貴志川線の未来をつくる会10周年シンポジウムTwitter実況まとめ
- ShibaHisaki
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先程の小嶋講演で、鉄道事業は線路の敷設から運営までを担わないといけないという指摘に改めて気づかされた。また貴志川線を絶対につぶせない、という言葉に勇気付けられた。会社も頑張るがみんなも頑張ろう、というメッセージと受けた。
2015-02-22 15:20:32濱口 長山団地の住民。県の住宅公社が建てたこと、貴志川線があることからここにすむことにした経緯がある。NHKのご近所の底力に出演したことが転機となった。小嶋社長は貴志川線を単に応援することだけではなく廃止の話が出たときに全駅を訪ね、住民の意見を聞いて回っていたという話に感銘した。
2015-02-22 15:23:58小嶋 今回はなかなかできない「外堀」よ話もできた。他の地域では住民の参加が少ないケースも少なくないが、貴志川線では熱心な住民が本当に多い。貴志川線の替え歌まで作った方までいる(会場に紹介)。沿線の古墳群を紹介したいという話もあった。
2015-02-22 15:27:57小嶋 私たちの仕事は外堀を埋めて地域公共交通をつくっていくこと。そこには地域づくりの視点が必要。行政と住民、事業者が連繋することが必要。今後、団塊世代が引退していくなかでどう街をつくっていくか。多くの地方都市が消えると言われた。どうやって地方の熱い気持ちを形にしていくか。
2015-02-22 15:30:21小嶋 いま日本はどちらかというと、都市に住んでもらって、限界集落はなくす、という考え方になりつつある。しかし、豊かな地域があってこその日本である。地域を光輝かせる取り組みを進めていきたい。大事なことはみんなの輪がどこまでできるか。
2015-02-22 15:32:11西川 過去のことはコンパクトに、未来のことを多く時間を割きたい。とはいえ課題、危機もあろうかと思う。そこについて聞きたい。
2015-02-22 15:33:44小嶋 少子高齢化が進むと、通学定期が減るという印象があるが、それよりも団塊世代の引退による通勤定期の減少が大きい。貴志川線の場合少し増収になっているとは奇跡的ともいえる。貴志川線沿線に住もうという話が増えていると考えている。確かに新しい住宅が増えている。
2015-02-22 15:36:29しかし、70年80年代に作られた古い集合住宅や分譲地が歯抜けになり始めている。このエリアの再生をどうするかが、地域再生の大きなポイントになっている。
2015-02-22 15:37:53これはおおきな課題だが再生するには魅力ある地域にする必要がある。貴志川線沿線は全国的に見ても自然も文化も優れている地域。もっと誇りに思って、孫や子どもが沿線にいられる地域になれば。
2015-02-22 15:39:39西川 やはり戻ってこられる地域かどうかというところになるか。沿線道路の整備に対して鉄道のメリットはあるか、という質問がきている。 小嶋 ペンシルバニアでの研究ではマイカー通勤はメタボになりやすいという結果があるという。交通機関利用で8割改善するという検証。
2015-02-22 15:44:25小嶋 また東京の研究では毎日外出する老人は週1回外出する老人に比べて歩行困難や認知症になるリスクが1/3~1/4程度になるという。内蔵疾患や腰痛リスクも減る。結局積極的に外出して歩行することで様々な病気のリスクが減る、ということは医療費の削減、健康で生き生きした生活が送れる。
2015-02-22 15:47:45小嶋 また、歩くことで前頭葉が発達して、豊かな思いやりの心が育まれると言われている。いまやモータリゼーションは都会よりも地方の方が進んでいる。都会の方が歩くことにより健康になっているとも言われる。地方はマイカーが主体なので、健康が脅かされる、ということになる。
2015-02-22 15:50:24小嶋 ヨーロッパから見ると、日本のようにマイカーを重んじる文化は異端にみえている。交通機関をもっと利用して健康にも環境にも人間関係にもいい暮らしを考えたい。
2015-02-22 15:52:08吉田 都会の方はクルマが不便だが、自分たちのエリア内の移動はクルマになってしまう。便利だから、ということをどこまで諦められるかということになるか。電車でいって楽しい街、駅になってほしい。
2015-02-22 15:54:43吉田 山東まちづくり会では、子どもが自信をもって山東出身だ、といえるようになってほしい、と考えている。小嶋社長の公共交通はまちづくりにつながるという視点に感銘を受けた。山東も市街地調整区域になり、新しい住宅か増えたが、景観上、文化上、どうかならないか、とも思っている。
2015-02-22 15:57:18吉田 いま、出身地を「たま電車が走っている貴志川線」といえるようになったことが誇り。 西川 つくる会10年として、世代交代はどうか、という質問が来ているがどうか。
2015-02-22 15:58:57濱口 一番の課題。これまでも取り組んできたがなかなかうまくいかない。大学生に来てもらったこともあるが、卒業したら和歌山を離れることが多い。独身の方もいたが結婚などで活動に参加しづらくなる方もいる。会の弱さかもしれないが、定例会を行っていることを広報している。
2015-02-22 16:01:06濱口 会員も最初に比べると減っている。年会費を収めてもらっているが、郵便振替なので、手間がかかるという理由もあるが、それでも2500人の会員がいるのは心強い。今後も増やしていきたいし、定例会にも来てほしい。
2015-02-22 16:03:22西川 会場からは駅や車両の更新計画についての質問が多くきている。また、JRなどとの接続や市駅への乗り入れ、乗客増加の施策といった質問も。
2015-02-22 16:06:01吉田 歩いていけるまちづくりが必要。山東地区で歩いてみると意外にいろんな資源がある。ハイキングコースはあるがガイドがいない。そこを養成することはできるかもしれない。また、最近山東でも外国人が歩くのをみかけるが、全くおもてなしができていないことに気づいた。
2015-02-22 16:08:54濱口 利用促進のためのイベントを考えるが、そこにすんでいるとなかなか気づかない。小嶋社長からもっとあるではないか、と指摘されてはたと気づくことが多い。歴史的ないわれのあるポイントはさがせばいくつかみつかった。若い世代にも楽しめるイベントを打っていって、元気に過ごせる街になれば。
2015-02-22 16:13:18濱口 また、最近は子どもに喜んでくれるイベントづくりに取り組んでいるが、イベントが多く、なかなかうまくいかないところもある。検討していきたい。
2015-02-22 16:14:41小嶋 これまで貴志駅、いちご、おもちゃ、たま電車をやってきたが、寄付金などを活かしている。新車の導入には億単位の費用がかかるので、貴志川線の規模ではとてもまかなえない。公設民営が発達している欧州では駅舎や車両は行政の責任となっている。
2015-02-22 16:17:12小嶋 道路環境税の一部を公共交通の財源に充当できると、10年で地方鉄道の課題は概ね解決できる。そうすれば鉄道以外にも様々な便益に及ぶ。車両や駅舎の整備も同様の考え方で進めたい。しかし、こうしたことを決めるのは主権者である国民である。みんなで主体的に考えてほしい。
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