聴覚障害者だって、好きな映画を字幕で観たい!!
3)洋画の日本語字幕はセリフの日本語訳が表示されるだけですが、聴覚障害者用字幕はセリフ以外の情報も付加されます。セリフ以外の情報とは、例えば「音源」「発話者名(誰がしゃべったのか)」があげられます。ここまで丁寧に表示してくれないと、聴覚障害者にとっては情報が不十分なのです。
2013-03-14 12:46:414)試しにテレビドラマを、10分、いや5分でもいいので音声ミュート(無音声)にして見てみてください。画面には表れない、セリフ以外の「音の情報」がいかにたくさんあるか、分かると思います。
2013-03-14 12:47:105)『音源』情報。例えば「(遠くで雷の音)」「(ドアのベルが鳴る)」「からんころん(下駄の音)」などのように、すべての音に、「何の音か」の説明がつきます。擬音語は映画によってあったりなかったりします。音楽が流れている場面では「♪~」のように表示されます。
2013-03-14 12:47:296)このように示してもらわないと、「音があること」そのものと、「どのような音か」の2点が聴覚障害者には分かりません。効果音は映画にとって欠かせない要素で、時としてストーリー上のキーポイントとなることもあるので、これは本当に必要です。
2013-03-14 12:47:587)音楽に「♪~」。これも何気ない情報です。もし表示がないと、聴覚障害者にとっては、無音のまま場面が進行している状態です。これはあえて無音という演出なのか、それとも機器の故障等のアクシデントなのか、私たちには判断がつきません。この表示があるだけで、不安にならずに済みます。
2013-03-14 12:48:528)『発話者名』これは、すべてのセリフに例:「(ビルボ)冒険に行くんだ!」というように「誰がしゃべったか」が表示されるものです。登場人物一人がアップで写っていて口が動いていればその人がしゃべっているセリフだと判断できますが、そういう場面ばかりではありません。
2013-03-14 12:49:179)喋っている登場人物が写っていなかったり、逆にたくさんの人が写っていたり、引きの絵で登場人物の口がよく見えなかったり、独白やナレーションだったりすると、声質で誰の声か判断できない聴覚障害者にとっては、発話者名のないセリフの文字情報だけでは誰が発話しているのかが分かりません。
2013-03-14 12:49:4210)ここまで多くの情報を表示する聴覚者用字幕は、字数制限を厳しく設け、コンパクトに読みやすくすることを第一に考えて制作される洋画日本語字幕とは、性質を異にすると思います。そのため、健聴者にとっては「邪魔」「興ざめ」という気持ちになるのも、やむを得ないと私でも感じます。
2013-03-14 12:50:0011)ですが、これについては、リアウィンドウキャプションや字幕表示メガネ、DS端末など、デバイスの工夫と技術の進歩でいかようにもなるのではないでしょうか。まずは映画制作サイドが聴覚障害者用字幕を作ってくれなければ、その機会すら失われるのです。
2013-03-14 12:50:49聴覚障害者用の日本語字幕で大事なのは、誰の発言かが分かること。後ろ向きで話してるシーンとか、話してる人が映ってないシーンなど、誰の台詞かわからないのです(聴者なら声で分かるけどね)。そういうところがしっかりしてる字幕はすごく分かりやすくて嬉しくなる♪
2013-03-14 12:25:09以下はテレビの聴覚障害者用字幕についてのつぶやきですが、これは邦画でも変わりません。
ドラマ「とんび」でわざわざ【一同が静かに】カンパーイ。という『音』や『声』の状況の字幕もあるってことがめちゃ聞こえぬ人にとっては、ネ申☆なんだぜえ。なるほど、ちっちゃえ声で「乾杯」と言うてんのか、と次のシーンにも繋がり、理解出来る。 http://t.co/pw88ywtmXJ
2013-03-18 13:29:16次のシーンでやっさんが「おらおら、なんで静かなんだよ?」みたいなセリフがあって、そこで初めて先ほどの写真のように【一同が静かに】カンパーイ、という字幕の意味がわかる。そうゆう、細かな描写の字幕も、聞こえぬ人にとっては、よりよくドラマを楽しめる、という楽しさ、があるのです。
2013-03-18 13:33:04聞こえぬ人にとって『字幕」とは、ドラマの『息吹』であり、『魂』であり、ただ登場人物の『台詞』をそのまま『文字』にすればいいものではなくて、周りの『音』や『声』の描写も『文字化』して、私たちにも聞こえる人と同じ『感動』を味わさせてくれるものです。
2013-03-18 13:36:32映画製作サイド(プロダクション、配給会社など)へお願いしたいこと
『邦画で日本語があるのに、なんで日本語字幕をつけるの』とか思う人はいらっしゃるのかもしれません。しかし、俳優の命が「台詞、演技」であるなら、私達聴覚障害者にとって、映画の命は「字幕」なのです。皆さんは、消音したままで、映画の内容分かりますか?分からないですよね。そういう事です。
2013-03-14 10:57:52コストや、上映本数などのいろんな問題はあると、わかっています。しかし、作品への愛や「楽しみにしてる」という気持ちは、私自身も変わりません。それが「字幕がない」というだけでできないのは残念です。私達は何度も訴えてきています。DVD化してから自分で字幕つけるとかやっています。
2013-03-14 11:03:39しかし、私達は、あのスクリーンで作品を見たいのです。 映画制作サイドや配給会社の返答、『障害者は特別扱いできない』というのは、おかしいと思うのです。「予算がない」ならそう返答して下さればいいのに、『障害者』を理由にする時点で、差別的ではないか。とも思います。
2013-03-14 11:06:07実際、コストはどれぐらいなのかという問題も出てきます。でも、「字幕をつける」事自体は難しいことではないと思います。(外国映画と違って翻訳家もいりません。) 技術も、レベルの高い専門家がいるわけではないと思います。 なら、なぜつけないのか?と、疑問に思います。
2013-03-14 11:09:01もちろん、見映えやシーンの雰囲気の問題もあるでしょう。しかし、外国映画はどうでしょう?外国映画は、字幕つきがあります。それらは、雰囲気を壊しているでしょうか? わたしはそう思いません。 私は外国映画を見る頻度が高めなのですが、好きだから、ではなく本当にみたい邦画に字幕が(続)
2013-03-14 11:12:18(続) ないために、洋画を選ぶ確率が高いのです。友達と映画館に行っても、見たいもの(邦画、アニメなど)が字幕がないから、しょうがなく洋画を選んだりするということもたくさんあります。また、 友達に気を使わせてしまうので、最近は独りで見にいく事もあります。「字幕がない」だけで、です。
2013-03-14 11:39:46これは、障害者への『差別だ!』とか叫ぶ以前に、『情報格差』であると思うのです。聴覚障害がある人のみならず、ご年配の方、字幕があったほうが楽しめる人も、います。 映画制作サイド、配給会社のかた、そして、一般の皆様のご理解を強く望みます。そして、改善を。
2013-03-14 11:51:18映画のプロダクションや配給会社サイドは、日本語字幕をつけることが客層の拡大につながる…という発想になってくれないだろうか。「相棒シリーズ X DAY」に日本語字幕がついたら絶対に見に行く聴覚障害者が少なくともここに3人いるんだけど。日本全国になったらもっといるはず…。
2013-03-14 00:12:41