先住民族問題、アイヌ関連(アイヌ語政策)に関する道民としての問題意識

アイヌ関連、言語政策その他についての、主に自分の所感ツイート。関係ないツイートも若干混じってますが。 アイヌについてのその他の雑多な記事はこちら→http://tachyonetc.blogspot.jp/ ・お読みになる方へ 論拠についてはまだまだ勉強中ですので、言い過ぎな面もあると思いますが、それを踏まえた上で、鵜呑みにせずに自分の知識と照らし合わせつつ、一人の和人系道民の意見としてご理解ください。 賛成意見や反対意見も大歓迎です。それを元にまた勉強したいと思います。 続きを読む
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たきよん(Такуја И.) @maatyrahmen

日本の公教育では「国語教育の一環としてのアイヌ語教育」という位置付けが限界だろう。少数民族の権利としての言語教育という形は取りたくても取り得ないのが日本政府の現状。

2012-07-04 19:11:33
たきよん(Такуја И.) @maatyrahmen

最も可能性がありそうなのは地方自治体の権限による選択的アイヌ語教育ではないだろうか。全国一律のアイヌ語教育にはやはり違和感があるし、政府のやることには限界がある。ただ実現のためには少なくともその地方における入試などの教育制度を改革しなければならない。

2012-07-04 19:27:09
@kosak843

アイヌ語が必修になり、それが進学の場面で学力評価に関わってくるようなことが生じれば、生活に余裕があるサモがアイヌ語の知識を独占し、アイヌからアイヌ語が完全に奪われる、つまりアイヌ語の所有者がサモになる時代が訪れることになると思う。

2012-07-04 19:34:53
@kosak843

もとより現実性が全くないことであり、切実に考える必要性もないものの、僕がアイヌ語の必修化に反対する理由はそこにもある。理由は一つではないけれど。

2012-07-04 19:36:02
たきよん(Такуја И.) @maatyrahmen

逆を言えば公教育から大学入試まで古文漢文の代わりにアイヌ語教育でかためた地方自治体があってもいいわけだ。教育制度としては閉じているから他地域から文句を言われる筋合いはない。受験産業にも何ら影響はない。寧ろ新しく需要が増えるので経済を刺激する。

2012-07-04 19:39:48
たきよん(Такуја И.) @maatyrahmen

@kosak843 アイヌ語地名だらけの土地で暮らす道民にとっては、古文漢文よりもアイヌ語を学ぶ方が現実世界への広がりを感じられる、と思ったのです。苦肉の策ですが。

2012-07-04 21:26:52
たきよん(Такуја И.) @maatyrahmen

@kosak843古文漢文が削られることでの「現代」日本語運用能力への影響があるのか分かりませんが、それよりもアイヌ語教育の遅れによるアイヌ文化からの疎外の方が深刻ではないでしょうか。通時的な日本語の文化的インフラは十分ありますが、アイヌ語は決してそうとは言えません。

2012-07-04 22:05:50
たきよん(Такуја И.) @maatyrahmen

アイヌのアイヌ語からの疎外もあるが、移民としての和人もまた、「デリケートな問題」によって自分の生まれた土地の地名(アイヌ語)から疎外されている。アイヌ語教育が無い限りこの二民族への言語的疎外は永遠に再生産され続ける。言い換えれば、明治以降の「道民」への言語的疎外である。

2012-07-05 00:58:09
たきよん(Такуја И.) @maatyrahmen

全国的なアイヌ語教育は無謀というかナンセンスにも感じるが、北海道における、例えば「道」によるアイヌ語教育についてさえ思考停止しまうのは何故だろう。おそらくアイヌ語教育を享受することは、アイヌの持つ「デリケートな問題」を和人側が共有することでもあるからだろう。

2012-07-05 01:05:16
たきよん(Такуја И.) @maatyrahmen

@maatyrahmen 勿論アイヌ語と古文漢文の優劣など無い。 アイヌ語教育によってアイヌが和人に同化してしまうのでは、という人がいるならば、その人は「純粋アイヌ」というまやかしを論ずる人と同じ土俵にたっているのではないか。使用言語と民族的アイデンティティは必ずしも一致しない。

2012-07-05 16:06:28
たきよん(Такуја И.) @maatyrahmen

@yokozie いや、教養としての古文漢文を否定しているわけではなく、それなら教養としてのアイヌ語という選択肢があってもよいのではないか、ということです。そもそも外国語学習に役立つという理由は反対理由にならないと思います。

