蓮舫議員「2位じゃダメなんですか」発言の真意とは?
蓮舫議員の「2位ではいけないんですか」発言が、実は恣意的引用でひとりあるきしているという話。その通りなのだが、「2位ではいけないんですか」というフレーズが、発言者意図とは別に、結果として現在の日本に蔓延するイヤな雰囲気を具体化するきっかけになったことは間違いないと思う。
2010-10-14 09:47:30みんながそういう言葉を待っていたというか恐れていたところに、「立場ある人が、あ〜あ言っちゃったよ」的なタイミングで投げ出されたんじゃなかろうか。
2010-10-14 09:49:23@ShinyaMatsuura 重要なのは、2番目発言がキーワードになったと言う事ですね。シンボルとなるキーワードが現れて論議が活発になった
2010-10-14 09:50:21@ShinyaMatsuura だから、それは恣意的に(あるいは中身を知りもせずに)伝えたマスコミが作り出したもので、蓮ほうが悪いわけではないよ。それを現在の日本を象徴する言葉に作り上げたのはマスコミですが、彼らはそういう意識を持っていない
2010-10-14 09:52:14@ShinyaMatsuura そうなのか、あるいはそういう雰囲気をマスメディアが作り出しているか、ですよ。たとえば、漠然とした不安に対して、例外的な事例をことさらに大きく取り上げることで「不安」を煽るようなものは、やはり「作り出している」というべきでしょう。
2010-10-14 09:58:14だから私は、蓮舫議員に責任があるとは思わない。その一方で、彼女が真に優れた政治家だったなら、社会の雰囲気をきちんと感じ取った上で、マスメディアに利用されるような発言をしなかったろうとも思う。
2010-10-14 09:59:12@kikumaco 「名前をつけて漠然とした雰囲気に形を与える」のはメディアの機能の一つだから、そう簡単に「作り出している」とも言えないでしょう。程度問題です。そして、メディアもまたビジネスであり、大衆の望むものを提出する傾向があります。オーウェルの「象を撃つ」のように。
2010-10-14 10:02:13@ShinyaMatsuura それは結果を知っているから言える後付けの話ですよ。その言い方なら、「結果として利用されなかったら優れた政治家で、結果としてマスコミに利用されたらダメな政治家」です。政治家の良し悪しはマスコミに委ねられるということですか
2010-10-14 10:02:47@kikumaco メディアと付き合いがあれば、その行動はある程度予測できますから、必ずしも後付けとは言えません。政治もメディアも情報を交換することで相互に影響を与えあっています。
2010-10-14 10:05:25@ShinyaMatsuura マスコミには世間を操作する力があるわけです。漠然とした雰囲気を助長することも否定することもできるんですよ。「二位」発言を文脈から切り離して使えば、どちらにでも転がすことができます。単に「一方に転がした」だけです
2010-10-14 10:05:40@ShinyaMatsuura あの発言聞いたときは「あぁ、やっぱり」という印象でしたね。「国は科学技術に対する興味がが薄いのではないか?」という疑念に対して明確な答えがきた、という感じでした。だから、スパコンの話だけでなく、科学全般の話題で引用されてしまうのだと思っています。
2010-10-14 10:07:42@kikumaco でもね、マスメディアが一方のへと転がしたフレーズを多くの人が喜んで使ったということも考えないとね。
2010-10-14 10:08:53日本人の悪いクセで、「先んじたくない」という本音が表面化したのだと思う。QT @ShinyaMatsuura 蓮舫議員の「2位ではいけないんですか」発言が、・・・結果として現在の日本に蔓延するイヤな雰囲気を具体化するきっかけになったことは間違いないと思う。
2010-10-14 10:09:16@ShinyaMatsuura そんなのは後付けですよ。結果を知っていれば、なんでも言えます。では、あの仕分けの議論で「二位ではなぜだめなのか」の発言をなくすことができますか? 「1位にはなれそうにないからだめですね」と言えばよかったとでも?
2010-10-14 10:12:10@ShinyaMatsuura それはマスコミの責任を世間の責任に転嫁しています。どちらにも責任がありますが、それがマスコミの誤りを免罪するわけではありません。たとえば、マスコミが「二位発言の真意はこうだった」とことあるごとに伝えていたら、まあ結果は違いますよね。
2010-10-14 10:14:33それこそ後からの仮定の議論では? RT @kikumaco そんなのは後付けですよ。結果を知っていれば、なんでも言えます。では、あの仕分けの議論で「二位ではなぜだめなのか」の発言をなくすことができますか? 「1位にはなれそうにないからだめですね」と言えばよかったとでも?
2010-10-14 10:17:34@ShinyaMatsuura ジャパン・アズ・ナンバーワンが、アメリカを超えるなんて幻だったとわかると「もともとオンリーワン」になり、1億総ゆとり時代を迎えると中国の猛追に遭い、そこへ「2位じゃダメなんですか」発言。「そう、2位じゃダメなんだよ!」への相転移のトリガーを引いた。
2010-10-14 10:19:17@ShinyaMatsuura 心の底から「2番でもいいじゃないか」と思っているわけじゃなくて、相手に「こういう理由で1番を目指さないとだめなんです」という説明を引き出すための、挑発にすぎなかったのかもしれませんね。ただ、失言ではあった。
2010-10-14 10:20:14@ShinyaMatsuura もちろん、そうですよ。だから、後付けでどうこう言ってもしょうがないでしょ。わかっているのは、マスコミはスーパーコンに関する仕分けの議論を正しく伝えなかったし、今でもそれを反省していないらしい、ということだけです。
2010-10-14 10:20:27@ShinyaMatsuura @kikumaco 模範解答例「コンピューターの性能は指数関数的に向上しますから、既存機と比べれば圧倒的な1位を目指さなければ意味はありません。しかし同様のプロジェクトは世界中にありますから、完成時点で2位であってもそれは瑣末なことです。」
2010-10-14 10:21:24@kikumaco 「マスコミはスーパーコンに関する仕分けの議論を正しく伝えなかった」のはその通りですね。でも、一方で「2位ではだめなんですか」という言葉で具現化する世間の底流もあったね、ってことです。それをメディアはあの言葉で掬い上げて形を与えたのですね。
2010-10-14 10:25:20@ShinyaMatsuura 仕分けのあと東大でのノーベル賞決起集会で、偉い人たちはマスコミが流した「二位ではだめか」に強く反発しています。しかし、その後の記者会見で利根川進さんが言ったことは、ほとんど仕分け人側の意見そのものでした。もちろん、この場合、ダメなのは偉い人ですが
2010-10-14 10:29:08