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「紀要」の問題と課題

「紀要」にまつわる諸問題を選択・編集しました。たぶんに恣意的ですので、問題ある場合は柔軟かつできるかぎり迅速に対応します。※2019年5月7日最終更新
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さとうしん @satoshin257

お陰様で査読誌掲載論文より紀要論文の方が人目に触れやすいという状況になってるよな。このあたりは学会側も本気で考え直すべき。 >RT

2015-03-17 14:48:05
さとうしん @satoshin257

中国だと査読誌だろうが紀要だろうがCNKIに絡め取られるようになっているので、どっちも同程度に人目に触れるようになっているのだが。

2015-03-17 14:49:51
さとうしん @satoshin257

紀要掲載のトンデモ論文が目立つのは、学会誌が積極的に無料で論文をネット公開しないからというアツい言いがかりを考えた。

2015-03-17 14:59:53
charanke @tak_weijin

@satoshin257 とはいえ、学会側の努力を促しても、昨今の多くの学会が会員減少で経営はおろか存続すら危ういのに、無料で成果を公開しろというのは酷では?学術成果公開促進と充実・維持を望むのであれば、むしろ文教政策に求めるのが筋ではないかと。ciniiも無くなるし…

2015-03-17 17:30:09
さとうしん @satoshin257

@tak_weijin とは言えこのままだと『史学雑誌』『東方学』あたりはともかく、中堅どころの学会の成果が顧みられず埋もれていくだけだと思うんですよね… 公開促進を文教政策に求めるべきというのは同意です。

2015-03-17 17:33:35
kazy @gakeau

まったく同意だけど、予算規模の小さい学会だと学会誌売り上げも馬鹿にならないという事情も“@Cristoforou: 学生にざっさくプラスやCiNiiを教えると、まずオンラインpdfがある紀要論文しか読んでこないよ。査読つき学会誌も全部無料公開にしないとダメなんじゃないかと思う。”

2015-03-17 15:23:28
憑かれた大学隠棲:再稼働リプレイスに一俵 @lm700j

査読付き論文は無料では読めないので誰も読まず、無料で読める学内の査読なしの紀要ばっかり読まれる問題

2016-04-29 19:20:14
ふじさきさんちの(ヤ)ドン @fjsk__1114

例えば刊行してから2年経った紀要は電子ジャーナル化して無料公開します、っていう流れは新聞紙を買うのと同じ要領だと思う。最新の知見を吸収したいならお金を払う、もし少し待ってもいいなら無料になるまで待つ。言ってしまえばこの2年の知見の差を埋めるためのお金であってムダ金ではない

2017-01-25 12:45:26
河野真太郎/Shintaro Kono @shintak400

現在、大学の紀要は基本的にウェブ公開するので、紙の本で書いたことより紀要に書いたことの方が(ウェブ検索に頼る学生のレポートなどで)参照されやすいという現象が起きているような気がします。私の一冊目の著書で書いたようなことは、ほぼ先行研究として認められていないという……。

2017-12-04 16:56:10
まつーらとしお @yearman

CiNiiにあるものを優先的に使うというか、オンラインにないものは使わない問題というのは深刻で、CiNiiで紀要のような日の目を見なかった論文が読まれるようになった反面、本は読まれなくなっている。文献欄から芋づる式に見ることや参照文献付き入門書等を見ていくことを地道に指導しないと

2018-05-28 12:39:16
saebou @Cristoforou

紀要が時間の無駄とは思いませんが、イマドキウェブで公開していない紀要は時間の無駄だと思います。だから、全部をウェブ公開してないうちの大学の人文紀要の大部分は無駄かもと思う。

2018-06-16 14:34:17
saebou @Cristoforou

無駄っていうのは、金をもらって売る製品としてではなく出しているのに、無料かつアクセスしやすい形で市民や学生に提供しないのはせっかく発表した学術研究が無駄になるっていう意味です。

