ノーベル賞科学者であってもトンデモに憑りつかれる
@ayafuruta ははあ、量子情報科学とエイズ治療という、ここ最近突っ走って発展してきた分野を見続けていた古田さんにとっては、じつに残念な組み合わせになってしまったということですね。
2012-06-30 01:22:07その時代の先端とされる科学分野、つまりちゃんと理解している人が少なくて、なんだかすごそうなものに目をつけるのは、トンデモさんの常習ですよね。
2012-06-30 01:22:42@tani6s そうですね。そう思うと、量子力学がそれだけ凄そうだと思われるようになってきたということで、私が期待してきた方向だと言えるのかもしれないのですが・・・複雑です。
2012-06-30 01:31:09ノーベル賞を取って1回極めちゃった学者さんの場合、もう1回別の理論で取るのは年齢的にほぼ無理なら、考えつく仮説をどんどん垂れ流しておいて後に託す、みたいな心境になるんじゃないだろうか。と、フォローしている学者さん達の会話を見て思った。
2012-06-30 01:34:03@ayafuruta @tani6s でも,ちゃんと担ってる人もいるわけですし.そういうトンデモは最終的には淘汰されると思います.ただ,トンデモのせいで不利益を被っている人がいるかもしれない.そういう人を救う為に,トンデモであると明言する(し続ける)義務はあるのかもしれないです.
2012-06-30 01:35:04@tani6s はい。私は医療については(物理と違って)保守的な報道スタンスを取っているので、量子情報がヘンテコな医療の権威づけに使われるのは二重に残念です。
2012-06-30 01:36:57ただ、ノーベル賞学者ともなると、仮説だけでも世界中の人々に信憑性を感じさせるので、迂闊に論文の形で発表しない方がいいんじゃないかな、とも思った。
2012-06-30 01:41:40@tebasakitoriri ある程度老境に入った科学者が、だんだん言いたい放題になっていく、というのはわからんではないです。私はそうはなりたくないですが。
2012-06-30 01:54:05@tani6s 科学の世界って、解明すべきことが無限にあって、何か一つ極めたとしても、それで世界を説明した感じは到底得られないので、「自分の役割は一応終えた」という達観した心境にまでは至れないのかな、と推測します。勝手に一人で説明し切った気分になる哲学とはえらい違いです(笑)。
2012-06-30 02:02:47@tebasakitoriri @ayafuruta 今回のモンタニエ博士の場合は、仮説というよりは、試験管レベルの実験をして成功した、という主張ですから、現実に向かって踏み出しています。自分の影響力も計算に入れた上で論文発表していると見るべきでしょうね。
2012-06-30 02:06:07@tani6s 相対論は間違っているのトンデモはだいたい特殊相対論の初めの方で訳の分からない思考実験を垂れ流して、世界中の物理学者は騙されているだのと騒ぐだけなので、放っておいても特に害は無さそうですが…(そして、一般相対論について踏み込むトンデモは少ない)。量子論だと別ですね。
2012-06-30 02:13:16@tani6s 例えば、ホメオパシーは量子効果!と主張する論文がありました。トンデモ医療やトンデモ健康法、水商売詐欺(量子水)、オカルトなどなど、人命や詐欺事件に容易に結びついてしまいますね。
2012-06-30 02:18:37@tani6s 相対論は、精々、ムー的な本を出すだけのトンデモさんから過った理解の下に叩かれるだけなんですが、量子論は他人を騙そうとする悪意あるトンデモに利用されるので、変なのを見つけたら、こいつは出鱈目だと言う標識を立てておく必要がありますね。
2012-06-30 02:21:23@SO880 「相対論は間違っている」さんたちの関心は多分に趣味的な問題なので、実害は少ないかもしれないですね。タキオン健康器具・健康薬品なんかはあったけど。
2012-06-30 02:26:26@SO880 何でも利用できるものは利用してやろうという輩はいるものだ。量子力学がなかったとしても、彼らは別の「何かすごそうで正しそうなもの」を引っ張り出してくるだろう。
2012-06-30 02:26:57@SO880 だからと言って(とくにビジネスや健康に関わる)トンデモを野放しにしておくわけいはいかないでしょうね。「彼らの言っていることはおかしいですよ。物理学者は認めていませんよ」とアナウンスする必要はあるでしょうね。
2012-06-30 02:28:40@SO880 すごい(すごそうな)理論は、どのみち濫用される宿命にあります。ダーウィンの進化論も、拡大解釈されて、どちらかというと負の社会的影響の方が大きかった時期があったでしょう。こういう議論こそ科学哲学の出番だと思うのですが。
2012-06-30 02:34:43