ちょっと恐ろしい詩のはなし:「彼ら笑う」石川逸子、をめぐるやりとり

「彼ら笑う」石川逸子(ちょっと恐ろしい詩のはなしhttp://sora6115.blog57.fc2.com/blog-entry-102.html )についてのやり取り。@spitzibara 氏の著書「アシュリー事件」を読んで@zankatei氏が思いだしたのがこの詩。 ●まとめ末尾に、「彼ら笑う」と、「アシュリー事件」の記事を引用しました。 ★追加しました。 ★立岩真也『家族性分業論前哨』の「第7章 性の「主体」/性の〈主体〉」からの引用を掲載しました。 続きを読む
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ひじじきき @hijijikiki

@zankatei @spitzibara @satoopen つぶやきを使わせていただきました。とりあえずまとめました→「ちょっと恐ろしい詩のはなし:「彼ら笑う」石川逸子、をめぐるやりとり」 http://t.co/MYmBsHa2

2012-01-31 23:51:29
谷口輝世子KiyokoTaniguchi @zankatei

@hijijikiki @spitzibara @satoopen ありがとうございます! 最初の間違いがイタイですが…。

2012-02-01 00:54:07
ひじじきき @hijijikiki

いえいえ、@zankateiさんのご紹介がなければ、あの詩を共有できませんでした。こちらこそありがとうございました。 RT: ありがとうございます! 最初の間違いがイタイですが…。 @spitzibara @satoopen

2012-02-01 01:29:03
satoopen @satoopen

なんとまとめまで!昨日は刺激的な詩との再会をありがとうございました。善意や愛情による支援の底にある支配へのどろどろした欲求に向き合いつつ、というか向き合うために、いろいろと考えていきたいなと思っております。 @hijijikiki @zankatei @spitzibara

2012-02-01 07:30:47
satoopen @satoopen

明日(今日か)の朝ごはんはハムとチーズのホットサンド。昼は鮭の塩焼き、ブロッコリー、ミニトマト、野菜豆のお弁当。夜は野菜たっぷり卵とじうどん。とりあえずこの一日、食べるために生きよう。

2012-01-31 00:39:35
ひじじきき @hijijikiki

私は毎日、食べるために生きてます(爆)。@satoopen 明日(今日か)の朝ごはんはハムとチーズのホットサンド。昼は鮭の塩焼き、ブロッコリー、ミニトマト、野菜豆のお弁当。夜は野菜たっぷり卵とじうどん。とりあえずこの一日、食べるために生きよう。

2012-02-01 01:01:41
satoopen @satoopen

@hijijikiki ご飯ツイートにレスありがとうございます。私にとって食べることが大切でよかったなあと思っています。太るという弊害がなければ最高ですが(笑。まあ運動しろって話ですね)、苦しいときにおいしいものに救われること、多いです。

2012-02-01 07:38:30
谷口輝世子KiyokoTaniguchi @zankatei

私の誤ったつぶやきから、みなさんのすごい展開があって感激しました。どこで目にしたかやっと分かりました。『幼い子のいる暮らし』(毛利子来・筑摩書房)でした。私なんか、もう、相当に子どもの手足を食べてしまっています。@satoopen @hijijikiki @spitzibara

2012-02-01 07:42:24
@spitzibara

@hijijikiki @zankatei @satoopen いろいろ、ありがとうございました。まだ頭の中をいろんなイメージや考えの断片がものすごい勢いで飛び交っている状態です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2012-02-01 12:36:05
ひじじきき @hijijikiki

こちらこそ。@satoopenさんのご紹介がなければ、あの詩を読めなかったのですから。 RT:なんとまとめまで!昨日は刺激的な詩との再会をありがとうございました。@zankatei @spitzibara

2012-02-01 17:59:32
ひじじきき @hijijikiki

同感です。ここら辺は足すくわれそうなムズイ問題山積みでぼちぼちやろうと思います。@satoopen善意や愛情による支援の底にある支配へのどろどろした欲求に向き合いつつ、というか向き合うために、いろいろと考えていきたいなと思っております。 @zankatei @spitzibara

2012-02-01 18:00:34
ひじじきき @hijijikiki

.@zankatei「すごい展開」同感です。今後ともよろしくお願いします。詩人といえば伊藤比呂美「コドモより親が大事」が題名=内容の本。子育て中に読んで面白いというかスッゲーと思ったのは「おなか ほっぺ おしり」等の子育てシリーズでした。@satoopen @spitzibara

2012-02-01 18:02:19
ひじじきき @hijijikiki

こちらこそ興味深いやり取りありがとうございました。(続く)@spitzibaraいろいろ、ありがとうございました。まだ頭の中をいろんなイメージや考えの断片がものすごい勢いで飛び交っている状態です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。@zankatei @satoopen