2012-07-05 17:23:00
たきよん(Такуја И.) @maatyrahmen

@yokozie 言い換えれば、アイヌ語には利用価値無いという主張は、古文漢文は死語だからイラネという主張と同じくらい拙速というか、稚拙だということです。

2012-07-05 17:29:59
たきよん(Такуја И.) @maatyrahmen

@mikasa0422 問題なのは、北海道ローカルでアイヌ語教育がほとんど行われていないということです。差別、いじめなどといった「デリケートな問題」のために、道民、特に学齢期の子供達はアイヌか和人かに関わらずアイヌ語教育から疎外されています。

2012-07-05 22:15:07
たきよん(Такуја И.) @maatyrahmen

@yokozie ある科目が義務教育化されるということは、国からある種の特権的な価値を、そして付随した利用価値を付加されるということです。個人的に価値を見いだすことと、社会的な価値とは違いますよね^^;

2012-07-06 10:09:00
たきよん(Такуја И.) @maatyrahmen

アイヌ語教育の提案自体、のっぴきならない文脈を起動してしまうのである。この問題に対する思考停止は、普段背景化されている支配ー被支配の歴史がはっきりと浮かび上がり、緊張状態になることを示している。だから、この問題に言語実用性や文化的価値の観点からツッコミを入れるのは若干見当はずれ。

2012-07-06 10:27:58
たきよん(Такуја И.) @maatyrahmen

逆に、多くの人にとって言語の問題を実用性や教養の観点にずらさなければ論ずることが難しいのではないか。それは当たり前か。ともかくもアイヌ語を他の科目と同列に論ずることができないという事実から、現在アイヌ差別は存在しませんとか、支配ー被支配の歴史はないとかいう主張はすべて無効化する。

2012-07-06 10:49:05
たきよん(Такуја И.) @maatyrahmen

@mikasa0422 そうした「道徳」はむしろ大人たちの間で共有すべきですね。学校で子供達にアイヌ語を教えられない変な雰囲気を作っているのは道徳を丸投げしてきた大人たちですから。

2012-07-06 14:50:36
たきよん(Такуја И.) @maatyrahmen

@mikasa0422 そのアイヌについての授業は、年間を通して何回程度行われていたのでしょうか。私の中学高校時代では、アイヌについては年に1、2回程度しか触れませんでした。「ただアイヌを授業で取り上げる」のと、「アイヌ(語)の授業をする」のは違うと思います。

2012-07-06 19:02:37
たきよん(Такуја И.) @maatyrahmen

@mikasa0422 私も差別の現場を見たことはないですし、道民の大半はおそらく差別意識はないと思います。しかし地方では今だに差別があると聞いたことがありますし、明治から続く「アイヌ語教育ができない」「アイヌ語の名前をつけられない」などの構造的な差別もあると思います。

2012-07-06 19:43:22
@kosak843

日本人には、自分たちの言葉が話せなくなるという状況がおそらく想像もできない。痴呆になってしまった老人が日本語を全て忘れアイヌ語だけを話すようになったときに、誰とも会話ができないまま最後の時間を過ごさなければならなかった、その痛みも正しく想像できない。

2012-07-08 16:16:10
@kosak843

その痛みを理解できなければ、在日の人たちの民族教育の根源がどこにあるのかを知ることもできないし、多くのアイヌがアイヌ語を理解できないことで抱かされる気持ちも想像の外になるだろう。痛みを痛みとしてではなく、無様な敗者の姿として笑いの種にする姿。そんな人があまりにも多すぎる。

2012-07-08 16:19:08
成田英敏 @asirso

「アイヌ民族の定義もなく」「アイヌは自治も築いておらず、ただ各地に部属が点在。民族ですら無い」「利用されている馬鹿なアイヌも多くのアイヌの恥であり、アイヌ方々の尊厳を守るために頑張ります! 」支離滅裂。自分で言ってておかしいと思わんのだろうか?

2012-07-09 07:47:22
成田英敏 @asirso

本当に。その残念な人が公職に就いているのですから… RT @typtravis: 複数の受け売りを真に受けたら、そのようになったのでしょう。情報は貯めて咀嚼できない残念な人は案外多いなとTwitterを見ていて思います。 RT @asirso: 「アイヌ民族の定義もなく」…

2012-07-09 07:58:51
丹菊逸治 @itangiku

「アイヌ語地名」というのは、和人によって(行政的に)「地名」として扱われてきたけれども、それは記録された時期の「アイヌ語による任意の土地の呼称」を固有名(地名)から普通名詞まで集めたものだ。それら「アイヌ語地名」が(等しく)地形を表すのはアイヌ語の地名呼称の性質である。

2012-07-09 23:44:59
丹菊逸治 @itangiku

でも「固有性の低いアイヌ語地名」も多くはただ地形を描写した文ではなく「単語」になっている。そしてその単語を作る方法は日常会話とは少し異なっている(だから会話や昔話のアイヌ語を勉強しただけでは地名研究ができない)。だから固有性はゼロではない。

2012-07-09 23:57:57