サッカーでわかる「起承転結」の構成@榊一郎
- yukiminagawa
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魔法を禁止する政府。でも民間で広がる魔法のブーム。主人公達は魔法を政府に認めさせたい。でも力でもぶつかり合いは被害が増えるばかり。お互いにわかり合えない。
2010-08-27 11:37:42そんな時に主人公が言う。「僕等はそもそも何の為に魔法を守ってきたんだ?」 決まり切った世界、希望の持てない停滞した社会、その中に差し込む一縷の希望――魔法。
2010-08-27 11:39:05それこそが魔法であるならば。魔法は誰かを傷つける為に使われてはならない。それでは魔法は益々、脅威と思われる。
2010-08-27 11:39:46「だから僕は政府の弾圧を受け入れようと思う」投獄される主人公、それを止めようとする仲間達、しかし、その争いの中で、ヒロインであり、主人公の幼馴染みである政府側の重要人物の娘が重傷を負う。
2010-08-27 11:44:38助けられるのは主人公のみ。だが娘の父親は立場として主人公に「助けてくれ」と言えない。主人公、敢えて父親を人質にとる様な形をとって、ヒロインの家にたてこもり、魔法治療。
2010-08-27 11:45:43「どうして君は・・・・こんなにしてまで?」「それが魔法だからです」「?」「不自然でしょう。よく分からなくて怖いでしょう? 気持ちは分かります。でも、だからこそ、ガチガチに決まってしまった未来の、その隙間に、一条の光、一つの不条理、在り得ない程の幸運を人は求める」
2010-08-27 11:46:51「貴方達の立場で、魔法を認められないのは分かります。だから僕はもう認めさせようとか、勝利しようとか思わない。体裁なんてどうでもいい。事実としての希望。ささやかな夢がそこにあれば人は、生きていける。だから、認めて貰う必要はないんです」
2010-08-27 11:48:45「魔法はいつもそこにあります。誰かが絶望したときの、最後の逃げ道に。だから、御願いです、認めろとは言わないから、どうかその、小さな不条理、ささやかな逃げ道を否定しないでください」
2010-08-27 11:52:10結果、政府は娘の父親の働き掛けにより「魔法なんて存在しない、存在しないから罰せられない」という告知を出し、事実上、弾圧は終わる――
2010-08-27 11:53:15例えばこんな話の場合。「政府に魔法を認めさせて勝つ」のが本来の勝利である筈なのが、「え? でも結局、弾圧が終わればいいんじゃね?」的な発想の転換によって、「どっちも負けない」に終わる。これが「裏技」としての「転」の一例。
2010-08-27 11:54:18そして結として主人公達のその後、例えば先の話であれば、おおっぴらにではないけど、魔法を気兼ねなく使えるようになった主人公と、元気になったヒロインが、仲良くしているシーンで。
2010-08-27 11:55:16「最高の魔法使いは、君だよ」「どうして?」「君が居なければ争いは終わらなかったもの」「でもそれは私がした事じゃないわよ」「いいんだよ、それで。魔法ってそういうものだから」「へんなの」――これで、幕。
2010-08-27 11:56:12僕は「まおゆう」書籍化プロジェクトのおかげでツイッターやってても奥さんに怒られなくなったw @ichiro_sakaki 嫁にマジ顔で「ツイッターもいいけど仕事してるの」と心配
2010-08-27 11:33:35@ShojiMasuda この呟きが書籍に出来るかどうかはかなり怪しいですけどねw そもそも私の場合「こんな企画が」とか持ちかけると「それより止まってる原稿さきにして」と怒られるのが基本w シリーズを抱えざるを得ない「専業ラノベ作家」の悲劇w
2010-08-27 12:04:22@Smilecontinue 先の桝田先生へのレスでも言ってますが、ツイッターの書籍化の場合、絡み合う全ての関係者に著作権絡みで交渉せにゃならんから、しんどいかも。最初に「書籍化視野に入れてます」的発言しておけば別でしょうけど。
2010-08-27 12:06:12それでもなお、うちで書籍化してやるぜ、という奇特な編集さんは御一報くださいw まあ出来ないなら出来ないで、それはそれで。ゆるくやってる無責任な放言なので。
2010-08-27 12:07:38ちょっと横道それましたが。『起承転結』も、前記の様に、その「機能」に着目して把握すると、実は『第一章のここまでに示しておくべきイベント』だとか、『第二章のここで言わせておかねばならない台詞』だとか、そういうものが、見えてきて、全体の設計図を引きやすいんじゃないかな、と。
2010-08-27 12:22:45ちなみに、こういうバランスは、実はシリーズものだと故意に崩している場合も多々見かけます。既に前提条件を読者が知っているのを踏まえた上で書かれるものも多いし。なので、あくまでこれは「新人賞応募投稿作」かもしくは「書き下ろしで一冊完結の小説」に限った話。
2010-08-27 12:25:23榊先生のしゃべりかたって、どこか織田先生に似てるw「しません?」のあたり。 RT @ichiro_sakaki: こう考えると――翻って、物語を組んでいく上で、『起承転結』のそれぞれの部分で、何を読者に伝えておかねばならないか、という事が割とくっきり見えてきたりしません?
2010-08-27 12:58:10@qvo_monogym 織田先生って――(プロフみてる)――広島? ひょっとして「EX!」とかの織田兄第先生の事でしょかね? だったら私はあんないい人ではないですw 何度かお会いした事がありますし、一度仕事も御一緒した事ありますが。
2010-08-27 15:18:05@ichiro_sakaki そうです、EX!の織田先生です。いまいっしょに仕事してて、榊先生のことをしょっちゅうお聞きしております(根掘り葉掘り聞くんですがw)。
2010-08-27 15:20:44@ichiro_sakaki GA文庫は脊髄反射でできております。脳みそが軽いのも、ご存じの通り。ていうか実際例のアレが始まった次の日には編集部内でそういう話が持ち上がってました (K村)
2010-08-27 15:29:31まあ元々キネノベ絡みで始めたツイートなので、書籍化するならGAでやんのが筋っちゃ筋なのか。とはいえ、「じゃあ書籍化決まったんで、ここらで止めますー」ってのもなんかやらしーし。とりあえずそのまま垂れ流します。つってもそうそうネタがいくつも続くかどうかわからんけど。
2010-08-27 16:09:13