貴志川線の未来をつくる会10周年シンポジウムTwitter実況まとめ
- ShibaHisaki
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孫の代まで公共交通を残すということは、地元住民による利用により内堀を埋め、法制度で外堀を埋めることの両方が大事。交通政策基本法は、事業者と行政、住民などがまちづくりとの一環として、公共交通の仕組みを検討する方策。
2015-02-22 13:57:21これらは、津エアポートライン、わかやま電鉄、中国バスの経験がいかされている。ひとつの課題は財源をどうするのか、であるがそれさえ確保できれば、孫の代まで公共交通を残すことができる。
2015-02-22 13:58:442006年4月1日のわか電開業の際に、貴志川線を10年ではなく、地方公共交通を50年100年続けていくように頑張ると話した。実際にまだ補助金制度で生き残ることを前提に動いている地域が多い。経営努力がきちんと活きる制度にしていかないといけない。
2015-02-22 14:01:20道路は行政がつくって無料で利用できる。鉄路は民間がつくってコストがかかる。インフラ投資の前提がもともと違う。今後は空路も海路もすべて交通政策基本法に基づいて議論がなされていくだろう。
2015-02-22 14:03:21貴志川線にのってもらうための改造電車などとたま駅長のおかげで乗客が増加している。ミニ開発も増え、人口も増えつつあるが、団塊世代のリタイアなどもあり、予断は許さない。 今後は住民と行政の厚い支援と事業者の努力の三点セットがいっそう大事。
2015-02-22 14:05:40貴志川線、そして未来をつくる会の活動がなければ、全国のほかの公共交通の存続のベースがつくれず、守れなくなっていたかもしれない。こうした成果を和歌山発で残してきたわけで、おいそれとやめるわけにはいかない。今後も努力していきたい。
2015-02-22 14:08:18地域交通再生とまちづくり、地域交通の幅広い価値を考える、がテーマ。まずは交通の考え方から。人間の衣食住を守るには必ず交通がつきもの。移動なくして生活が成り立たない。移動の権利を交通権として保障しようとする動きもある。
2015-02-22 14:13:08交通権の話題は和歌山が発端。幹線、地方交通線の運賃が異なることは交通権の侵害だ、ということを問う訴訟が提起されたのも和歌山でもある。
2015-02-22 14:15:29交通は何かの目的を達成するさいに発生する需要である。派生需要というが、交通事業者は派生需要の波動性が大きい。ラッシュ時に賄えるインフラを維持する必要がある。また、在庫が利かない産業。
2015-02-22 14:18:11交通機関が走るために地価があがり経済活性化に繋がる。しかし騒音や振動などのマイナスの効果もある。 貴志川線の場合は、乗ること自体を乗ることを目的としてしまったことが大きい。派生需要だけではなくなっている。
2015-02-22 14:20:38また、存続運動の際に貴志川線を残すとどれだけ社会的利益が生まれるのかを明らかにしたこと、またどれだけたくさん乗れば黒字になるのかを数字で明らかにしている(あと4回きっぷなど)。さらに貴志川線運営委員会のように住民や行政が参加できる仕組みがあることが大きい。
2015-02-22 14:23:13そこでもっと幅広い交通の利益の考え方を提案したい。鉄道の社会的便益はなにか。鉄道会社の存続で移動が増え年配の方が元気になり、回り回って医療費削減につながる、といったように、鉄道事業だけで採算を見ない、クロスセクターベネフィットを考えていくべきではないか。
2015-02-22 14:27:41ほかにも渋滞が減ることでクルマに乗る人の社会的利益が増える、環境保全に役立つ、交通事故防止、存在価値(地域のシンボル、地価への影響)、緊急時のための保険、として、など、様々な鉄道の社会的便益の考え方がある。
2015-02-22 14:30:34交通にお金を出すということは、利用に対する対価、赤字に対する補助金、地域を支える闘士や寄付、何かあったときの保険代などの考え方がある。
2015-02-22 14:33:00貴志川線の存続につながる案として。 まちづくり活動との連携、二次交通の整備、経済波及効果の評価と政策の立案、などが考えられる。
2015-02-22 14:36:36また、最近ではみんなで乗ろうというアプローチは限界に来ている。個人に訴えかける方法も有効。あなたが電車に載るとこういう効果がありますよ、という訴えかたもある。
2015-02-22 14:40:39地域の価値の発掘や課題解決の実践は、しらべる力が必要となる。しらべる力は、みつける、かぞえる、くらぺる、たずねる、の4つ。ここから、つくる力につながる。自分が調べたことしか詳しくならず共有できないことはもったいない。
2015-02-22 14:43:33さて、コーラスのあとは後半のパネルディスカッション。西川コーディネーター、パネリストは小嶋社長、濱口代表、山東まちづくり会吉田事務局長のお三方がパネリストです。
2015-02-22 15:13:44左から西川、小嶋、吉田、濱口の各氏。敬称略になることがあります。予めご了承ください。 pic.twitter.com/WN4xV2B2l0
2015-02-22 15:15:15西川 ここでは未来に主軸をおいた話にしていきたい。小嶋講演をどう受け取ったか、自己紹介を吉田、濱口の各氏から。
2015-02-22 15:16:32吉田 山東まちづくり会は和歌山市の山東地区でイベントをしたり竹林整備、わか電へのお手伝いなどをやっている。活動を始めて6年め。わか電、つくる会が頑張っているなか、僕らも頑張らないといけないという気持ちで始めた。
2015-02-22 15:19:02