社会学者、査読論文出してなくても教授になれるし、招待論文(依頼論文のこと?)があれば査読論文無しでも良いらしい問題(いろいろ追記有り)

いやこれマジで本当なの? 千田先生一人の放言とかじゃなくて? 社会学者さん達がちゃんと「この人(この大学)だけの問題」とか「社会学は査読論文以外の検証システムが構築されてる」とかツイートしてくれたら、まとめにもキチンと追加するのでマジで意見求む。 意見求めた結果いろいろな人が有益な呟きしてくれたので追記。2ページ目まで読んで欲しい所。
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Toshi @t0shi_

社会学者、査読論文出してなくても教授になれるし、招待論文(依頼論文のこと?)があれば査読論文無しでも良いらしい問題 - Togetter togetter.com/li/1274544 これでこれまで回ってたということは何か上手く行くようになってるんじゃないかと思ったが、JSPSからも問題提起されてるんだな……

2018-10-08 23:58:53
Toshi @t0shi_

査読論文が全てみたいなのは理系(自然科学系)の、それも全ての分野ではない(情報系とか会議の方が大事って言いますよね)仕組み・慣習なので常に真ではない。

2018-10-09 00:02:51
Toshi @t0shi_

自然科学系の、そういう分野でも、例えば学位取得要件に査読論文いくつとか挙げてることが多いが、これは学位審査を実質的に外注していることであり望ましくない、学位審査はあくまで博士論文そのものに対して行われるべき、という声もある。

2018-10-09 00:05:57
Toshi @t0shi_

例えばそれと同様な形で、社会学の分野において査読論文のような形ではなく、論文(査読・招待を問わず)や著書その他の著述内容そのものを審査して招待論文やらポストやら学界での地位を決めているんなら分かる。国際化などの大きな流れの中で変革を迫られそうではあるが。

2018-10-09 00:07:27
Toshi @t0shi_

査読論文いくつとかIFがどうのって基準はある意味仕事の中身を見なくても研究者としての評価付けを可能にするシステムなんだよね。研究分野が多彩化し、研究成果の情報が大量に行き交う現代においてはそれなりの合理性のあるものだと思っているけど、それが最善とも限らないのは確か。

2018-10-09 00:13:47
Toshi @t0shi_

査読者が論文原稿から得られる情報は一般読者と大差なく、つまり査読者は読者代表に過ぎない。査読ではなく論文そのものを一般読者が評価するシステムは、自然科学系においてもオープンジャーナル化の流れの中で検討されているものである。数物系分野ではプレプリントが導入され、根付いて久しい

2018-10-09 00:18:16
Toshi @t0shi_

つまり、査読が全てではないというのは分かるので、そのうえでどうやって業績を評価する仕組みでその分野の学界が動いているのかは興味がある。自然科学者だって査読システムより効率的な方法があるならそうしたいのだ。

2018-10-09 00:23:55
Toshi @t0shi_

ただ、とりあえず「学問の世界のこととか全然わかってないのに誹謗中傷しないで欲しい。学会誌の業績のカウントの仕方もしらんのか。査読論文と招待論文なら招待論文のほうが格上」というのは、「学問の世界」ではなく、当該分野だけの話と思う。少なくとも現状は。

2018-10-09 00:25:51
Kiyonori Nagasaki @knagasaki

人文系に未だに単行本文化が残っているのは、独自の解釈を明らかにするために語彙というか名前空間をカスタマイズしなければならず、単発論文だと議論の展開が十分にできないからである、という風に考えてもらうとわかりやすい人もいるかもしれない。 twitter.com/shinichiroinab…

2018-10-08 17:21:26
稲葉振一郎 @shinichiroinaba

論文が単なる研究報告ではなく同時に文芸作品でもあることを求められるような分野では、たとえ査読誌システムが確立していても単行本化されたモノグラフの地位は高いのです。歴史学とか人文系の多くはそう。ただ単行本にも査読があってしかるべき、とは言える。

