「手話」というひとつの言語について

もりたま/ayammin @ayammin

手話でビデオ通話してるのを見てそういう使い方もあったのかーすげーなー、みたいなツイートに、「文字で打つほうが早いだろう」みたいな感想がたくさんついてるの見て、あー、やっぱり手話を「日本語の音声を1つずつ手の動きに置き換えてる」だけだと思ってる人って多いんだなあと。

もりたま/ayammin @ayammin

「日本語の文章を、英語のアルファベット（ローマ字）を使って書く」みたいなイメージで、手話を「日本語を手の動きに置き換えてる」だけだと思ってる人は結構いるみたいだけど、違うからね。むしろ日本語と英語みたいなもんで、言語体系からして違う言語です。

もりたま/ayammin @ayammin

ついでに言うと、文字で書いたり入力したりして会話するより、手話で伝えるほうが圧倒的に早いですわな。ほとんどの場合。

シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

手話使う人間なのだけど、奇異の目で見られたりあからさまに「公共の場ではやめてくれませんか」とわざわざ書いて来る人もいる。ムービーで勝手に撮られたこともある。そのようなことをやる人は自分が目にしない世界を容認できないのだろうな、と思う。

シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

ムービーで勝手に撮られた、笑われる真似される、より「公共の場ではやめてくれませんか」が一番嫌だった。

シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

正直な話、手話を使うのを見知らぬ人に奇異の目で見られるとか笑われたり真似されて話のネタにされるとか、まあ慣れてくるくらいは経験してるんだよなあ。おっ？って思う気持ちは理解できるし目立つのもわかるけど笑い話にするのはやめてほしいなーっていう

マンジュリカ @manju_rika

RT＞一応どこでも聾友達といる時は堂々と手話ってるのだけど、私が気付いてないだけでムービー撮られたりしてんのかなぁとフッと思ったり。

マンジュリカ @manju_rika

手話っている姿は「見世物」ではないし、「見てはいけないもの」ではない。まだまだそういう認知が多くて悲しいけれど、それでも私は堂々と手話りたい。手話を取られたら私が私でなくなる。

もりたま/ayammin @ayammin

こういうの、信じられないかもしれないけど、本当にあるんですよね。私も電車の中で手話していて、見知らぬ老人にいきなり手を叩かれたり、「ツンボの真似するな！みっともない」「ちゃんと声で話しなさい」などと言われたりしたことがある。

もりたま/ayammin @ayammin

…と書くとまた「なんでそれが分かったんだ」と突っ込んで来る人がいるから書いておくと、一緒にいたのは手話ができる聞こえる友人です。

もりたま/ayammin @ayammin

こういう話をすると「そんな人はごく一部」「支援しててくれる人の方が多いはず」という慰め？や反論？をいただいたりするのですけどね。たとえ全体の中のどれほど少数であっても、目の前で差別発言や攻撃をされる時は一対一なんです。その悔しさや怒りを「例外」の言葉で無力化しないでほしいんです。

もりたま/ayammin @ayammin

手話は「恥ずかしいけど他に方法がないから仕方なく、ひっそりと使ってる」ものではない。自分達の大切な言葉だから、使いたいから、堂々と使ってるんだよ。

シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

朝書いたツイートで「公共の場ではやめてくれないか」ということを他人に言われた、という話を書いたのだけれどもこれを初めて私に言ったのが、身内である私の母だった。幼少時の話になる

シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

私は幼少時（3歳の頃）からもうﾊﾞﾘﾊﾞﾘの手話ユーザーで家庭内や人との意思疎通を図る上で用いていた。家族は全員健聴で、私が生まれるまで周囲にろうや手話ユーザーは皆無だった。しかし、手話に理解があり、日常会話や深い話ができるほどの手話スキルがあった（普通はなかなかできないと思う）

シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

手話で完璧に意思疎通ができるくらいの会話ができていた。でも、中学の頃まで、私の父母は電車内や外での食事の場などでは「恥ずかしいから、手話を使うな」と厳しく言っていた。手話は私の言語で声と同じだ、使って何が悪いと私は昔かなり反発していた。

シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

電車の中で手話を使おうとすれば口唇を読め、恥ずかしいからやるな、と手を叩かれたこともあった。当然私は怒って抗議をしてよくもめた。なぜ嫌がるのか、私はその頃は「手話は目立つからで人に見られるのが恥ずかしいのだろうが、私の言葉で憚る理由なんてない」と思い、無視して使っていた。

シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

その頃は冷戦状態になることもあり、私が折れて口唇を読み、会話をすることもあった。（でも、その口唇よみも正答率が低く互いのイライラがさらに高まる事のほうが多かった。）

シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

高校生になったある日、公衆の場で私と話すときは手話を使うなと、また言った私の母に、我慢できず「なぜそう言うのか」と詰問した。返ってきた答えが私にとって衝撃で、今も忘れられない。

シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

その時は父母が私が使っている手話を第一言語だと認めていないからそうするのだと、思っていた。

シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

『電車の中で、晴子が手話を使うと周りのお客さんが「聞こえないのねかわいそうに」「不幸な子」と言い合ったりおちょくったりする会話とかが聞こえてきて腹に据えかねた。あなたは聞こえないから分からないが、ひどいことをいう人も結構いた。目立つことは受け入れてたけどそれは我慢ならなかった』

シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

『本当は手話を使いたかったけれど、精神的に削られることが多いから止めさせてた。でも、晴子にとって大事な言語なのも昔から理解してた。我慢させて申し訳なかった。これからは堂々と使っていいからわたしも、気にしないように努力するから、話そう』

シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

この告白は正直大きな混乱を生んだ。私は耳が聞こえない。当然、私にわからない『情報』がそこら中に転がっていることは理解していた。それには悪意がある場合もあるとも。けれど、これは。私が手話を使えば使うほど、周囲の聞こえる人たちが謂れのない傷を受けてしまうことになるのではないかと。