江川氏の発言と検証

○確かにその性能を買われて派遣されているが、あくまでも緊急時の避難先となる輸送車両のようだ。 ○に山道をあがると遺体を踏み潰しかねないという危険があるためできない。 ○ヘリがもっとも有効だがそれでも飛べないときがある。(投入されたのは偵察ヘリOH-60と輸送ヘリUH-60)  特に山頂付近はホバリングが限界に近い状態。 ○いくら性能は高くても警察等との調整が必要ですぐには動けない。東日本大震災のときも被害者救助のラインが輻輳(重なること)したことは記憶に新しい。 続きを読む
16

御嶽山、救出活動を再開 ヘリ3機、地上3ルートからも

2014年9月29日08時37分
 4人が死亡、27人が心肺停止となった御嶽山の噴火で、自衛隊や警察、消防の救助隊は29日朝、捜索活動を再開した。自衛隊のヘリコプターで山頂付近まで救助隊員を運び、心肺停止のまま取り残されている人たちの搬送にあたる。救助隊員63人はヘリ3機に分乗し、午前7時10分から順次、木曽町のヘリポートを出発した。
長野県王滝村の対策本部によると、長野県側は地上の3ルートからも救助隊員が入山した。これまでに捜索できていない開田(かいだ)口登山道(木曽町)で午前6時35分ごろ、71人が入山した。王滝口登山道(王滝村)からは242人、黒沢口登山道(木曽町)からも46人がそれぞれ捜索を始め、捜索できていなかった登山道にも立ち入るという。
http://digital.asahi.com/articles/ASG9Y2Q03G9YUTIL00C.html

御嶽山頂で救出・捜索 心肺停止の27人、まず8人搬送

2014年9月29日16時30分
(前略)
 長野県王滝村の災害対策本部の説明では、陸上自衛隊や長野県警、消防は29日朝、約400人態勢で捜索・救出活動を再開。ヘリコプター3機で心肺停止状態の27人を順次ふもとに運び、地上からは岩陰に残されている人がいないか捜している。正午までに心肺停止の8人をふもとに運んだ。
(中略)
 捜索・救出に当たっている隊員らは火山ガスの検知器を携帯しているが、山頂周辺は有毒な硫化水素ガスの濃度が上がっており、一部の地域では捜索を中断した。29日早朝の時点で山頂は気流も安定していないといい、自衛隊や県警、消防は残る19人の救出を優先しながら捜索を進める。
(後略)
[[http://digital.asahi.com/articles/DA3S11376560.html:]]

心肺停止24人いまだ山頂付近に 御嶽山、死者計12人

2014年9月29日22時39分
(前略)
 自衛隊と警察、消防はこの日早朝、約400人態勢で捜索・救出活動を再開したが、山頂付近で有毒な硫化水素ガスの濃度が上がったため、29日午後1時半すぎ、活動の打ち切りを余儀なくされた。心肺停止の24人は依然、山中に取り残されている。(中略)
 自衛隊と警察、消防はこれまで、ヘリコプターを使って上空から山腹を調べたほか、登山道を徒歩で捜索したが、硫化水素ガスのため、南側の1ルートで部分的に捜索できていない。警察関係者は、岩陰などにけが人が残されている可能性も否定できないとの見方だ。
(後略)
http://digital.asahi.com/articles/ASG9Y75H1G9YUTIL03S.html

