私家版ハイデガースタディー02 神無き客観、反地動説的地平の共有

地動説ではカントのように(デカルトの)神を要請してしまう(つまり諸科学を啓蒙できるようになった)。ハイデガーにだけ出来た新転回とは、(ナチズム結審で著名な)中田光雄の原デリダ論では「反地動説的超越論」なのだが、問題はそれをどう協同主観として共有するのか、ということである。フッサールの『幾何学の起源』では依然、時間が空間化されてしまい歴史化せず不十分で、系譜学的脱構築に対する形式的脱構築としての、東浩紀の「郵便空間」だけが「可能性の中心」になるのだろうか。デリダ自身は「宗教的転回」もして単なる無神論に陥ってしまうが、ソーカル事件ではないが、日本では東以降、哲学の自家中毒のような、ある種の停滞(象徴界の固定)が必然化した。このように全てはハイデガーの脱固有名化、ハイデガーの反地動説的意味論の共有にかかっているようなのだ。神無き客観はいかに可能なのか? http://togetter.com/li/769376 の続編の私的ツイートの集積所です。
3
前へ 1 2 ・・ 11 次へ
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

ビッグバンに先行してひげ面のおじいちゃんの神様がいるというイメージより、分解できないこと、というのが問題になってるだけなのだ。分解というのは魂は分解できないから存在するという証明があってね。それに対して、分解できないのは時間だろう、という話なのだがね。@LitoSnowfield

2015-01-26 22:16:47
りと ᙏ̤̫(3さい) @LitoSnowfield

@sunamajiri 時間そのものの分解は出来ませんね〜(*^o^)>たぶん(笑)

2015-01-26 22:19:51
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

そこらへんは、アリストテレスの霊魂論、カントの純粋理性批判のほうが、わたしの危険な要約なんかより、分かりやすいのだが、それに比べても、ハイデガーのほうが全然分かりやすい、そんな話なのだ。だいたい分かりづらいというのは、分かっていない人が書いてるので。@LitoSnowfield

2015-01-26 22:21:51
りと ᙏ̤̫(3さい) @LitoSnowfield

@sunamajiri はい…本丸を早く読め…という(*^o^)>あはは

2015-01-26 22:23:15
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

アメリカで学部生というのは、そういうのを読むのだ。読みこなすかどうかは別だが。しかも、分かっている人が書いている書物なので、けっして読みづらいということがないのだ。読みづらいのは註解のほうね。ハイデガーの従来の和訳が読みづらいのは、あれ註解だから。@LitoSnowfield

2015-01-26 22:25:48
りと ᙏ̤̫(3さい) @LitoSnowfield

@sunamajiri 神様はいらないというのに仏様を呼んじゃいますからね〜(*^o^)>

2015-01-26 22:28:41
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

たしかに、唯識にしてからが深いのだが限界があるね。逆説的にというか、転回的に言うと、最後に神様を求め始めるんじゃないかと思うのだが。(^-^)/ @LitoSnowfield 神様はいらないというのに仏様を呼んじゃいますからね〜(*^o^)>

2015-01-26 22:30:28
りと ᙏ̤̫(3さい) @LitoSnowfield

@sunamajiri 多分、和訳の分かりづらさというのは…またまた素人断言ですが(笑)…識と言いながら物語の尻尾が見え隠れしている感じなのです〜(*^o^)/

2015-01-26 22:35:27
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

物語にはリビドーしかないからね。@LitoSnowfield 多分、和訳の分かりづらさというのは…またまた素人断言ですが(笑)…識と言いながら物語の尻尾が見え隠れしている感じなのです〜

2015-01-26 22:45:06
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

リトさんが見抜いたように、物語では神を要請する幾何学、いわば信仰のようになってしまい、思考が目覚めてこない、という遠近感があるのだが、もう一度、中田光雄が「原デリダ」「デリダ以前」というテクストを。@LitoSnowfield pic.twitter.com/eLnOy3C0IR

2015-01-27 20:18:35
拡大
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

教えられる前から分かるか?という問いなのだが、昨晩教えたwように、非ユークリッドというまでもなく、ピタゴラスでなくても幾何学、つまり公準は誰でも学べる。ここで幾何学というのは思考のことなのだが、それは伝授=郵便が可能なのだ。それを郵便的というのだが。@LitoSnowfield

2015-01-27 20:21:09
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

リトさんが教えられる前から、分かっていたということが極めて重要なのだが、幾何学=哲学というのは、郵便が届く前から目覚めているのだ。言い換えると歴史的に定理が発見される前、ハイデガーなどの言う早朝から、思考はあるのだ。このことの共有が目指せれている。@LitoSnowfield

