【インスリンと肥満の大事な話】「日本人で体重100キロ超えるのは才能ないと無理」というツイートに、専門医が解説!【追加その2あり】

糖尿病予防にも、ダイエットにも、参考になるお話しだと思います。 後半には、食後の血糖値の上昇とインスリンと肥満・糖尿病の関係についての解説ツイートをまとめました。
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レザード @lolizard

健康診断のお医者さんが 日本人で体重100キロ超えるのは才能ないと無理 って言ってた

2019-10-01 13:55:43
motto @motto2

@lolizard 120㌔の私は才能の塊と立証された、なおかなりの予算を食費として計上しないとこの腹は作れないため努力の賜物でもある模様。

2019-10-02 18:31:03
みすたー@生涯厨弐宣言。 @misuta_dayo

@lolizard @kuming_sync そう思ってたけど、あなたの心臓はあなたの体重に耐えられません。と宣告されましたw

2019-10-02 23:38:10
出雲千鶴 @Izumo_Chizuru

@lolizard 尊師石塚もおっしゃられていましたね 100kg越えはエリートだと

2019-10-02 22:18:51
みーこ@断酒スリッパー @batta43608294

@lolizard 100キロ越えの友人います ラーメン三倍食べるとか言ってた まさに才能

2019-10-02 22:43:59
カンラン石 @kanranseki3

@lolizard 私自身どれだけ自堕落な生活をしても80kgを少し超えるのが限界。お医者様のおっしゃる通り100kg超えは選ばれし者の領域です。

2019-10-03 00:38:10
はる𓅪𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 @m0930m1128k0915

@lolizard @tkmpkm1_mkkr 130kg超えてる友達も同じ事を言ってました。 持って生まれたものなんですね〜。

2019-10-03 11:18:45

医師の視点からも「その通り」である理由

NK細胞 @nkcell_dm_endo

総合内科専門医/糖尿病専門医/内分泌代謝専門医/甲状腺専門医👨‍⚕️30代。簿記2級/ファイナンシャルプランナー(FP)2級🆕。バドミントンと野球観戦(中日ドラゴンズ)とお酒が趣味みたいなもの。

NK細胞 @nkcell_dm_endo

医師の視点から。これ、その通りです。 太るためには、栄養を身にする為のホルモンであるインスリンが十二分に必要になりますが、日本人にはその力が少ない方が多いのです。 栄養過多だけでは太れないのです。栄養過多とそれに見合う過剰なインスリンがあることで太ることができるのです。 twitter.com/lolizard/statu…

2019-10-03 20:02:02
NK細胞 @nkcell_dm_endo

栄養過多気味な方であったとしてもこのようにいろいろなパターンがあるのです。 欧米の方はインスリン分泌能力が非常に強い方も多いので、食べ過ぎていても右上のパターンの方もたくさんいます。 pic.twitter.com/m4939nsqZk

2019-10-03 20:02:05
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NK細胞 @nkcell_dm_endo

しかし、アジア人はインスリン分泌能力が欧米人に比べて弱いため、右上パターンは少なく、小太り以上までは太れない(右下パターン)の人が多いのです。 中には食べても食べても太らず、太ること無きまま糖尿病になる人もいます(左下パターン)。

2019-10-03 20:02:06
NK細胞 @nkcell_dm_endo

中にはインスリン分泌が不足している方もいます。そういった方の場合には仮に食べすぎていたとしても、未治療のままでは痩せることすらあります。 食べすぎている人が食事療法を正しく行わずインスリン治療をすると、インスリン過剰状態を作ることができてしまうため太ります。

2019-10-03 20:02:07
NK細胞 @nkcell_dm_endo

100kgを超えるほどの肥満体型になれること自体は天性のものであり、才能と言ってもいいでしょう。 しかし、100kgを超えるような体重のままでいることは体にとって好ましいことではありません。 太れる力を持ちながらも太らない、これが理想だと思います。 能ある鷹は爪を隠す、の精神で行きましょう。

2019-10-03 20:02:07

食後の血糖値上昇と食事の関係

NK細胞 @nkcell_dm_endo

食後の血糖上昇と食事について少し述べてみます。 食べた後に血糖値というのは当然上昇します。 蛋白質や脂質でも上昇はしますが、炭水化物類による上昇が1番大きく、栄養素の比率としてもその割合が大きいため、1番ポイントになります。 血糖値の上昇の仕方は、食べる順番と関わりがあります。

2019-06-27 18:16:57
NK細胞 @nkcell_dm_endo

食べ物が小腸の中を通過すると、インクレチンという物質が分泌されます。 インクレチンは膵臓に働きかけ、血糖値を下げるインスリンの分泌を促します。 インクレチンには上部小腸のK細胞から分泌されるGIPと、下部小腸のL細胞から分泌されるGLP1があります。

2019-06-27 18:16:58
NK細胞 @nkcell_dm_endo

食後の血糖上昇の仕方はこのインクレチンの分泌の仕方との関わりが大きく、インクレチンが食後の血糖上昇を抑えているとも言えます。 基本的には血糖値を1番速やかに上げる炭水化物を食べる前に、インクレチンの分泌を促すことが食後血糖上昇を抑えるために重要です。

2019-06-27 18:16:59
NK細胞 @nkcell_dm_endo

血糖値が上がりにくいもの、インクレチンの分泌を促すものからまず食べる必要があるのです。 主食を後にしましょうと言われるのはこのためです。 インクレチンの分泌について、実は肉と魚で、大きな違いがある事が分かっています。

2019-06-27 18:16:59
NK細胞 @nkcell_dm_endo

肉を食べるとその後GIPの分泌が顕著になり、魚の場合はGLP1の分泌が増えることが分かっています。 いずれにせよ、インクレチンでありますので、インスリンの分泌を促す働きはあるのですが、GIPには脂肪蓄積作用があります。

2019-06-27 18:17:00
NK細胞 @nkcell_dm_endo

余剰な栄養は炭水化物にせよ蛋白質にせよ最終的には脂質になって体に蓄えられるのですが、GIPが多いほどこれが誘導されやすくなります。 肉と共に過剰な炭水化物を摂取するのは最も太る食事といって良いかと思われます。 GLP1についてはむしろ体重は落とす方向に動きやすくなります。

2019-06-27 18:17:00
NK細胞 @nkcell_dm_endo

欧米型の食習慣で肥満が増加傾向にあるのはこのあたりも関わりが大きいと思われます。 ではよく言われている、野菜を最初に食べましょう、これにもインクレチンが関与しているのでしょうか。

2019-06-27 18:17:00
NK細胞 @nkcell_dm_endo

実は野菜では基本的にインクレチンの分泌は誘導されず、主に食物繊維の働きによるものとされています。 いずれにせよ、肉や魚と比べても1番血糖値への影響が少ない食事にはなりますので、まずは野菜を摂取し、その後主菜(肉や魚)、最後に主食という順番が良さそうです。

2019-06-27 18:17:01
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