- somali_bleu
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また、私が接している世界はそんなに冷たかったのか、と恐れを抱いた瞬間でもあった。 仮に母の言うことが嘘で、ただ手話を公の場で使わせたくなかった、だけだったとしても、信じたくなかった。(母が告白した時、泣かない人なのにひどく泣いていたので嘘ではないと私は思っている)
2015-01-29 18:26:17今思えば、周囲の聞こえる人で最も親しい両親がこの事実を私に伝えなかったのは、必要ない傷を私に負わせたくなかった、または手話を使うことに負い目を感じてほしくなかったのだろう。
2015-01-29 18:29:14何も知らない、無知識である、赤の他人である、からこそ言える言葉がこの世界にはたくさんあると思う。両親が聞いてきたものはそういうものに属すると思う。でも気にするな、と言われて全く無視できるものではない。
2015-01-29 18:32:22また言われ続ければ、気にするまいとしても確実に心を削ってゆく、たちの悪い言葉群でもあると思う。 私はこの知らなかった事実が常に起こっているとは思っていない。が、いう人はあちこちにいる、と認識した。 その告白の時、両親と話し合った結果、萎縮せずに手話を使っていこうという結論に達した
2015-01-29 18:36:56理由としては、手話は私にとって命のようなもの、自分を開放的に表現するために欠かせないものであり、誇りを持って接しているもの。また聴覚障害は恥じるものではないと思うから。決して見せものではない。という思いが家族間で一致したからである。
2015-01-29 18:42:51実際、公の場で目立つからなどの理由で、手話を使うことを恥じたり小さく使ったりする人は結構いるらしい。各人それぞれの考えがあると思う。 私は、声で話す人と同じように、ごく自然に手話を使っていきたいと、思っている。また、手話を使うことで謂れのない傷を受ける人がないようにと願う。
2015-01-29 18:48:09母は、その告白の時『悔しい』としきりに言っていた。人の思いを表現する言語であるのに、なぜ見ず知らずの人間に、貶められねばならないのか。と。
2015-01-29 19:06:05