ヘリでも山頂付近はホバリング限界高度。降灰と火山性ガスに阻まれる。

迫る噴煙、必死の救助=山頂のヘリ、尾根進む救援隊-斜面染める一面の灰・御嶽山

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2014092800156
 噴き上がる白煙のすぐ脇で、自衛隊の救難ヘリは山頂への接近を何度も試みた。大規模な噴火が登山者を襲った長野、岐阜両県にまたがる御嶽山。噴火から一夜明けた28日も間断なく噴煙が立ち上り、山頂付近に取り残された負傷者らの救助は困難を強いられた。
 ヘリで南側から御嶽山に近づくと、変わり果てた高峰の姿が目に飛び込んだ。山肌はセメントのような灰色の火山灰で覆われ、大きな岩石がいくつも転がる。紅葉が色鮮やかな麓とは、まったく異なる光景が広がっていた。
 頂上の南西側にある「地獄谷」と呼ばれるV字型に切り込んだ山の中腹からは、上空まで煙が激しく噴き出していた。蒸気のような白色で、火山灰が混じった様子はうかがえない。
 上空から確認できた噴火口は少なくとも3カ所。山頂近くにある二つの山荘は、最も勢いよく煙を吐き出す噴火口の、目と鼻の先にあった。
 午前11時すぎ、陸上自衛隊の救難ヘリが山荘近くの比較的なだらかな斜面に向けて、ゆっくりと降下していった。地表に近づくと、舞い上がった火山灰に包み込まれそうになり再び上昇。同じ動作を何度も繰り返した。
 火山灰を吸い込めばエンジンが停止する危険があるといい、取材ヘリの操縦士は「積もった灰を吹き飛ばして着陸を試みているのではないか」と話した。間もなく負傷者を救助するため、救難ヘリから隊員がロープで降下する様子が見えた。
 尾根を伝う細い登山道には、オレンジ色や迷彩色の服装に身を包んだ救助隊の姿も。50人以上の隊列は、避難者が待つ山荘に向かっていた。11時半までに次々と救助隊が山荘にたどり着くのが見えたが、風向きが少し変わると白煙は建屋の近くに迫った。
 山頂付近を周回するように飛行を続けた約1時間、噴火の勢いは一度も衰えることがなかった。上空で流された白い帯が南アルプスを望む遠方まで伸びていた。(2014/09/28-18:22)

御嶽山噴火、山頂近づけず救助難航 自衛隊100人派遣

 27日の御嶽山噴火は、第2次安倍政権にとって初めての噴火への危機対応となった。人命救助のため安倍晋三首相は自衛隊派遣に踏みきり、100人規模の部隊や装甲戦闘車などを現地に送った。8月の広島県土砂災害発生時にゴルフを始め批判を招いた反省も踏まえて初動を強く意識した。ただ、被災状況の把握に手間取り、山頂付近にも近づけなかった。28日からの救助活動が進む見通しは立っていない。
 第一報は噴火後すぐに秘書官を通じてニューヨークから帰国途中の首相や菅義偉官房長官に入った。首相は政府専用機の機内から(1)早急に被災状況を把握する(2)被災者の救助に総力を挙げ、登山者や住民の安全確保に万全を期す(3)火山の観測を強化し、登山者や住民に迅速で的確な情報提供を行う――と指示した。

 午後4時すぎに羽田空港に到着すると、そのまま首相官邸に向かい、危機管理センターで報告を受けた。その後、記者団に「自衛隊の派遣を指示した」と明らかにした。
 これに先立ち自衛隊のヘリコプターが情報収集を目的に現地に向かい、地上部隊や防護力の高い「89式装甲戦闘車」4両も御嶽山周辺に到着した。だが山頂付近は「噴火が激しく、(航空機の)離着陸がスムーズにできそうもない」(江渡聡徳防衛・安保法制相)と判断。ヘリなどによる27日中の空からの救助を見送り、28日早朝から地上での本格的な活動に入る。
 具体的な活動内容は警察や消防と調整する。当面は噴石や火山灰を防ぐ装甲戦闘車を使って山頂付近に近づき、救助や捜索にあたることを想定している。長野県の松本駐屯地で待機している4機のヘリはまずは、被害者の搬送や、ガス検知器など必要な物資を運ぶのに活用する見通しだ。
 「救出救助活動を最優先に、警察・消防・自衛隊、関係機関一体となって全力で取り組んでいる」。菅長官は臨時閣議後の記者会見で万全の対応を強調した。一方で、被災状況に関しては詳細な発表を避けた。「長野、岐阜両県、消防・警察それぞれ錯綜(さくそう)している」として「確認でき次第、私どもで報告する」と述べるにとどめた。広島土砂災害では当初、行方不明者数をめぐり情報が二転三転し混乱した経緯がある。
 空からの救助が難しいうえ、装甲戦闘車についても災害時に使った実績は少なく「どこまで噴石に耐えられるかは未知数」(自衛隊幹部)だ。現地からは「登山者全体の情報をつかむ作業が難航している」と伝わる。噴火活動が活発なままだと2次被害の恐れもあり、救助活動は手探りで進めざるを得ない状況だ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS27H0X_X20C14A9PE8000/

