作家・橋本紡「東南アジアで起業しませんか。一年間の給与・生活費は僕が持ちます」
文芸に移ったときも、衝動でした。その前々日くらい、メディアワークスの編集さんと大喧嘩をした。そばにいた家人が「君がそんなに怒るの、初めて見た」と言いました。
2013-06-04 06:40:38すぐに原稿を書き始めた。毎日七十枚。一週間で五百枚。書き上がった直後、新潮社に持っていった。翌日、編集さんから電話がかかってきた。最速で出します、と。すぐに重版。今は新潮文庫の百冊に入っています。
2013-06-04 06:42:46ただ、僕が賢明で、編集さんの意見をよく聞き、まじめな人間だったら……ここまで来られなかった。僕の愚かさが、僕を助けた。意志なんです。結局は。思い。それが自分を助け、他の誰かを助ける、
2013-06-04 06:48:54…24時間後。
いただいたメールに、これから返事を出していきます。詳細をお伝えします。ただ、フライトで半日拘束されるので、明日になります。その点はご了承ください。
2013-06-05 08:27:55応募してくれたみなさんも、不安でいっぱいでしょう。なにをするのかさえ、わからないのだから。メールでも簡単なことは伝えますが、詳細はお会いしたとき、つまり面接のときになります。面接と仮に書きましたが、いわゆる面接をやるつもりはありません。
2013-06-05 08:30:16ちょっと変わった方法を取ります。事前にお知らせはしません。その日、その瞬間に、対応してもらいます。おそらく、こちらに来ていただけるのは、ひとりかふたりです。厳しい選抜になります。ただ、きっと楽しい選抜になると思います。
2013-06-05 08:31:52挑戦権を得た人も、そうじゃない人も、よかったと思える「面接」にします。できれば、僕自身も。まあ、やってみましょう。僕だってわからないことばかりだけれど、わからないことはすばらしいことです。
2013-06-05 08:33:03そして、たくさんのご意見を、ツイッター上でいただきました。好意的なものも、そうじゃないものもありました。僕は挑発したしね。それらのすべては、ありがたく頂戴します。批判こそが、最高の友人だからです。
2013-06-05 08:34:26いやね、実際、危ない橋なんですよ。こんなことする必要がない。小説なり、ノンフィクションなり書いてれば、それで食べられてしまう。先生扱いしてもらえる。だけど、別のことを始めてしまったら、よくないことも言われるでしょう。
2013-06-05 08:35:56うまくいったら陰口を言う人がいる。失敗したら叩かれる。文芸作家の僕としては、まったくいいことがない。でも、僕だって、まだ若いんです。挑戦したい。失敗したい。悔しい思いをしたい。それは衝動です。
2013-06-05 08:38:55安定した今を大切にして、未来の可能性を放棄するなんて、僕にはできません。そこに機会があるならば……丸太橋があるならば、僕は渡ってしまうんです。
2013-06-05 08:39:46日本における丸太橋、その先の土地に対し、僕は興味が持てなくなってしまいました。こんなことを書くと、日本にいるみなさんは、いい気持ちがしませんね。すみません。あくまでも、僕という、ちょっと変わった人間の、かなり偏った考えです。
2013-06-05 08:41:19でも、今、僕の前にある丸太橋、その向こうの土地は、とても魅力的に感じられる。だったら、僕は渡ります。当然です。踏みとどまるなんてあり得ない。たとえ落ちてもいい。そして落ちるつもりなど、毛頭ない。そう、僕は愚かなんです。
2013-06-05 08:43:02ツイッター上の報告は以上です。応募してくれたみなさん、本当に、本当にありがとう。君たちの勇気に、僕は報いねばなりません。感謝するだけじゃなく、一緒に頑張りましょう。肩を組んで進みましょう。
2013-06-05 08:44:33