ちょっと恐ろしい詩のはなし:「彼ら笑う」石川逸子、をめぐるやりとり
- hijijikiki
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『アシュリー事件』(生活書院)を読んでから、新川和江さんの詩を思い出しているのだけど、どこで読んだかすっかり忘れた。なんか、親が子どもの手や足をバリバリ食べる というような詩だったんだけど、本棚がさこそしたけど、見つけられなかった。
2012-01-31 12:01:42横からすみません。親が子どもの手足を食べるという詩、石川逸子「彼ら笑う」ではないでしょうか。http://t.co/CPp49MaS ←に引用されています。 @zankatei @spitzibara
2012-01-31 13:47:06@satoopen @zankatei ありがとうございます! ツイッターってすごい! それにしても、これ、骨の髄からコワい詩ですね。そしてzankateiさんが言われるように、まさにアシュリー事件の構図。世間が寄ってたかって子どもを親の犠牲に供するところまで。
2012-01-31 15:57:25@spitzibara @satoopen @zankatei 「科学とテクノで簡単解決」文化が浸透した「操作コントロール社会」が、今では子どもに対してこの母親のようなことをしているような気もしてきます。オマエのために肥満防止の手術を、オマエのための向精神薬を、遺伝子診断を・・・
2012-01-31 16:03:05@spitzibara @satoopen @zankatei ううう……この詩、読んでしまったら、頭から離れてくれませんね。真実を突いている言葉って、ほんと、コワい。
2012-01-31 16:12:55親はたぶん「科学とテクノの簡単解決文化」以前から、子どもを窒息させたり殺してきたと思う。石川逸子さんの詩を読んで自分を子どもの側に置き、親にこんなふうに殺されていく息苦しさと爆発しそうな怒りと無力感を追体験して、今でも窒息しそうになる人は、案外に多いんじゃなかろうか。
2012-01-31 16:21:07ただ「科学とテクノ簡単解決バンザイ文化」は、そうした親に、子どもの手足をしゃぶる新たな方法や、その快感を倍増させるツールをいくつも提供する。なんせショーバイだから、寄ってたかって「親が子どもの手足をしゃぶるのは美しい愛の行為」と喧伝もする。
2012-01-31 16:25:24そして子どもは、親の執着と、マーケット創出目的で「親の愛」にたかろうとする利権からの、2重の被害者にされていく。それを堂々と正当化する御用学問まで含めると3重の被害者か?
2012-01-31 16:37:37ご紹介多謝。連続ツイートしてしまいました。http://t.co/9DRZhCjD「彼ら笑う」石川逸子:@spitzibara ううう……この詩、読んでしまったら、頭から離れてくれませんね。真実を突いている言葉って、ほんと、コワい。 @satoopen @zankatei
2012-01-31 16:43:18@hijijikiki @spitzibara @zankatei 久々に思い出して、記憶よりももっと怖い詩だったので驚きました。家族という関係性がもたらす問題が以前より見えてきた今だから、よりリアルに恐怖を感じたのだと思います。
2012-01-31 18:00:40すごい詩だと思います。(続く)@satoopen久々に思い出して、記憶よりももっと怖い詩だったので驚きました。家族という関係性がもたらす問題が以前より見えてきた今だから、よりリアルに恐怖を感じたのだと思います。@spitzibara @zankatei
2012-01-31 20:40:47続)詩の題名「彼ら笑う」の彼らは社会=我々のことだと読みました。母親は社会の意を受けて=適応するために=よかれと思ってやっている。「母親が子どもの育成に責任がある」とする社会通念をまず変えるべきかと。でもどうやって? @satoopen @spitzibara @zankatei
2012-01-31 20:41:52@hijijikiki @satoopen @zankatei 社会の意を受けて、という面ももちろんあるでしょうし、もう1つ「グレート・マザー」というのかな、親性そのものの中にこうした子どもを飲みこんでしまうところが潜んでいるという面もあるんじゃないでしょうか。
2012-01-31 21:16:22@spitzibara @hijijikiki @satoopen @zankatei もちろん社会通念を変えないと、そうした恐ろしい親性の一面を親が自覚することも難しいのでしょうけど、今の時代は経済の要請がむしろそういう親性を助長したがってもいるようにも思えて。暗澹……
2012-01-31 21:18:09@spitzibara @hijijikiki @satoopen 朝、起きたら詩の全容が明らかに。ちょっと、今から子どもを登校させて、一人は病欠させて、ゆっくり拝読します。私、作者を勘違いしていたら、検索しても分からなかったんだ!!
2012-01-31 21:40:46@zankatei @hijijikiki @satoopen 私は入れ違いにこの辺りで失礼しますが、zankateiさんのおかげで、とてつもない詩との出会いをいただきました。ありがとうございました。ビジュアルな詩なので、今晩、夢に出てきそうです・・・。
2012-01-31 22:13:40お返事遅くなりました。今から連投します。お暇なときに。@spitzibara 私は入れ違いにこの辺りで失礼しますが、zankateiさんのおかげで、とてつもない詩との出会いをいただきました。ビジュアルな詩なので、今晩、夢に出てきそうです@zankatei @satoopen
2012-01-31 22:43:18RT@spitzibara @satoopen @zankatei 社会の意を受けて、という面ももちろんあるでしょうし、もう1つ「グレート・マザー」というのかな、親性そのものの中にこうした子どもを飲みこんでしまうところが潜んでいるという面もあるんじゃないでしょうか。
2012-01-31 22:49:48RT@spitzibara @satoopen @zankateiもちろん社会通念を変えないと、そうした恐ろしい親性の一面を親が自覚することも難しいのでしょうけど、今の時代は経済の要請がむしろそういう親性を助長したがってもいるようにも思えて。暗澹……
2012-01-31 22:50:22今の時代は経済の要請がむしろそういう親性を助長したがってもいるようにも思えて>同感です。経済・技術は人の生存を助ける面もあれば、他方で欲望を煽る面も強いです。使える手段が色々あることには悪い面があることも。@spitzibara @satoopen @zankatei
2012-01-31 22:51:06恐ろしい親性の一面>呼び方は色々でしょうが、私的には、とりあえず「私に従え」=保守かと。それに対して「私の理念に従え」=革新があり、その中に全ての生命を平等に扱う=平等主義があるような。(続く)@spitzibara @satoopen @zankatei
2012-01-31 22:51:46続)この革新が発展してきたと思うのですが、保守の巻き返し・バックラッシュもあり、これにも必然性が。革新理念の筆頭のネオリベ・新自由主義が欲望を煽る経済を肯定。これを押さえて、平等主義へと。これムズイですw。@spitzibara @satoopen @zankatei
2012-01-31 22:52:37