富山県・立山カルデラ砂防博物館 講演会 「地震と津波を考える」講演内容なるたけまとめ
立山カルデラ砂防博物館講演会、「地震と津波を考える」。講演1「日本の津波災害」伊藤和明氏(NPO法人防災情報機構会長、元NHK解説委員)。講演2「富山の地震と津波」--- 最近の知見 竹内章氏(富山大学大学院教授)富山県民会館にて始まった。出所不明のカメラ2台、聴衆約100 名
2012-06-22 14:20:07被災地の写真が次々と、そして今でも地盤沈下→浸水が。田老防潮提は1979年完成、10m、あちこちから視察が来るほどの二重の防潮提だったが、津波は15mだった
2012-06-22 14:26:48大川小学校では74名死亡。地震でまず点呼を取った。迎えに来た親への対応。裏(?)に逃げた子供は助かった
2012-06-22 14:30:20過去の地震の話。貞観(?)地震でよく似た事態、そして日本書記より白鳳地震。伊予の温泉が出なくなった。南海トラフ巨大地震と考えられる
2012-06-22 14:37:56東海地震は来ると言われながら来ていない。想定震源域は広がった。今度は「想定外」と言わなくてすむように?
2012-06-22 14:42:27明治三陸地震津波、1896/6/15 端午の節句で宴会。死者数22000名。プレートがヌルヌル動くものを「地震津波」と呼び、すぐにに気がつかないため怖い
2012-06-22 14:47:44日本海中部沖地震、M (?)1983年、死者104名、うち地震による死者は100名。子供が流された。護岸壁が4.5m、よじ登れない。波返しで子供たちも返された
2012-06-22 14:56:561833年庄内沖地震以来日本海に地震がなかったため、「日本海側には津波がこない」「地震が来たら浜へ逃げろ」との間違った考えが一般的に
2012-06-22 15:03:36北海道南西沖地震、1993/7/12、奥尻島、M7.8 死者230名。住民は高台に逃げたが、警報は5分後、津波は5分後。今は警報3分後になっている
2012-06-22 15:12:00鉄筋のビルに避難(陸前高田の例を考えると3階では不十分?)、津波は何度も来る(第2、3波の方が高いことも)、川を遡上、ジェット機の速さ、津波地震(地震が弱い)。遠地地震(地震感じない、チリなど海外)、火災もある(過去に例あり、石油タンクの防災必要)
2012-06-22 15:19:41戦時中の教科書「稲むらの火」。1854年安政地震の際、和歌山の美談→1896年ハーンが三陸地震と合わせ" A Living God " を著す→1934 年、中井常蔵(?)が教科書用に作品を書く
2012-06-22 15:27:26あらすじ。地震が起きた時に庄屋の老人が1年分の食物である稲むらを燃やし、避難を呼びかける。その結果、全員無事。かつてはこのような教育が。最後に、津波の前の海は押しと引きが半々。必ず引くわけではない。(講演1終わり)
2012-06-22 15:36:04スライドがぎっしりで(細かい図表など)、ハンドアウトをもらっているが、字が読みにくいのが残念
2012-06-22 15:43:56富山には活断層が多く、人口地震を油圧でプルプル起こして調査。なんと富大の真下も通っている
2012-06-22 15:54:56その前の話。活断層地震は海溝型地震と連動。富山でも、歴史を遡ると大きな地震もある。安政飛越地震を始め、600 年から10000 年前にM7.9-8.0
2012-06-22 16:02:05海でのボーリング調査も行っている(圧搾空気使用)、富山湾の断層は30から35 m へと。推算によると、最近1万年の活動は3回の可能性
2012-06-22 16:10:12富大の先生の協力でCGアニメーションによる津波シミュレーション。会場どよめき
2012-06-22 16:12:48呉羽山断層の地震で起きる津波の予測、富山市で最大5.2 m、滑川市で7.1m、最速1分で到達
2012-06-22 16:19:00防波堤がしっかりしていればいいけど…(浸水域マップを示しながら)知事だか市長がちゃんと作ると言ったそう
2012-06-22 16:23:02歯がゆいことに、お隣石川県ではいろいろ考えていて、魚津ー糸魚川断層をもう予測している(注:富山と石川はライバル関係)
2012-06-22 16:26:34最後のスライド、「地震・津波 正しく学び正しく恐れる」ー「災害は忘れたころにやってくる」(寺田寅彦)、再び「稲むらの火」紹介
2012-06-22 16:33:55質疑応答より:立山の活動が活発になっている可能性。断層は弥陀ヶ原断層と呼ぶ。黒部でも地震があった。博物館の人によると、博物館の下(立山町)にも1本通っている
2012-06-22 16:37:58