火山ガスの濃度が高いと自衛隊でも対応できない(表現が救出から捜索(生存者ゼロと判断している)に変わったのもあるかもしれないが)

御嶽山 30日の捜索すべて中止に

9月30日 17時58分
長野と岐阜の県境にある御嶽山の噴火では、12人が死亡し、山頂付近ではまだ搬送されていない24人が心肺停止の状態で見つかっています。
警察や自衛隊などは山頂付近の火山ガスの状況などから、30日の捜索活動を中止しました。
 御嶽山の噴火では、これまでに長野県や愛知県それに東京などの登山者12人が死亡し、山頂付近の「御嶽神社」や周辺の登山道で、まだ搬送されていない24人が心肺停止の状態で見つかっています。
このほか69人が重軽傷を負いました。
また、警察によりますと、死亡した人のうち新たに1人の身元が確認されました。
身元が確認されたのは、▽東京・中央区の会社員、上方麻衣さん(31)です。
 30日の捜索活動は警察や消防それに自衛隊、合わせて800人の態勢で30日朝、再開されましたが、気象庁の情報や山頂付近に火山ガスがたまっていることなどから、長野県などは火山活動の状況を見極める必要があるとして、午前7時すぎから捜索活動を中断していました。
長野県は捜索を再開できるかどうか気象台などと協議を進めましたが、登山道から山頂付近を目指す地上からの捜索とともに、自衛隊のヘリコプターによる捜索についても難しいとして、30日の捜索活動は午後2時すぎ、すべて中止することを決めました。
 長野県危機管理部の吉原正夫危機管理幹は「火山性微動が発生し、その終息を待っていたが、救助活動ができる状態にならなかった。大変残念だが捜索を中止した」と話しています。
 警察や消防それに自衛隊は10月1日の捜索活動についても、火山活動の状況を見ながら判断することにしています。

自衛隊「捜索中止残念」
 30日の捜索が中止されたことについて、陸上自衛隊第13普通科連隊の田中浩二3等陸佐は、王滝村役場で会見し「きょうは天候もよく、午後からは風も比較的穏やかで捜索を行うことができれば、これまでに現地で確認している要救助者すべてを運ぶことができたのではないかと思う。しかし、捜索中止の判断には二次災害防止の要因が大きく、しかたがない」と述べました。
また、田中3等陸佐は、捜索活動に当たっている隊員の心境について、「1分1秒でも早く家族の元に返してあげたいという気持ちを持っている。まだ捜索していない範囲も捜索したかったが、残念な気持ちでいっぱいだ」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140930/k10014994091000.html

10/1 救助から捜索に完全に見出しが変わる。
つまり生存者はいないことが前提になっている。
1.前日までにおよそ死者が集中している範囲が判明したこと。
2.前日までのホバリングで高度2900mでのオペレーションにメドがついたこと
3.風が弱くホバリングしやすいこと。
4.微動が続いているが弱いこと。(これは賭け)
5.明日から天候が悪くなること。
以上から一気に勝負をかけて見つかっている犠牲者は全て回収をかけ、その他の範囲は捜索>回収というパターンをとる。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

だから、救援・捜索にとくべつおびえることはない。生存者数人をヘリで釣り上げた日曜午前以降のオペレーションは腰が引けてる。

2014-10-01 06:42:50
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ただ、気になったのは、その前に「火山ガスの放出量が増えているから(あぶない)」と隊員が答えていたこと。ガスの危険性は放出量ではない。濃度だ。放出量が多くなくても拡散せずに滞留すれば、死ぬ。八甲田山のガス穴死亡を思い出せ。1986年。

