京都国立近代美術館『映画をめぐる美術』アーティスト・トーク田中功起についての感想の一部
よくわからない理由ですね。RT @kktnk: @tkyk_insensatez …どうやら一部の国内美術館学芸員にはとにかく評判悪く、「日本人には受け入れがたい」という一般化された批判をいただいたので。
2013-09-11 23:35:07しいていえば、冒頭の福島原発までの距離を示すネオンサインから、建築ビエンナーレのあとを使った建物内部での各作品の配置まで、展示がうますぎる、技巧的にすぎる感じはした。でもぼくはそういうの好きだから。#VB55日本館
2013-09-11 23:38:40正直なところ、震災と原発事故の話に乗っかりすぎて、安直な展示になっているんじゃないかとおそれていたんだけれど、いっさいそういうところがなかった。極論すれば仮に震災と原発事故がなかったとしても成立する、いい展示だったと思う。#VB55日本館
2013-09-11 23:43:35「重層的」って、いちいち層=レイヤーのぜんぶを理解しなければならない、そうしないとわかったことにならないって意味じゃないよね。すくなくともぼくはそういう意味で使っていない。そういう意味だったらたんに構成要素のおおいとか、必要とされる事前の知識がおおいとかいえばいいんだから。
2013-09-11 23:48:00もうすこし柔軟な読み方を許容する感じ…どのレイヤーに焦点を持ってくるかは、鑑賞者に任せられている、というような。あるいはなんだかわからないけれどいろいろ重なっているその感じそのものが直観されて、心地よく感じられるというような。
2013-09-11 23:50:28@kktnk はじめまして、関西で作家活動をしている杉村といいます。拙文を読んでいただいてありがとうございます。話を一度聞いただけで、田中さんの考えを説明しきるとは思いませんが、僕なりの田中さんの作品から受けて感じたことを書きました。もし誤解がありましたらご指摘ください。
2013-09-12 07:24:34@kktnk 僕の活動のひとつとして、アーティストの辻と一緒にアートについてトークを毎月配信しています。辻とは以前にお会いしたことがあると思います。田中さんが『質問する』で「僕が可能性を感じるのは実践的で具体的な言葉」というように、言葉の重要性はますます高まっていると感じます。
2013-09-12 07:25:44@kktnk 同じ思いをもった者同士が意見交換をすることで問題意識を高めていく。経済や政治ができない、アートだからこそできることがあると思います。近代の美術というのは民主主義とともに歩んできました。田中さん自身も危惧していたように民主主義が危機的な状況のなかにあって、
2013-09-12 07:26:23@kktnk その理念をアートがどのようの答えていくのかを求められているのだと思います。その求めに対し作品や言葉を通して、その未来がたとえ絶望的なことであったとしても真摯に向き合う必要もあるのではないかと。そんな状況のなかで田中さんとも対話を続けていけたらと思います。
2013-09-12 07:26:59@RC_Dialogue 興味持っていただきありがとうございます。ぼくの話も作品解釈のひとつでしかないと思っているので気にしないでください。あと、誤解って、そのように受け取られるんだというひとつの事例だと思っていて逆に参考になります。
2013-09-12 07:27:05@tkyk_insensatez 「震災+原発の話に乗っかっていて安易である」という批判が、「日本人には受け入れがたい」という反応に結びついたようです。他には日本の学芸員たちにかぎらないですが、「まとまりすぎている」、反対に「要素が多すぎる」という苦言もあったようです。
2013-09-12 11:16:42いつも思うんですが「まとまりすぎている」とか「要素が多すぎる」というようなことを言う人って、何故アーティストがそうしたのかという意図を考えないんでしょうかね。 RT @kktnk: @tkyk_insensatez 「まとまりすぎている」、反対に「要素が多すぎる」という苦言も…
2013-09-12 12:57:03そう言う人の中にある種のバランス感覚があって、多いだの少ないだのと言うのだろうけど、私は私の美的基準で勝手に見ますよと言われても、ああそうですかとしか言いようがないというか。もちろん意図を汲んでそう言う人もいるだろうけど、だったら「何故」そうなのかを言わないとあまり意味がない。
2013-09-12 13:07:50@ka2saiki 「まとまりすぎている」「要素が多すぎる」という意見を間接的にぼくに伝えた人たちは、単純に嫌いだということが言いたかったんだと思います。僕の活動に興味がない人にはあまり会う機会がなかったけど、ベニスはそういう人たちにも会うわけで。
2013-09-12 13:23:12@ka2saiki オープニングの現場で言ってくれればいいんだけど、まあ、それはさすがに無理かな。でもオープニングの現場では顔を見れば反応はわかるので、忘れることはないでしょう。
2013-09-12 13:25:16私は逆に、田中さんの作品もこの並びでみたかったですよ @kktnk あ、ちなみにあいちトリエンナーレ、ぼくはほとんど縁がないので呼ばれることはなかっただろうけど、仮に参加して、この文脈の中でいま日本館で見せているような作品群を展示することにならなくて本当によかったと思いました。
2013-09-12 13:27:53@kktnk 婉曲的表現だったということですか。だったら何も言わなければいいのにね。わざわざ間接的に伝えてまで表明することなんでしょうかね?
2013-09-12 13:28:34といっても私はヴェネツィア行っていないので(ごめんなさい)、あくまで今までの作風で、という意味ぐらいにとどまりますが。ファンとして。 @kktnk
2013-09-12 13:30:13@nonomurax もしこの並びで何かをするのならば、きっと日本館で行ったこととはまったく別の方法をとったと思います。参加者がそうして試されるというのはなかなかいい企画だってことだと思います。
2013-09-12 13:31:03@ka2saiki ぼくはそう受け取りました。まあ、ぼくに伝わるとは思っていなかったのかもしれないけど(そこまでの想像力もなかったのだろうけど)。
2013-09-12 13:32:39@nonomurax そうですね、いままでの作風のままで(ベニスでの試みとは別に)、もういちど一からやりかたを考え直して何かをするのがいいんだと思います。でも実は日本でなにかこのテーマで展示をするとすればどうすればいいのか、考えあぐねています。その予定もないですけど。
2013-09-12 13:34:55