業界人の苦悩 ~問題"な"日本語~

「おもむろ」「憮然」「王道」などのように、本来の意味とは違う文脈で使われがちな言葉は、書籍の執筆・出版に携わる面々にとって時に"悩ましい"存在となるようです。 ※Weblio辞書の説明文を追加しました(2019/11/14)
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道尾秀介 @michioshusuke

テレビやラジオで使われる「ら」抜き言葉、「ひと段落」という表現、「煮詰まる」の誤用なんかは全く気にならないのに、「夜ごはん」だけは何故か気になるのはどうしてだろう。周囲で口にする人がいないからかな。

2012-01-04 08:02:53
瀧井朝世 @asayotakii

そういうの、あります。私は「おもむろに(徐に)」の誤用だけは何故かどうしても気になりますRT @michioshusuke テレビやラジオで使われる「ら」抜き言葉、「ひと段落」という表現、「煮詰まる」の誤用なんかは全く気にならないのに、「夜ごはん」だけは何故か気になる//

2012-01-04 09:11:38
道尾秀介 @michioshusuke

@asayotakii ああおもむろに」は高頻度で遭遇しますな。しかも意味を逆に捉えている様子なので、「この人これオフィシャルな場で使っちゃわないかな」とか変な心配をしてしまって落ち着かない。あと「極彩色」を「ごくさいしょく」とか。

2012-01-04 09:19:05
瀧井朝世 @asayotakii

@michioshusuke うう、「極彩色」の読みは私も間違えたことがあります。「おもむろに」は小説でも正しい意味で使っているのか誤用なのか微妙な時があって、つい二通りイメージして二度読みしてしまうのです。ところで今年もよろしくお願いいたしますー。

2012-01-04 09:28:55
盛田隆二 🌐™ @product1954

確かに「もったいぶって」とか「前触れもなく唐突に」といった意味で使われることが多いですね、「おもむろに」は。RT @asayotakii 私は「おもむろに(徐に)」の誤用だけは何故かどうしても気になります RT @michioshusuke 「夜ごはん」だけは何故か気になる

2012-01-04 09:54:39
越前敏弥 Toshiya Echizen @t_echizen

たぶん「もろに」との音韻類似が原因で、一般には「突然」の意で使われることが多いのですが、そうとも言いきれない場合もけっこうあって弱りますね。 RT @asayotakii: @michioshusuke 「おもむろに」は小説でも正しい意味で使っているのか誤用なのか微妙な時があって

2012-01-04 10:28:28
MRH @Brunojapan

@t_echizen テレビを観てるとよくわかります。芸人さんで「おもむろに」を口癖のように多用する人がいるんだけど、たぶん「いきなり」の意味で使ってます。

2012-01-04 11:16:04
unyue @unyue

@t_echizen @asayotakii @michioshusuke 「おもむろに」「やおら」は【ゆっくりと動く様】の意味だとわかっていても、反対の意味に取られるかも… と悩ましいです。

2012-01-04 10:36:50
越前敏弥 Toshiya Echizen @t_echizen

あー、だから私は訳文では、文脈から意味が確定できる場合以外はそのふたつを使わないんです RT @unyue: @asayotakii @michioshusuke 「おもむろに」「やおら」は【ゆっくりと動く様】の意味だとわかっていても、反対の意味に取られるかも… と悩ましいです。

2012-01-04 10:40:12
ニケ @LingkoNIKI

完全に逃げてます。訳文だと絶対使いません。 RT @t_echizen …訳文では、文脈から意味が確定できる場合以外はそのふたつを使わない RT @unyue: @asayotakii @michioshusuke 「おもむろに」「やおら」は//反対の意味に取られるかも… と

2012-01-04 13:25:55
越前敏弥 Toshiya Echizen @t_echizen

いや、逃げじゃなくて、まったく使わないのも明確な方針 RT @kodamagokko: 完全に逃げてます。訳文だと絶対使いません。 RT越前) …訳文では、文脈から意味が確定できる場合以外はそのふたつを使わない > 「おもむろに」「やおら」は//反対の意味に取られるかも… と