2014-10-01 07:02:32

御嶽山噴火、死者47人に 発生5日、新たに11人発見
2014年10月1日21時52
(前略)
 捜索隊は1日早朝、後方支援を含めた1千人態勢で、徒歩と大型ヘリコプターで山頂付近に入り、活動を再開。前日まで捜索が徹底できていなかった山頂「剣ケ峰」の周辺や、剣ケ峰から南西方向にある地区「王滝奥の院」などで計11人を見つけた。11人を含め、これまでに発見された計47人は、山頂周辺の半径500メートルの範囲に集中していた。

 山頂周辺での捜索活動は、有毒な火山ガスや火山性微動のために3日連続で中断していた。1日は火山性微動の振幅が前日の半分程度になり、活動を再開した。この日は大型ヘリで1時間に約190人の自衛隊員らが現地に向かい、捜索が進んだ。

 長野県警は1日、前日までに死亡が確認された12人について、死因はいずれも「損傷死」だったと発表した。噴石が頭や首などに多数当たったことによる外傷性ショックが原因とみられる。捜査関係者によると、山頂周辺には50センチ四方以上の噴石が多数あるという。[[
http://digital.asahi.com/articles/ASGB153SRGB1UTIL03F.html?iref=comtop_6_01: http://digital.asahi.com/articles/ASGB153SRGB1UTIL03F.html?iref=comtop_6_01]]

 山頂周辺にはまだ十分に捜索できていない区域があり、自衛隊や県警は2日も捜索を続ける方針だ。

 警察は山頂付近で見つけた人を「心肺停止」とし、ふもとで医師が死亡診断した段階で「死亡確認」としている。

心肺停止者、掘り出せず…やむなく目印 御嶽山の救助隊

9月30日22時02分
 御嶽山では、東京都など4都県から派遣されている消防の緊急援助隊が活動を続けている。名古屋市消防局の加納利昭消防部長(59)と長野市消防局の小林秀二司令補(43)らが、山頂での救助活動の様子を朝日新聞の取材に語った。
 活動初日となった28日早朝。長野県側の登山ルートの一つである黒沢口から、約100人の隊員が警察官や自衛隊とともに山に入った。ガス検知器を手にした名古屋のハイパーレスキュー隊員が先頭を歩く。頂上が近づくにつれ、火山灰はセメントのように固まり、靴の裏にくっつく。足があがらないほど重くなった。(中略)
長野隊は当初「状況把握」が主な役割だったのでスコップがなかった。手で掘る。そのたびに人が見つかった。毛布にくるみ、心肺停止状態であることを示す黒いタグをつける。大きな石に挟まれていたり、灰が粘土状に固まってしまったりして、掘り出せない人も多かった。(中略)
 長野隊は、生存者を背負って下山することも想定し、「体力温存」を隊員に指示していた。だが標高は3千メートルを超え、酸素が薄い。加えて防塵(ぼうじん)マスクをつけている。訓練を積んだ約100人の中からも「苦しい」と声があがった。(中略)
 長野隊の一人は「再噴火したらどう逃げるかを常に考えていた」。足場が悪い場所では、逃げ方を確認してから作業にあたった。午後2時すぎ、風向きが変わり、この日の活動は中止に。下山後、名古屋隊の一人は「今までに経験したことがない疲れ」と漏らしたという。
[[digital.asahi.com/articles/ASG9Z628XG9ZUHMC006.html:digital.asahi.com/articles/ASG9Z628XG9ZUHMC006.html]]

御嶽山噴火:10人近く岩の下敷き…削岩機使い救助へ
毎日新聞 2014年10月01日 15時00分(最終更新 10月01日 18時51分)
 御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、心肺停止状態で発見された人の中に、約1メートル四方の大きな岩石の下敷きになっている登山者らが山頂付近に10人近くいたことが消防関係者への取材で分かった。噴石とみられるが、当初から現場近くにあったものが動いた可能性もある。人力では動かせないため、緊急消防援助隊などは近く、削岩機などを使った救助に乗り出す。
 御嶽山は9月27日午前11時52分に噴火。28日に警察や自衛隊とともに黒沢口から登り、山頂付近に到達した愛知県の消防隊は、剣ケ峰山頂付近で複数の人がそれぞれ大きな岩石の下敷きになっているのを見つけた。腹や背中の上に岩が乗っており、性別は分からなかった。協力して人力で動かそうとしたが、無理だったという。

