猪瀬都知事の英語tweetに対する日向清人氏の論評
ふと某所での自己紹介を思い出したのですが、公務員のその方、I am a public servant.と。これも日本語調英語にありがちなBE動詞過多の典型。ググるとこのタイプが30数万件であるのに対して、I work for the government.は5億以上!
2013-01-08 14:07:06ちょっと訂正。"work for the government"でググると527,000,000で、"I work for the government" だと24,900,000
2013-01-08 14:13:38「論評・指摘」と「批判」は異なる
人様の言語の使い方に論評を加えると、その人をディスったとかバッシングという話になるのは、日本人にとっての言語がその程度のものでしかないとういことなのでしょう。
2013-01-09 06:16:00アナウンサーでさえ、十歩をジュッポと読み、全く~ないといった副詞の呼応を気にしないのも、言葉の世界での規範なんか気にしとれんという態度の表れでしょう。
2013-01-09 06:20:21アラビヤ語の人たちは、話し言葉こそ各国で違うけれど、書き言葉は1000年以上も変化のない共通語なわけで、そのことに強烈な誇りを持っています。言語に対するこういう感覚、人と言語を切り放して捉えることの出来ない人の理解を超えています。
2013-01-09 06:30:22言語感覚の鈍さは、外国語固有のリズム(ビート)やメロディーがあること、小節同様のセクションのあることに目を向けない態度にもあります。
2013-01-09 06:33:40これは西洋の流儀でしょうが、言葉の使い方も学校で教わらないので、事実と価値判断の区別のつかない人の多いこと。都知事ツイートの論評でも、価値判断以前の問題として英文ではないという事実を言っているだけなのに、恥ずかしがっている、けなしていると早とちりする人が多く、閉口します。
2013-01-09 06:41:34「話し言葉」と「書き言葉」は異なる
これは英文テキストと言えるための条件を満たしておらず、「非文」だと指摘されたところで、どこを強調して発音しているかなど言語外の要素をたくさん利用できる話し言葉と、そうでない書き言葉の違いのわからない人には通じないようです。
2013-01-09 08:10:07日本語の場合、谷崎潤一郎が言ったように、西洋語のようなややこしい文法はないのかも知れません。それがために、あるいは、言語のなかでも、ヒトの外との関係を司る社会言語学的要素に思い到らず、いつまでも、英語イコール単語と一文ベースの文法で事足れりとしているのではないでしょうか。
2013-01-09 07:02:39細かいこと言うな、英語は通じりゃいいって人が困るのは、一見細かいことが根本問題だったりすることに気づかずじまいであること。通じるとは何ぞに対する答えひとつとっても、一筋縄ではいきません。
2013-01-09 12:11:06ちょっと前までは、英語ができる、つうじるはaccuracy, fluencyで測られていましたが、人がワンセンテンスのみにてコミュニケートしていないとわかった今は、プラスアルファが何であり、どこまで習得すべきかが論じられている感じです。
2013-01-09 12:13:52