- tetteikaikyou
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@tsukasafumio 民衆の被害者的な悲劇性の強調には、戦争責任を権力に押し付け、もって民衆を免罪化するという効果があると思いますよ。この辺は、大戦中の「悲惨な戦意高揚作品」との表裏一体として考えてみると面白いかも。
2013-05-21 14:38:11まあ、いかに和を持って尊しとする日本人と言えども、敗戦のゼロからの再出発に際しては、再び団結を図るためには荒れ野に放つ生贄(流し雛、の方が適切か?)が必要だったと思うわけで。
2013-05-21 14:42:18反戦映画で好きなのは『あゝ声なき友』。有馬頼義原作、今井正監督、渥美清主演、冒頭ですぐ死んでしまうがセブンからちょっと後の森次晃嗣も出ているという壮観な組み合わせだけど、巷での知名度はもう一つという作品。幸いDVDは新品で買えますが。それはともかく、渥美さんは本当に上手いよね。
2013-05-21 15:02:39個人的体験を超越した「戦争」全体を弾劾する「反戦」作品としては、レマルクの『西部戦線異状なし』よりもハシェクの『兵士シュベイク』の方が上だ。なにしろ、自分は安全な後方にいたまま、不運な兵卒をかたっぱしから絞首刑に処するのが大好きな将軍を、滑稽な喜劇の人物として描いているのだから。
2013-05-21 17:37:03ハシェクが弾劾しているのはこの将軍ではない。滑稽な喜劇という方法論でのみ捉えることができる、と彼が考えた「戦争」である。
2013-05-21 17:38:33ハシェクとユンガーは似ているように思う。戦争はもう終わっているのに、二人とも弾雨の下を突っ走って行き、帰って来なかった(ハシェクは本当にあの世まで走って行ってしまった)。どちらが右に、どちらが左に走って行ったのかは分からないが。
2013-05-21 17:42:47侵略戦争に反対しただけで逮捕投獄し、無残なリンチを浴びせた挙げ句殺害してしまった国家権力の側が英霊であるはずはなく、平和を願い侵略戦争に反対したがために犠牲になった勇気ある人々こそが英霊である。その人々は靖国神社などに祀られてはいない。その人々は憲法前文の理念の中に生きているのだ
2013-05-15 00:17:48未だに『特高に平和主義者が逮捕されていた』なんて言う伝説信じてる人が居るのか(´・ω・`) 彼らが逮捕されたのは共産主義者だったからであって、平和を唱えたからではないぞという。 戦前の言論統制がどんな感じだったかと言えば、反戦論調の出版社もきちんと存在していた。
2013-05-21 17:47:30ついでに言うと、当時の共産主義者は平和主義者どころか暴力革命肯定で、かつソ連の諜報網の制御下にあった。 言論の自由はある程度保障されていた(※アカを除く)、故にマスコミにも反戦や避戦論調の出版社もあった。 でも戦争になったのだ。 それでも、大日本帝國臣民は戦争を選んだのだ。
2013-05-21 17:51:35戦争を反省するというなら、一番大事なそこの部分に目を向けるべきなのに、未だに日本人は軍部独裁という伝説に縋って直視を避けている。 避けさせられているのかもしれないが。
2013-05-21 17:54:47@JQ1VIE それは居ただろうねぃ(´・ω・`) 大抵の人は問題無く帰らされただろうけど、中には資本論持っている人も居ただろうし。
2013-05-21 17:58:53一般に言われる戦前の『過剰なまでの検閲』は、実は太平洋戦争の序盤を過ぎてから。 戦争が苦しくなってきたから、情報を統制して何とか国民の士気を保とうとしたというお話。 非常に見苦しい手段だと言わざるを得ないけど、まあ割と妥当な手段でもある。
2013-05-21 18:10:12つまりあの厳しい検閲は戦中に入ってからのもので、それが何で戦前と混同されているっかってぇと、記憶にガッツリ焼きつくくらい苦しい時代の記憶だったから。 記憶が混線するくらいのショックがあったという事と、それに付け込んで戦後に情報工作を行った連中がいたという事でもある。
2013-05-21 18:11:44@you88827008 太平洋戦争が始まる頃には、ぼちぼち中国戦線の停滞っぷりに関しての報道は控える方向にはなっていたみたいではありますけれども、対米に関する論調は様々ありました。 何せ、数年前まではそれなりに仲良くやっていたわけで。
2013-05-21 18:55:43@haiiro8116 対局を見れる人は、戦っても勝てないということは分かっていたということですかね。特定のマスコミは煽りまくりそうですが……
2013-05-21 19:01:05@you88827008 まあそこが色々とアレでして、『勝てない』じゃあなくて『戦ってどーすんだ』という論調だったというか。 多少足元見た金額だったとは言え、オランダが石油とか輸出してくれるって言ってくれていましたしね。 『戦ったら勝てない』っていう結論出していたのは陸軍です。
2013-05-21 19:05:39『絶対に悪用されない制度』は、基本的に存在しない(´・ω・`) 『絶対に悪用されない制度』というものがあるなら、それはそもそも『誰も利用できない制度』である。 生活保護制度もね、《利用出来る制度》だからこそ、悪用する者が出て来ていた。 今後はどうなのかね?
2013-05-21 19:10:42戦時プロパガンタを研究するアメリカの学者が指摘していたんだけど、日本の戦時の映画は英米のように観客の憎悪をを駆り立てる邪悪な敵をあまり登場させない。「加藤隼戦闘隊」のように、敵の存在感は希薄で、模範的日本人の尽忠報国の努力や心情の描写に力点が置かれていた。
2013-05-21 19:38:25