 同様に黒沢口から入山した長野市消防局の男性隊員(40)は剣ケ峰山頂を少し下った急斜面でリュックサックを発見。辺りに人の姿はなく、高く積もった灰から岩石の上部が顔をのぞかせていた。周辺をかき分けてみると、岩石の下に人が埋もれていたという。その周囲には灰に埋もれた岩が多数あり、その下にも人が倒れていた。岩石と岩石に挟まれるような形で、体を折り曲げている人も見つかったという。28日は山頂周辺で有毒ガスが充満したことから捜索は夕方に中断。男性隊員は「また助けに来る」という気持ちで、救助を断念した登山者らの体に毛布をかけてきたという。【野口麗子】
http://mainichi.jp/select/news/20141001k0000e040242000c.html

御嶽山での捜索を再開 範囲を広げることに
10月1日 9時36分

 長野と岐阜の県境にある御嶽山の噴火で、自衛隊や警察、消防は、1日朝から山頂付近や登山道の捜索を開始しました。
 心肺停止の状態で見つかった24人の搬送を急ぐとともに、これまで十分な捜索ができていない場所についても取り残されている人がいないか捜索することにしています。

 御嶽山の噴火では、12人が死亡し、山頂付近の御嶽神社や周辺の登山道でまだ搬送されていない24人が心肺停止の状態で見つかっています。
 自衛隊や警察、消防は、30日、火山活動の状態を示す火山性微動の振幅が大きいことや山頂付近に火山ガスがたまっていることなどから捜索活動を中止しました。
 そして、1日朝、最新の火山活動の状況を検討した結果、火山性微動は継続しているものの振れ幅に大きな変化が無い状態が続いているとして、1000人余りの態勢で山頂や登山道での捜索を再開しました。
心肺停止の状態で見つかった24人の搬送を急ぎたいとしています。
 このうち、午前6時すぎには、王滝口の登山道からおよそ180人が山頂に向かい捜索を行っているほか、午前7時すぎからは自衛隊の大型ヘリコプターを使って自衛隊のほか、警察や消防の捜索隊180人余りを山頂付近に運び捜索を行っています。
 また、自衛隊によりますと、山頂の周辺には十分な捜索が行われていない場所があるということです。
 このうち、噴火口に近い山頂の南側の王滝頂上山荘から王滝奥の院までの間はこれまで捜索が行われておらず、傾斜が急な王滝頂上山荘と剣ヶ峰の間の「八丁ダルミ」、それに、頂上の北側にある白竜避難小屋とその周辺も十分な捜索が行われていないということです。
 自衛隊などは、こうした場所についても取り残されている人がいないか捜索を進めることにしています。

火山ガス検知機器を確認
 先月30日、御嶽山の山頂付近に火山ガスがたまっていることなどから捜索が中止されたことを受け、自衛隊は、火山ガスを検知する機器の確認を行ったうえで捜索に出発しました。
自衛隊の捜索隊は、安全を確保するため、これまでも硫化水素などの火山ガスを検知する機器を携帯して捜索を行っています。
1日朝は、改めて硫化水素などの火山ガスを検出した場合機器のアラーム音が鳴ることを確認し、消防や警察と情報を共有しながら捜索を進めることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141001/k10015015901000.html

いまだ24人の安否不明情報も 御嶽山の捜索、雨で中止

2014年10月2日12時07分
【写真】黒沢口から徒歩で山頂をめざす捜索隊=2日午前9時25分、長野県木曽町、朝日新聞社ヘリから、堀英治撮影
 御嶽山(おんたけさん、長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、自衛隊や警察、消防は2日早朝、約230人が徒歩で登頂して捜索を再開したが、山頂で降雨が確認されたため、すべての捜索活動を正午前に中止した。依然、安否がわからない人が20人以上いるとの情報があり、3日以降、さらに犠牲者が増える可能性がある。
長野県災害対策本部によると、捜索は後方支援も含めて約1千人態勢を予定。山頂近くのヘリコプターの離着陸場の上空に厚い雲がかかっており、ヘリによる捜索を見送った。地上部隊も午前11時35分、山頂で降雨が確認されたとして下山を決めた。王滝頂上山荘と御嶽剣ケ峰山荘の周辺や二ノ池の北東付近、二ノ池から一ノ池にかけてを捜索する予定だった。

