「放射線副読本」平成30年9月(文部科学省)に関する議論(11/15/2018)

2018年11月15日〜19日に、文部科学省が配布している「放射線副読本」に関してtwitter上で意見交換しました。私自身、とても勉強になりましたので、togetterにまとめて共有することにしました。返信に返信がついてとても複雑なことになっていますが、シンプルに時系列で配置しました。想像力を働かせて、つなぎ合わせてお読みください。
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原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

@koichi_kawakami @nagaya2013 @kaokou11 @ahare_asayaka 人間では観察されない、という科学的知見は無いと思いますよ。真面目な研究者なら、統計誤差の範囲、というところまででしょう。 だから「観察されない」という言説はプロパガンダではないかと思います。

2018-11-18 10:48:23
Koichi Kawakami, 川上浩一 @koichi_kawakami

@harada_hirofumi @nagaya2013 @kaokou11 @ahare_asayaka (それには個人的な意見としては同意したいのですが)科学的知見としては、そうなっている、ということは覚えておく必要があるのです。(これは、ここまでにしましょう。原田さんとこのことについて争うつもりはないです)

2018-11-18 10:51:10
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

@koichi_kawakami @nagaya2013 @kaokou11 @ahare_asayaka では、こういうのとか。 プルトニウム動物実験施設の設計と管理経験 jstage.jst.go.jp/article/jhps19…

2018-11-18 10:53:28
nagaya @nagaya2013

原発従事者は「外部被曝は実質的に防護方法がないから、被曝の総量限度を決めます。ただし内部被曝については徹底的に避けるように」という方針があるわけで「総被曝量に余裕があるから多少の内部被曝はいいさ。防護マスクなしで作業しよう」とはなりません。これ被曝防護を考えるうえで大事な点です。 twitter.com/koichi_kawakam…

2018-11-18 12:59:07
Koichi Kawakami, 川上浩一 @koichi_kawakami

@harada_hirofumi @nagaya2013 @kaokou11 @ahare_asayaka 元にもどって。「放射線副読本」の「1mSvの外部被ばくと1mSvの内部被ばくでは、人の健康への影響の大きさは、同等と見なせます」という文章は、文自体が意味をなさない上に、内部被曝の危険性を注意喚起していない(どころか過小評価させようとしている)と批判することができますね。

2018-11-17 20:30:48
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

@shun148 @onkapi @koichi_kawakami @nagaya2013 @kaokou11 @ahare_asayaka 田崎さんの記述の方が良いですね。実効線量の定義からして、内部被曝と外部被曝を同じ尺度で勘定する為の工夫です。 ただ、副読本は、1mSvは大した事がない、と言いたいように見えるので、その文脈で内部被曝も外部被曝も同じ、みたいに言うのは、よろしくないでしょう。

2018-11-19 08:19:51
nagaya @nagaya2013

@harada_hirofumi @shun148 @onkapi @koichi_kawakami @kaokou11 @ahare_asayaka 『やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識』(田崎晴明) gakushuin.ac.jp/~881791/radboo… こっちの方が副読本として有用じゃないかな。 Svによる内部被曝と外部被曝の評価を統一する試みですが、「防護のためだとすると統一する必要があるのか」というところから再評価した方がいいかも。

2018-11-19 08:39:32
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

@nagaya2013 @shun148 @onkapi @koichi_kawakami @kaokou11 @ahare_asayaka 内部被曝も外部被曝も同じ尺度で評価できないと、基準が決められませんよ。

2018-11-19 08:44:42
nagaya @nagaya2013

@harada_hirofumi @shun148 @onkapi @koichi_kawakami @kaokou11 @ahare_asayaka たとえば核種補正は有効だとして、外部被曝をOSv、内部被曝をESvとして別々に基準値を決めればいいんです。その際、食品、吸気、舞い上がり等の内部被曝評価を厳しめにします。合算しようとするから自然放射線と事故放射能の変な一般化が起こるんで。

2018-11-19 08:51:50
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

@nagaya2013 @shun148 @onkapi @koichi_kawakami @kaokou11 @ahare_asayaka 内部被曝と外部被曝の基準を決める根拠は何になるんですか?

2018-11-19 08:53:13
nagaya @nagaya2013

@harada_hirofumi @shun148 @onkapi @koichi_kawakami @kaokou11 @ahare_asayaka 現状の原発従事者や放射線管理者の基準をそのまま「外部被曝分」として独立させて、新しく内部被曝分を、当面、現状基準で追加する形ですね(合算はしません)。原発事故の最大の懸案事項は事故直後の内部被曝ですから、ここを分けて疫学調査を再構築すれば、将来見えてくるものがあると思いますよ。

2018-11-19 09:00:59
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

@nagaya2013 @shun148 @onkapi @koichi_kawakami @kaokou11 @ahare_asayaka 外部被曝と内部被曝の二本立ての規制とするにしても、上限の根拠は「規制するに値するリスク」という一つの指標でなければ、規制の根拠とならないでしょう。