2012-01-04 16:09:00
unyue @unyue

「おもむろに」や「やおら」には、武道の達人が周りにはゆっくりと動いているように見えて相対している者には電光石火の早技に感じられる… と云った光景を表しているように感じられる。ただ単にゆっくりではない、何か【余裕】のような含みがある気がするのである。個人的な意見。

2012-01-04 10:45:48
瀧井朝世 @asayotakii

@t_echizen @unyue @michioshusuke 「おもむろに」を間違いなく正確な意味で使っているなと思うのは翻訳小説を読んでいる時が多いです。翻訳家の方の日本語、信頼してます。(なんかエラそうですみません)

2012-01-04 10:59:18

「憮然」

思いどおりにならなくて不満なさま。 「 -たる面持ち」
落胆するさま。 「昨夜幽明の郷に逝けり…-として大息する/佳人之奇遇 散士」
③ 事の意外さに驚くさま。 「一たび日本の秋を看るや、忽ちにして-自失すること/日本風景論 重昂」
憮然とは - 日本語表現辞典 Weblio辞書

K島氏 @blue_airship

誤用……対応に悩むのが「憮然」です。よく誤った意味で使用されているのですが、誤用のほうのニュアンスを簡単に指し示すうまい言い替えを思いつかないし、あまりに広まっているので(僕もこの職に就いてからはじめて知った)通す場合が多い。「苦虫を噛み潰した」だとちょっとニュアンスが違うし。

2012-01-04 10:26:54
石持浅海 @Ishimochi_Asami

@blue_airship 「憮然」。確かに誤用が多いですね。僕もしっかり勘違いしていました。

2012-01-04 10:30:01
米澤穂信 @honobu_yonezawa

正確に使っても読者に伝わらないのでは本末転倒ですからね……。憮然・王道・徐ろあたりは、特殊な意図がなければ避けているかも。RT @blue_airship: 誤用……対応に悩むのが「憮然」です。よく誤った意味で使用されているのですが、誤用のほうのニュアンスを/

2012-01-04 10:32:02
瀧井朝世 @asayotakii

@blue_airship わわわ、わかります(チカラをこめて)!!!「憮然」って言葉、正しい使い方をしているのを見たことがないように思います(といいつつ、私も長らく正しい意味を知りませんでした)。自分では使わないかな。

2012-01-04 10:48:41
K島氏 @blue_airship

@asayotakii 「あの、『憮然』って言葉、誤用で使っちゃいけませんか?」と執筆中の作家さんに確認されたこともあります(学園ミステリなので難しい言い回しは避けたい、とのことで)。僕も最初に「憮然」の意味を知ったときにはぽかんとしてしまいました。

2012-01-04 10:59:20
8ponies @8ponies

@ohyeah1101 「憮然」は、たぶん誤用されているんだけどよーく考えるとニュアンス的には合ってるなぁという時も多くて毎度エンピツ入れの手が止まります。「忸怩」は意外と少ないかも。小説では辞書通りがすべて最良でもないというのが悩みどころ…… .@michioshusuke

2012-01-04 10:39:56

「王道」

① 尭(ぎよう)・舜(しゆん)ら先王の行なった、仁徳に基づく政治。儒家の理想とする政治思想で、孟子によって大成された。 ⇔ 覇道(はどう)
② 〔royal road の訳語〕 安易な方法。楽な道。近道。 「学問に-なし」
王道とは - Weblio辞書

K島氏 @blue_airship

「王道」という言葉に近道、楽な方法、安易な解決法」という意味があると知ってからは、他人が使っていてもぜんぜん気にならないのに、自分で使いにくくなってしまった。よく考えれば「学問に王道なし」って「学問に抜け道はない」って意味なのだし

2012-01-04 10:33:30
石持浅海 @Ishimochi_Asami

@blue_airship 「学問に王道なし」と使うときは、おっしゃる意味みたいですね。手元の辞書では「最も正当的な道」という、広く知られた意味も載っていました。

2012-01-04 10:36:56
K島氏 @blue_airship

@Ishimochi_Asami はい。でも「これぞ本格ミステリの王道」と書くと「これぞ本格ミステリの抜け道」に見えてしまって、自分でコピーを書く際には使いにくくなってしまいました。まあ「これぞ本格の抜け道」も、それはそれで悪くはないような気もするんですが(笑)。

2012-01-04 10:45:45
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