 長野県木曽町の説明では、入山した可能性がある24人の安否がわかっていない。登山者の家族や友人ら約70人がこの日も同町役場などに集まった。「王滝奥の院」と呼ばれる火口の南側の区域など、山頂付近にはまだ捜索が十分でないところがあるという。

 気象庁によると、御嶽山の火山性微動は2日午前9時時点で小康状態が続いている。付近は午後から3日にかけて、前線などの影響で雨が降ると予想されていた。降灰の上から雨が降ると滑りやすくなったり、土石流が発生したりする恐れもある。長野県の災害対策本部は1時間ごとの降雨予想をみながら、捜索の継続・中断を判断することにしていた。
http://digital.asahi.com/articles/ASGB234VGGB2UTIL00B.html

御嶽山、3日の捜索は雨で中止 長野県、二次災害の危険

2014年10月3日05時43分
 登山者47人が死亡した御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県は3日、この日の捜索中止を決めた。雨による二次災害の危険があるため、と県は説明している。ほかに十数人が巻き込まれた可能性があり、4日以降も火山活動や天候の様子を見ながら捜索を続ける。
http://digital.asahi.com/articles/ASGB31RVNGB3UTIL001.html?iref=comtop_6_01

リンク schmidametallborsig.blog130.fc2.com 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 馬に追従して鹿も「火砕流に耐えられる」 隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

19人は頭部に噴石、ほぼ即死 御嶽山、検視医師ら推測
2014年10月6日 朝
 戦後最悪の火山災害となった長野、岐阜県境の御嶽(おんたけ)山(三、〇六七メートル)の噴火で、死亡が確認された五十一人のうち、少なくとも十九人は頭や首に噴石が当たり、致命傷を負っていたことが五日、検視を担当した医師や警察官への取材で分かった。火山の専門家は、火口から飛び出した噴石は時速約三百キロで地面に落下したと推測しており、頭などに直撃を受けた人の多くは即死状態だったとみられる。
 長野県警によると、五十一人のうち五十人の死因は噴石の直撃などによる「損傷死」で、一人は熱風を吸い込んだことによる気道熱傷だった。検視した医師らによると、五十人のうち十六人は頭に噴石が当たり、脳挫傷などを引き起こし、三人が首に致命傷を負っていた。それ以外の人は、体のあちこちに噴石が当たったことによる「多発性外傷」の所見がみられた。

 遺体を検視した木曽医師会会長の奥原佐(たすく)医師(65)は「筋肉が断裂するくらい深い傷ややけどを負った人もいた。熱を持った石がものすごいスピードで雨あられのように飛んできたのだと思う」と話した。

 また、御嶽山の山頂付近で捜索活動にあたった県警の隊員によると、噴石が当たった衝撃で顔が激しく損傷したり、腕が吹き飛ばされたりした遺体もあったという。別の警察官は、背中や後頭部に噴石が当たり深い傷を負った人を複数確認し、「噴火口に背を向けて、必死に逃げたのだろう」と推測する。

 東大地震研究所の金子隆之助教によると、火口周辺を上空から撮影した写真を基に、降り積もった火山灰の上に噴石が落ちてできた「クレーター」状の穴の分布を調べた結果、噴石は最長約一キロ先まで到達していた。火口から一キロ先まで到達した場合、噴石の初速は時速約三百六十キロで、標高差を考慮すると、人のこぶし大から頭の大きさぐらいの噴石が、時速約三百キロで地面に落下したという。

 金子助教は「新幹線の速度で飛んで来た噴石が当たれば、ヘルメットをかぶっていても厳しいだろう」と衝撃の大きさを語った。
◆シェルター整備、木曽町長が方針

 御嶽山の噴火で噴石により多数の犠牲者が出たことを受け、長野県木曽町の原久仁男町長は五日、「国、県の支援をいただきながら整備していく前提で考えていきたい」と述べ、退避用のシェルター(避難所)を設置していく考えを明らかにした。御嶽山には十数カ所の山小屋や避難小屋があり風雨はしのげるが、いずれも木造。噴火を想定したシェルターは設置されていない。