2015-01-27 20:23:11
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

昨日のように、なぜデカルト~カントか、というのが重要で、この共有することを発見してるからなのだが。つまりそれがコギトという神要請(神の存在証明)だったのだが、しかしそれでは非共有だろう、という発見をハイデガーがしたことになるのだ。@LitoSnowfield

2015-01-27 20:24:35
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

中田光雄が、脱構築以前のデリダのテクストを「原デリダ」「デリダ以前」と呼び、カント的な「可能性の条件」をクリティークしてるわけだが、このハイデガー的な共有(郵便的なものに対する存在論)を共有した時、原デリダはデリダになる、という按配。それが幾何学。@LitoSnowfield

2015-01-27 20:26:38
りと ᙏ̤̫(3さい) @LitoSnowfield

@sunamajiri “コギトという神要請が非共有という発見”がけっこうジャンプ…予め共有な実感はあれど…ですね〜(*^o^)/

2015-01-27 20:30:54
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

そうなのだ、幾何学的とは歴史的ということなのだが、発見のことなのだ。ハイデガーだって原ハイデガーがあって、それが『存在と時間』のプロセスになっているのだ、原デリダがデリダになったように、原リトさんもリトさんになれる、という共有の話が問題になっている。@LitoSnowfield

2015-01-27 20:32:53
りと ᙏ̤̫(3さい) @LitoSnowfield

@sunamajiri 教えられたことが分かるというのは予め知っており、教えることが出来るというのも共有があるから…という理解で宜しいでしょうか(*^o^)?

2015-01-27 20:37:00
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

ではなく、学ぶ前から(誰にでも)思考はあるのだが、学んでしまう過程では、いわば原思考に陥るのだ(分からなくなる)。それをさしあたって、元来の思考に戻す手続きを記述できるかということ。啓蒙される前に思考がない、というのは偏見だ、ということなのだが。@LitoSnowfield

2015-01-27 20:38:05
りと ᙏ̤̫(3さい) @LitoSnowfield

@sunamajiri ああ…“啓蒙される前に思考は無いというのは偏見”…思考が無ければ共有も発見もないですからね〜(*^o^)>あはは

2015-01-27 20:41:07
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

原思考(言語化できないこと)が思考(言語化できること)に結びついたでしょ? それ以外のことは何一つ問題にされていない、と分かれば気分も楽になる、というのがハイデガーが一貫して言ってることなのだが。物語は気分を物語れるのだが、それだけでは気分が晴れない。@LitoSnowfield

2015-01-27 20:48:09
りと ᙏ̤̫(3さい) @LitoSnowfield

@sunamajiri おお〜神なき地平が見えたような(*^o^)>あはは

2015-01-27 20:49:50
りと ᙏ̤̫(3さい) @LitoSnowfield

@sunamajiri そいえば…そのような(原思考)ことを今回のハイデガー以前にsunamajiriさんも仰っていたような〜(*uou)!

2015-01-27 20:51:45
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

リトさんが原思考上で、超越論的地平を「神無き地平」と換言した意味が大きいのだ。いま与件twitter.com/sunamajiri/sta… が分からず換言できた、といっているのだが、原思考的に与件を持っていなかったのか、というのが関心事になるからなのだ。@LitoSnowfield

2015-01-27 20:53:58
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

予め分かっていること、つまり与件について、それをどっちで呼ぶかということなのだが、典型的な一例で示すと、こんな按配。ところが、与件があると思っていないと、この議論で何のことなのかが分からなくなるのだ。@LitoSnowfield pic.twitter.com/GO96I4iLpZ

2015-01-26 09:36:49
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

啓蒙の誘惑は恐ろしくてね、私ですら最近まで、与件自体を読み取ろうとしていたフシがあるのだ。しかしそれでは読めないということなのだが。端的に、超越論性が地平にならなかった、ということなのだが。ハイデガーによるとカントがイケナイww @LitoSnowfield

2015-01-27 21:06:55
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

物語の中にだけいるからね神様。ちなみにリトさんが後期メルロ~原デリダから、反地動説的地平と喚起した超越論的地平というのは、幾何学は発見者を神にする物語ではなく、与件として共有されている「超越論的客観」だ、ということだそうだ(中田先生の説明の仕方)。@LitoSnowfield

2015-01-27 21:16:27
前へ 1 2 ・・ 11 次へ