2018-10-08 16:00:45
Kiyonori Nagasaki @knagasaki

そんなものが共通化されていないのか、と思う人もいるかもしれないが、それ自体が研究対象になり得るという事情がある。

2018-10-08 17:38:00
伊勢田哲治 @tiseda

日本の哲学系では査読システムが同僚評価において占める比重はだんだん大きくなりつつあるが、やはりまだ若手の評価が主だと思う。シニアの研究者の評価は著書に対する学会誌書評(新聞書評とはだいぶ違う)とか学会ワークショップ等での討論とかを通して事後的に共通認識が形成される感じだろう。

2018-10-08 21:22:25
伊勢田哲治 @tiseda

この共通認識は外からは分かりにくい。ひとつの目安として、学会の依頼講演や依頼論文は(ちゃんと仕組みが機能している学会においては)ある程度そうした共通認識を反映しているので、依頼を多くうける人は同僚評価で高く評価されているんだな、という見方はできる。

2018-10-08 21:22:25
とりん(・と・) @trinh_JP

で、(某分野では)それが機能しておらず内輪のなれ合いだろ、とここ数年憤激してきたのが木村先生なわけである。

2018-10-08 23:32:28
MMatsunaka @mana613

院生ならともかくテニュア持った教員でも、どの分野にも、自分の分野の業績の公表や評価をめぐる慣行を当然のものと捉えて、他の慣行の可能性にアタマが回らない人はいる。それは仕方ないが、社会科学の人がそれだと専門的な能力自体を疑いたくなる。

2018-10-08 14:42:30
MMatsunaka @mana613

さすがに法学は業績や論文まわりの慣行があまりに変わっているので、これがスタンダードだと勘違いする人はあまりいない。他分野のスタンダードに興味がない人はたくさんいるけど。

2018-10-08 14:47:43
MMatsunaka @mana613

ピアレビューは最もスタンダードなクオリティ・コントロールの手法ではあるが、もちろんそれ以外の手段が大事な世界もある。ただ、査読・依頼が混在し、かつ、若手は査読、どこかの段階から依頼ばっかりというのは後者の研究が事前に研究会で揉まれるとかのステップがないとちょっと危うい気はする。

2018-10-08 14:56:40
MMatsunaka @mana613

僕が他の学問分野にある異なった慣行や仕組みや、自分の分野の位置付けを理解する能力が大事だと思うのは、アホなツイートしないためではなく、他分野の人と話すのに必要だから。例えば、部局を超えた業績評価や人事の話がややこしくなる一因はここにあって、日々実感してないかな、我々。

2018-10-08 17:26:16
MMatsunaka @mana613

それで、なぜ異なる慣行が存在しているのか、なぜ特定のものが優勢になるのか、それらは望ましいのかを理解するのに必要なのは、まさに社会科学の知見(人文も入るかもしれない)。それなのに、そのくらい身近なところですら知見を活かせないって情けなくないかな。

2018-10-08 17:32:01
Masashi Kasaki @kasa12345

前から言っているように、分野というのも、非常に細分化される。また、学際化、国際化も進んでいるので、評価基準についてちゃんと他分野含めいろいろ知っておくことは必要。それを、査読・招待の二分法で単純化したり、専門家なら読めばわかるということは、むしろ問題しか起こさないと思う。

2018-10-08 21:02:29
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

特に伊勢田先生のこのツイートはかなり納得できる。直感的には内輪の縁故が物言うようになりそうな雰囲気は結構感じるが、とりあえず「査読論文以外の第3者による学術的な検証システム」の提示には十分なってる。 twitter.com/tiseda/status/…

2018-10-09 01:09:33

 
社会学界からの説明、反論、事実誤認の指摘等、まとめの内容に加えたい所がありましたら、追記しますのでリプライ頂ければ対応します。

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