 会見で原町長は「山小屋の人たちと連携して登山道の整備や、ヘルメットを用意するなどの態勢はとってきた」と述べる一方で、シェルターについては「考えが及ばなかったのが現実」と悔やんだ。
◆土石流警戒、捜索できず

 御嶽山の噴火で、長野県警は五日、これまでに死亡した五十一人の身元を確認した。これで現時点での安否不明者は十二人となった。長野、岐阜両県警や自衛隊らでつくる救助隊は十二人を捜索する予定だったが、早朝に麓の同県王滝村で降雨が確認され、土石流など二次災害の恐れがあるとして活動できなかった。

 四日に死亡が確認された四人のうち、五日にかけて新たに身元が判明したのは愛知県春日井市の会社員河合芳夫さん(23)、岐阜市日置江の会社員武口求さん(46)、愛知県豊田市保見町の会社員高野英人さん(29)。

 気象庁によると、大型で強い台風18号は、御嶽山周辺には六日早朝から昼前にかけて最接近する見通し。二次災害の恐れがあるため、六日も捜索の実施は困難とみられる。ほとんどの不明者家族は、台風接近に伴い一時帰宅した。

 救助隊は五日、王滝口登山道からの地上部隊と、ヘリ部隊の約九百三十人態勢で捜索に臨む予定だった。

 長野県警によると、安否不明者の十二人は、複数の同伴登山者や家族の証言などを基に確認できた人数。一人暮らしの人が単独で入山した場合などは含まれておらず、今後、人数が変動する可能性がある。

http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2014100602000064.html

御嶽山3人死亡確認 死者54人に
10月7日 16時35分
消防の担当者「一人でも多く。。「救出」したい」
 ヘリにはスキー板のようなものがつけられている。
 今朝の時点で12人が行方不明。今月1日と比較の映像。
 ひざまで埋まりながら横一列で金属探知機で捜索。

御嶽山の噴火で3日ぶりに行われた警察や自衛隊などの捜索で、7日、新たに3人が山頂付近で見つかり全員の死亡が確認され、このうち2人の身元が判明しました。
今回の噴火で亡くなったのは54人となりました。
戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火で、警察や自衛隊、消防による捜索は台風の影響で2日連続で中止となりましたが、7日は天候が回復したため、これまでと同じおよそ1000人の態勢で3日ぶりに再開されました。
そして、山頂の南側に位置する八丁ダルミの東側の斜面から2人、八丁ダルミの登山道周辺から1人の、合わせて3人が心肺停止の状態で見つかりました。
ふもとに搬送されたあと全員の死亡が確認され、今回の噴火で亡くなったのは54人となりました。
3人のうち2人の身元が判明し、愛知県小牧市の会社員、大脇信治さん(40)と愛知県豊田市の会社員、三宅真一郎さん(50)と確認されました。
これを受けて長野県の対策本部は、今もまだ行方が分からないのは10人としています。
7日の捜索は登山者の証言などを基に、これまでの登山道周辺だけでなく山頂付近全域に範囲を広げて行われました。
山頂付近の山の表面は6日までの雨でぬかるんだ火山灰で覆われ、自衛隊の隊員たちは足元が埋まるなか、探索のための棒を火山灰の中に刺しながら捜索を進めました。
また、噴石が降った場合などに備えて、警察はふだん警備などに使っているジュラルミン製の盾を持ち込んでいました。
長野県の対策本部は、8日も天候状況などを見ながら捜索を行うことにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141007/k10015199161000.html

リンク 東洋経済オンライン 御嶽山への自衛隊派遣、口を挟むとサヨク? | 日本の防衛は大丈夫か | 東洋経済オンライン 自衛隊に対する批判を許さない多くの論者は防衛省や自衛隊を疑うことを知らず、自衛隊を偏愛する傾向がある。