渡邊芳之先生ynabe39の「「特にやりたいことはないが人の役に立つ仕事をしたい」というのは「何もしないで人にほめられたい」というのとそう変わらないと思う。」

参考:渡邊芳之先生ynabe39の「医療や福祉の仕事を目指す若者の「動機」が「他者から期待され感謝されることを通じてアイデンティティを確立したい」であることはかまわないが,その期待は医学教育や福祉教育を通じて必ず打ち砕かれるし,そうでなければいけない。」 http://togetter.com/li/248458
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渡邊芳之 @ynabe39

開始する時点でその結果が「自分の役に立つ」と確定できないことには税金を払う理由はない,ということになるとおそらく税金はいっさい払わないことになると思う。

2012-03-30 10:44:24
渡邊芳之 @ynabe39

個別の研究者の研究目標が「国民のために役に立つ」でなくても(実際ほとんどの場合そうではありません)科学研究全体としてはこれまで国民の役に立ってきたから日本だけでなく世界の国々で国家予算が投入されています。 @hirotatessai

2012-03-30 10:49:09
渡邊芳之 @ynabe39

じっさい,研究者本人が「役に立つこと」を意識して行なった研究よりも,研究者個人の興味や「功名心」に動機づけられて行われた研究が結果として社会や国民の役に立つこともたくさんあります。@hirotatessai

2012-03-30 10:51:22
渡邊芳之 @ynabe39

全体的な成果が役に立たなければ自然に税金投入も少なくなるでしょう。科学行政も個別の研究や研究者の意図ではなく「全体の成果」を見ていますから。 RT @hirotatessai: これまではそうだとしても(個人的には疑義はありますが)、これからはどうでしょうか。…

2012-03-30 10:52:45
渡邊芳之 @ynabe39

自然科学の人々がSTSを「科学者」で「自分たちの仲間」で「科学の側に立ってくれる人」だと思っていたことに根本的な問題があると思う。

2012-03-30 10:55:09
渡邊芳之 @ynabe39

金がいちばん大事だったら喜捨することが最大の信仰の証です。RT @rengyo_rengyo: 命が一番大事だったらそれより劣る宗教のために命を捨てるのはおかしいんじゃないですか? 

2012-03-30 13:29:52
渡邊芳之 @ynabe39

「大事かどうか」を比較できるのは現世的存在の間だけだと考えていました。「金と信仰どっちが大事」「命と信仰どっちが大事」などという問いが立つのでしょうか。 RT @localnavi: 信仰のために喜捨できるなら、結局、一番大事なのは信仰のような気がします。

2012-03-30 13:40:26
渡邊芳之 @ynabe39

「人間は自分の行動の理由を正確に認識できない」というのがフロイトが発見した最も重要なことです。 RT @at_koy: 「人の上に立ちたい」とか、むしろ、その発想は無かったと思いました

2012-03-31 06:00:54
渡邊芳之 @ynabe39

子どもは「役に立ちたいから」作ってるんですか?そんなことかんがえてないとおもう。RT @tomooda: 「パパの筆箱」とか「ママの髪飾り」を作る子供がパパやママより上に立ちたいと思っているとは思いません。

2012-03-31 06:14:39
渡邊芳之 @ynabe39

「なにをするか決める前から特定の人でなく人一般の役に立つことを目指す」のが気持ち悪いといってるのに。

2012-03-31 06:16:18
渡邊芳之 @ynabe39

「両親を安心させるためにいい仕事につきたい」「息子や娘のために金を稼ぎたい」というのと「人の役に立つ仕事をしたい」というのは全然違うでしょ、という話。

2012-03-31 06:18:47
渡邊芳之 @ynabe39

「自分はそう思わない」ということを「あなたは間違っている」という言い方でしか言えないのは損なことだと思う。

2012-03-31 06:22:14
渡邊芳之 @ynabe39

それは「解釈」ですね。私は「人の役に立ちたいと言う」ことについて話しています。 RT @tomooda: 役に立つ自分になりたいという要素とパパやママが喜ぶ顔を見たいという要素があると思います。

2012-03-31 06:29:29
渡邊芳之 @ynabe39

具体的に役に立ちたい相手も場所もイメージされていないのに「人の役に立つ仕事がしたい」というのは「ほめられたい」「それによって自分の地位を相対的に高めたい」ということでしかないでしょ、という話。

2012-03-31 06:36:36
渡邊芳之 @ynabe39

前にも書いたように私は医療福祉系学部で「人の役にたつ仕事」を目指す若者たちに文字通り数えきれないほど接して、彼らの多くが「自尊心を高めるためにその仕事を目指している」ことを痛感したわけです。

2012-03-31 06:39:41
渡邊芳之 @ynabe39

人の役に立つ、もっと直裁に言えば「人を助ける」ということには必ず「助ける自分と助けられる相手」という「上下関係」が生じるわけです。「人の役に立ちたい」という言葉の裏には多くの場合「人に施すことによって施される人より上にたつ自分」がイメージされているわけです。

2012-03-31 06:43:03
渡邊芳之 @ynabe39

幸い医療福祉系学部では授業や特に実習を通じて「医療や福祉の仕事をすることは利用者の上に立つことではない」ということが叩きこまれるわけですが、その時点でメンタルな意味で脱落していく学生はかなりいたと思います。

2012-03-31 06:46:39
渡邊芳之 @ynabe39

それを認識できているかいないかで実際に「現場」に出てからの「役に立ちたい相手」との関係がすごく違うのです。大事なことです。@sue0425

2012-03-31 06:51:56
渡邊芳之 @ynabe39

いっぽうで「人の役に立ちたい」「人を助けたい」が医療福祉の人材確保に大きく貢献していたのも事実。しかし景気が悪くなって自尊心のためでなく「食うため」に医療福祉の世界に入ってくる人が増えるにしたがっていろんなことが変化している。

2012-03-31 07:23:40
渡邊芳之 @ynabe39

まさにそういうことなんです。 RT @airdog_s: 「施し」ではなく、お互いに対等な関係ということ、相手も「自分の責任を持つ事ができる存在」だということを認識できると変わるだろうと思いますね~

2012-03-31 07:23:56
渡邊芳之 @ynabe39

その上で「パターナリズムを完全に排除した医療や福祉が成り立つのか」ということが次の議論になります。「技術としてのパターナリズム」は必要だという意味のことを言う臨床家は多い。

2012-03-31 07:25:17
渡邊芳之 @ynabe39

相互に不幸ですね。 RT @easygoinghiroki: 「自分はそう思わない」と言うと、「あなたは間違っている」と言われたと感じる人が非常に多い気がします。 RT @ynabe39: 「自分はそう思わない」ということを「あなたは間違っている」という言い方でしか…

2012-03-31 07:28:22
渡邊芳之 @ynabe39

「制御された弱いパターナリズムの必要性」。 RT @kuroitumi: パターナリズムには、「弱いパターナリズム」と「強いパターナリズム」がありますね。

2012-03-31 07:31:25
渡邊芳之 @ynabe39

なるほど。そういう対立と考えるとわかりやすいですね。 RT @youme2525: 法的リバタリアン/技術的パターナリズムのせめぎ合いは、医療や福祉に限らず一般的なマターですね。

2012-03-31 07:32:00
渡邊芳之 @ynabe39

オーディオテクニカの設立は1962年4月17日だそうだ。私が生まれる5日前。

2012-03-31 17:36:30