2018-11-19 09:03:10
nagaya @nagaya2013

@harada_hirofumi @shun148 @onkapi @koichi_kawakami @kaokou11 @ahare_asayaka でも考えてみると内部被曝分の疫学調査ってけっこうむずかしいですね。実被曝データ計測手段が限定的なこと、外部と違って地域の平均化ができないこと、なにより影響が出るレベルの内部被曝のケースがかなり限定的ないこと。だとすると外部は受容するが内部はできるだけ避けるというのもありでしょう。

2018-11-19 09:07:23
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

@nagaya2013 @shun148 @onkapi @koichi_kawakami @kaokou11 @ahare_asayaka 内部被曝を出来るだけ避ける、というのは放射線作業では原則ですよ。 別に新しい理屈は不要です。

2018-11-19 09:10:53
nagaya @nagaya2013

@harada_hirofumi @shun148 @onkapi @koichi_kawakami @kaokou11 @ahare_asayaka 分けて規制すると内部被曝の特殊性、限定性が明らかになります。防護上も外部と内部では方法が違いますから、自己防護の基準としては優先順位の問題からも有効だと思いますけどね。

2018-11-19 09:10:58
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

@nagaya2013 @shun148 @onkapi @koichi_kawakami @kaokou11 @ahare_asayaka 「分けて規制すると内部被曝の特殊性、限定性が明らかになります。」 これは、広報的な意味ですか?

2018-11-19 09:13:40
nagaya @nagaya2013

@harada_hirofumi @shun148 @onkapi @koichi_kawakami @kaokou11 @ahare_asayaka いや、管理線源ではなく管理できない放射能の事故の評価としてです。内部被曝の評価が必要なケースというのは異常事態なんです。通常運転での外部被曝と独立して評価したほうがいいです。

2018-11-19 09:14:50
nagaya @nagaya2013

@harada_hirofumi @shun148 @onkapi @koichi_kawakami @kaokou11 @ahare_asayaka いえ、内部被曝の限定性とは緊急的リスク管理が必要な事態という意味です。マニュアル化できない個別対応においての防護の優先順位的な視点です。福島の甲状腺がん防護で失敗したのが典型ですが、内部被曝に対するリスク管理と空間線量でのリスク管理は分けて対策しましょうという話とも言えます。

2018-11-19 09:22:27
原発はいますぐ廃止せよ @kokikokiya

もしも測れたら外部被曝も内部被曝も線量が計算できたらそれは同じ ところが未だにヨウ素の内部被曝もわからずに途方に暮れている 線量計算が出れば同じだが 内部被曝は測れない測りにくい解剖するわけいかんだろということ

2018-11-19 09:41:26
🌈白石草 @hamemen

最悪の改訂。まったく。→旧版「未だ明確な結論は出ていない」「子孫に放射線の影響が伝わるといった確かな証拠も得られていない」改訂版「健康に影響が及ぶ数値ではなかった」 「原発いじめ」撲滅へ文科省が「放射線副読本」改訂 不安あおる記述是正  sankei.com/premium/news/1…

2018-11-19 10:32:33
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

@nagaya2013 @shun148 @onkapi @koichi_kawakami @kaokou11 @ahare_asayaka それは、実効線量で内部被曝と外部被曝の指標となるか、という問題とは関係ないですね。 ピンと来ないかもしれないですが、実効線量を算出する際に、内部被曝と外部被曝で算出方法は異なりますよ。

2018-11-19 10:40:18
nagaya @nagaya2013

@harada_hirofumi @shun148 @onkapi @koichi_kawakami @kaokou11 @ahare_asayaka 外部被曝と内部被曝は算出方法が違うのは当たり前でしょう。だから外部被曝の評価は妥当でも、内部被曝は過小ではないかという批判が出るわけです。副読本に戻ると、評価の定まらない事故による内部被曝を自然放射線や計画被曝と比較する体質が被曝防護の穴を生むのではないかという問題提起ですよ。

2018-11-19 10:51:35
nagaya @nagaya2013

@harada_hirofumi @shun148 @onkapi @koichi_kawakami @kaokou11 @ahare_asayaka 今回の事故でいうと、1mSvか20mSvかの議論に本当は積算して指標とすべきなのに個人の初期被曝量が加味されてない。どうも事故特有のリスクである核種も量も定かでない内部被曝を軽視するために原子力PAによってシーベルトが悪用されているという面はありますよ。

2018-11-19 11:01:10
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

@nagaya2013 @shun148 @onkapi @koichi_kawakami @kaokou11 @ahare_asayaka あの、ですね。 実効線量で内部被曝と外部被曝を統一的に評価可能であるか、という話から離れすぎでは?

2018-11-19 11:14:06
nagaya @nagaya2013

@harada_hirofumi @shun148 @onkapi @koichi_kawakami @kaokou11 @ahare_asayaka すいません。そっちはお任せします。私のは統一的に評価することの弊害の視点での考察ですから。内部被曝と外部被曝では評価が必要なステージがそもそも違いますから。

2018-11-19 11:26:57
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