渡邊芳之先生 ynabe39の「翻訳に限らず「書く仕事」全般が副業でしか成り立たないものになりつつある。」

書くほうも副業だと思っているし,書かせるほうもそれで食っているとは思っていない,ということが「書くことへの報酬」が一向に改善されないどころかむしろ低下する理由のひとつだと思う。 by 渡邊芳之
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渡邊芳之 @ynabe39

書いても載らない,載っても原稿料がもらえないなんてことも多いのが出版業界で,それだとただ働きになる。

2014-09-30 07:52:57
渡邊芳之 @ynabe39

昔は「書く仕事」で食えたのになぜいま食えないのか,というのはまず第一に本や雑誌が昔ほど売れないことが原因だがそれだけでない要素もいろいろある。

2014-09-30 08:46:20
渡邊芳之 @ynabe39

1980年頃までは学者でも新書でベストセラーなんか出すとそれで別荘が建ったりした。印税を元手に渋谷に飲み屋を開いた先生もいた。

2014-09-30 08:47:24
渡邊芳之 @ynabe39

いっぽう学者は論文も書くわけだけどこれと収入との関係はどうか。一般の人は勘違いしている場合もあるが,論文は書いてもいっさい無報酬か,むしろ著者のほうが掲載料を払う場合が多い。

2014-09-30 08:49:08
渡邊芳之 @ynabe39

本を飲む女。 “@hamurabi_subst: @ynabe39 飲むおくすり”

2014-09-30 08:51:28
野島高彦 @TakahikoNojima

@ynabe39 講談社ブルーバックスから何冊も物理学の名著を出していた先生がいました.研究がどうだったのか不明なんですが,子供が読んでもおもしろい本を何冊も書かれていました.

2014-09-30 08:53:22
村上由美 @yumimrkm

@ynabe39 夫の父の分野は出版の際にもお金出すことが。シルクロードが流行った頃に出した本は印税がまあまあ入って助かったようです。

2014-09-30 08:54:41
渡邊芳之 @ynabe39

このまえブルーバックスの「心にしみる天才の逸話20」の著者の先生にお目にかかったのを思い出した。

2014-09-30 08:55:17
渡邊芳之 @ynabe39

専門書のおそらく3割かそれ以上は著者がなんらかの費用を負担している。それを支援するために科研費にも出版助成制度がある。

2014-09-30 08:56:27
渡邊芳之 @ynabe39

この「本を出していたら必ず印税などの収入を得ているというわけではない」というのも一般にはわかりにくいことだ。

2014-09-30 08:57:08
渡邊芳之 @ynabe39

売れないとわかっている本を出版する方法としては自費出版と,出版社に出してもらうのだが自分が一部またはぜんぶの金を出す,あるいはできた本のうち一定数を自分が買い取るという方法がある。

2014-09-30 08:58:32
渡邊芳之 @ynabe39

学位論文がそのまま本になっているような専門書の半分以上はそういう「著者負担による出版」だと思うが,そういうものも専門書としてはとても大切なものだ。

2014-09-30 08:59:28
渡邊芳之 @ynabe39

帝塚山学院大:大学爆破の脅迫文 朝日OB教授が辞職 - 毎日新聞 mainichi.jp/select/news/20…

2014-09-30 09:28:05
渡邊芳之 @ynabe39

辞めても食える人はいいけどなあ。

2014-09-30 09:29:56
闇のapj @apj

帝塚山学院大が二重の意味で愚か。アカデミックとはそのままでは無関係の新聞記者を教授採用していたというのがおかしい上に、強迫のタイミングで退職届を受理して、強迫が有効であることを世間に知らしめた。

2014-09-30 17:11:43
渡邊芳之 @ynabe39

「元大新聞の記者で大学教員になっている人」というのは自分の学生時代にもいた。記者時代の体験談だけの授業。

2014-09-30 17:25:30