「攻め続ける」とか「戦術的狡猾さを採らない」ものだという観念はどこから来たのでしょう。 少し謎です。
2018-06-29 09:08:31東京中心に剣術・抜刀術など伝統武術と刀禅を稽古しています。新陰流・武蔵流(二天流・二天一流稲村傳)。体術その他武器術もあり。出張指導も承ります。協力した作品→漫画「我間乱」「ヨアケモノ」「NERU-武芸道行-」アニメ「刀使ノ巫女」。獣脚類使い。
侍の実際の行動について
@zefu_kai @atsuji_yamamoto 江戸時代になってからの官僚的な侍と 戦国時代の侍で、かなり違うイメージです
2018-06-29 09:50:17@herbert_west02 @atsuji_yamamoto それも大きいと思います。時代や地域や階層によって大きく規範が異なるでしょうね。そもそも侍という身分がちゃんと固定されたのも特殊な時代だけという見方もあるでしょうし。
2018-06-29 10:02:11@atsuji_yamamoto ありますよね。わりと海外でも「武士は真っ直ぐな攻撃しかしない」みたいな言い方をしてくる人がいるのですが(だいたい好意的な感情で)、いちおう兵法を教えている身としては困ってしまうことがあります。
2018-06-29 10:01:03@zefu_kai 30年くらい昔聞いた話で、欧米(雑なくくりですみません)からくる武術入門者の中には、日本の武術の先生は酒もタバコもやらず寺に住んでると思ってる人がいたそうですw 何か思い込みがある人、いつの時代もいるものですね;w
2018-06-29 10:17:58@atsuji_yamamoto そういえば十数年前にもありました!日本に来た外国人有志が、先生がタバコを吸うと知って凄く驚いてたことが笑。 タバコも酒ものまない私はその点ではイメージ通りで好かれますが、武蔵流を静かに遣うのでまたそこでがっかりされてしまうというのが定番です笑
2018-06-29 10:26:02@zefu_kai 個人的には、搦め手や裏工作も立派な戦術だと思いますが、いつから「侍は正攻法しかしない」って認識になってしまったのでしょうか? ルールに則っているなら問題無し。 正攻法しかしないのが侍なら、松永久秀とかどういう認識になるのかなぁ……。私としては、計略や謀略に優れた武将に憧れますが
2018-06-29 13:07:38@zefu_kai 素敵な意見を見かけたのでお声がけ失礼します。 侍、と言うなら剣道が近いと思いますがかつぎ面などの技も極論騙し技ですからね。 侍は競技のためではなく生きるための技を身につけていたはずです。 それであればルールを活用して結果を出した上で生き残る戦術を取る方がよっぽど侍だと思います。
2018-06-29 15:46:50@zefu_kai 正直ここまで「カッコいい存在」というイメージが定着してると「戦国時代は侍=下っ端の雑兵で乱取りや奴隷狩りまでやります」と言っても一般の人には通じないと思ってます(´-`)
2018-06-29 13:10:01@zefu_kai 侍だって遅滞戦術もするし、釣り野伏に代表されるように偽装撤退と強襲という戦術も当然使う。彼らのサムライのイメージを我々に押し付けられても困るんですよね。 あ!戦場で毒入り饅頭をばら撒いて敵将暗殺も当然使ってた。 (島津の大将も引っかかった)
2018-06-29 10:35:40正攻法を重視するイメージについて
@zefu_kai 鎌倉時代の武士は危険な敵陣1番乗りが評価されたという文献を読んだ事がありました。 また元寇を相手にした時、名乗りをあげるもののそれを意に介さない元寇側と鎌倉武士が対照的に描かれた小学生向け歴史漫画を読んだ事もあり、それら作品の表現が1つの要因かなと思います。
2018-06-29 15:14:38@zefu_kai @mikumate3939 戦いが無くなってから書かれた 新渡戸稲造の『武士道』(武士とは、かくも格好良くあるべし!的な。)に書かれたサムライを、 全ての時代の、全てのサムライだと信じてしまった現代人は、 “サムライは正々堂々と…”言うようになってしまった訳ですね。 まぁ、それもまた現代人の持つ サムライ像かと。
2018-06-29 13:58:58