初音ミク「ハジメテノオト」の歌詞を韻による意味の伝達という観点から評価する

料理研究家　やおき @yaoki_dokidoki

「かわらないわ」の前者の「わ」の音は、「わたしは」という存在を立ちあげようとする初音ミクの思いがこめられている。と同時に、後者の「わ」の音は女性性というジェンダーをしめすようなことばづかいでもある。ジェンダーの自認がどれくらい自分の存在のたしかさに影響をおよぼすのか、

料理研究家　やおき @yaoki_dokidoki

それははかりしれないんだけど、「わたしは」という意識や「かわらないわ」という意識は、そこになにか存在がいるんだという手触りをリスナーに感じさせる意味になるだろう。そんな意味を、「わ」という音による韻はお互いにバケツリレーのように運んでいるのだと思う。１番ではね。

料理研究家　やおき @yaoki_dokidoki

２番では「わ」の音は「わくわく」という嬉しい気持ちや、「いわなかったことば」という寂しい気持ちを運んだりしている。そんな歌を「わたし」は歌う。いや、何もできない、しらないけど、「歌は歌えるわ」と歌うのである。

料理研究家　やおき @yaoki_dokidoki

明日は６時起きなのでこのへんで。