2012-02-01 18:03:35
ひじじきき @hijijikiki

続)今後ともよろしくお願いします。昨日の私の返信が舌足らずでわかりにくかったので、以下にもう少し展開してみようと思います。宛先なしですが、リプ、コメント、突っ込みなどなどありましたら、歓迎ですw。ヒマでご興味があれば。@spitzibara @zankatei @satoopen

2012-02-01 18:04:12
ひじじきき @hijijikiki

①石川逸子氏の詩「彼ら笑う」の彼らは社会=我々のこと、と述べましたが、この彼ら、「誰も彼も笑っていた」の彼ら、と「死んだ 或いは死にかかった 子の魂」との対比を考えてみます。とても大きな問題だと思うので、広い枠から。

2012-02-01 18:05:19

立岩真也『家族性分業論前哨』の「第7章 性の「主体」/性の〈主体〉」

に、「性の主体/主体性」には少なくとも2つの意味があり、この2つは相互に関係しているが、微妙に違っている、として以下の記述があります。

「α:身体や性に対して「主体」であると、また主体であるべきだと、はっきり言わなくてはならない場合があります。それはまず、侵入・侵害によって苦痛を受けるのはその人であり、また快を感じたりするのもその人であって、そうした苦痛を防ぐため、また妨げられずに快を得られるために、その人に権利を認める等々のことが必要だからです。
 β:身体・性・他者.....を制御できること、その意味で所有・領有していることに価値が与えられることがあります。そして、それがやはり<主体性>と呼ばれます。同時に、受動的であること、不如意であること、それらがあらかじめ負の価値のほうに割り当てられることになります。」p242,3
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●ネット上に上記を含む更に詳細な記事:立岩真也「性の「主体」/性の〈主体〉」http://www.arsvi.com/0w/ts01/1999030.htm
がありました。

 

ひじじきき @hijijikiki

②立岩真也『家族性分業論前哨』の「第7章 性の「主体」/性の〈主体〉」に、「性の主体/主体性」には少なくとも2つの意味があり、この2つは相互に関係しているが、微妙に違っている、として以下の記述があります。

2012-02-01 18:05:40
ひじじきき @hijijikiki

③「α:身体や性に対して「主体」であると、また主体であるべきだと、はっきり言わなくてはならない場合があります。それはまず、侵入・侵害によって苦痛を受けるのはその人であり、また快を感じたりするのもその人であって、

2012-02-01 18:06:09
ひじじきき @hijijikiki

④そうした苦痛を防ぐため、また妨げられずに快を得られるために、その人に権利を認める等々のことが必要だからです。

2012-02-01 18:06:29
ひじじきき @hijijikiki

⑤β:身体・性・他者.....を制御できること、その意味で所有・領有していることに価値が与えられることがあります。そして、それがやはり<主体性>と呼ばれます。同時に、受動的であること、不如意であること、それらがあらかじめ負の価値のほうに割り当てられることになります。」p242,3

2012-02-01 18:06:56
ひじじきき @hijijikiki

⑥以上立岩氏からの引用ですが、この2つの主体/主体性を主体性α、主体性βと呼ぶことにします。立岩氏の言葉を私が勝手に拡張して、性以外の問題にも敷衍して使います。さて、前述の「死んだ 或いは死にかかった 子の魂」は主体性αを奪われた状態でしょう。

2012-02-01 18:07:40
ひじじきき @hijijikiki

⑦そして、「誰も彼も笑っていた」の彼ら、は主体性βの側の価値を規範とする立場に立っていると思います。昨日のツイートで保守・革新という言葉を使いましたが、これらは両方ともそれぞれ主体性βの規範を持つ立場、と解釈できます。

2012-02-01 18:08:08
ひじじきき @hijijikiki

⑧主体性αは侵入・侵害によって受ける苦痛を防ぐ、妨げられずに快を得るための権利で、これは基本的人権と生存権の基底にある、それを支えるものと思います。更に主体性αは 生命、生きることそのものに近く、「単に生きること」と言ってもよいでしょう(誤解されやすいけど)。

2012-02-01 18:08:59
ひじじきき @hijijikiki

⑨「動物と人間の連続性」も、この領域=主体性αの範囲にある、とひとまずしておきます。他方で主体性βは言語的な論理性に基づいており、それによって構成されている。これは動物にはほとんどない、人間=言語を操るもの、が持つ特性だと思われます。

2012-02-01 18:09:46
ひじじきき @hijijikiki

⑩さて、詩に戻って、「死んだ 或いは死にかかった 子の魂」は主体性αを奪われた状態。それを奪った“彼ら”は主体性βの側の価値を規範とする立場に立っている。

2012-02-01 18:10:11