2018-06-16 14:45:16
みょんみょん @washou3956

主要な学会雑誌の電子化は、その学問でもっとも新しくもっとも水準の高い研究を国際的に発信するという点や、人文学を守るための「評価」の観点からも、きわめて重要な「屋台骨」となりつつある。これらの不足は、歴史学や人文学の土台を少しずつ蝕みつつあるといえる

2019-05-04 22:17:32
みょんみょん @washou3956

歴史学の体制そのものは歴史的な存在である以上、このような変化に対応することが、学を支える今後の基盤になることを述べて、本稿のおわりとしたい」(後藤真「日本史研究と人文情報学」『日本歴史』848、2019年1月、8頁)。RTに関連して。

2019-05-04 22:17:32

紀要掲載論文の公開にともなう弊害

GEISTE @J_geiste

>RT リポジトリ等で電子公開されてる事を理由に学会誌や紀要を除籍したり受け入れ拒否したりする大学図書館が増えてるのも問題で、リポジトリのデータの方には権利関係ゆえに図版が省略されてたり、奥付・彙報・雑報等が収録されてなかったりする。本とデータは必ずしも同一ではないんだよね。

2018-08-18 11:58:16

紀要掲載論文公開を望む(ないし肯定的な)意見

佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

100年の間に数人の専門家の出現しか期待できないような研究分野だと(自分の分野がそうなのだが)、後世の人に対してその成果を読む手段を確保しておくことが大事になる。速報性、引用頻度を競争する潮流とは正反対の研究スタイルだけに、時々のトレンドを眺めつつ、別の道筋も残しておきたい。

2018-12-17 06:35:37
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

学術雑誌を閲覧するのに巨額の契約金が発生することが常態化してしまうと、自分の分野みたいな場合は大学の紀要で無料公開であっても別に構わないな、とも思う。無料公開しておけば読者が増えて、史料の一般的取扱いは他の史学分野から批判を受けられるし、専門的批判は後世に委ねられる。

2018-12-17 06:35:37
金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

日本文学研究者の皆さん…論文を、学会誌をネット公開するのです。「令和」の出典は万葉集。CiNiiで「梅花歌」で検索すると、ヒットした論文19件のうちオンラインで読むことができたのは大学紀要を中心に4件。論文誌はほぼ読めません。これは現代にあって大きなマイナスです……知を世界に放つのです!

2019-04-01 13:21:25

「紀要」への賛意と公開への疑念

オッカム @oxomckoe

僕は紀要肯定派なのです。ただ大学院で訓練を受けた人々以外に公開されることには懐疑的です。そこにはライフワークと呼べる長期的な営みの経過報告から、かなり怪しいものまで雑然と詰まっています。形式は緩く、論文としては問題のあるものもある。学位を持つ専門家が読めば色々な事情を飲み込める。

2019-05-04 01:15:25
オッカム @oxomckoe

しかしこれを完全に公表するとなると「不正だ!」、「論文とはとても呼べない雑文だ」という素人が現れる。厳密な定義を適用するなら素人意見が正しい。しかし学位を持つ人間が読むと、それは大きな結実するかは分からないが研究過程の断片だと分かる。四角四面の不正・公正の適用に馴染まないのです。

2019-05-04 01:23:24
オッカム @oxomckoe

知識は危険物であり、その取り扱いには長い修行と学位もしくは実績による資格が必要。一般的に修練のない人が論文を読むのは生兵法みたいで、害悪の方が大きい場合もある。その最たるものが紀要。あそこ雑然と並んでいる有象無象の営みが、まれに現れる公開して世の中の滋養になる論文を生み出す苗床。

2019-05-04 01:29:47
関大岩本ゼミのアドミン @iwasemi_kuuu

僕も紀要肯定派ですね。実際に僕が書いた英米60年、日本60年に亘る再販の学説史の論文群は単体で査読雑誌の審査を通過するのは不可能に近いですし、紀要だからこそ頁数も気にせず書けるわけです。そもそも審査できる人が殆どいないのですが、同じ分野の後世の研究者が価値を審査すれば良いと考えます。 twitter.com/oxomckoe/statu…

2019-05-04 09:17:04
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