コーヒーは救われるべきなのか。 ~日経サイエンス4月号発売記念~
すでに病気に耐える品種ができているのなら、それをたくさん増やせばいいのにね。なんでそうならないのかな。
ここでちょっと意外な流れに。
@Butayama3 @Dominique_Domon まあ、それでもやらないよりはマシかもとは思うのだけど、いちばんのネックになるのは、アメリカを中心とする消費動向ですよ。今、さび病に弱い品種の生産量が増えてるのは、アメリカのスペシャルティコーヒー需要拡大のせいなので。
2015-02-26 20:47:56@Butayama3 @Dominique_Domon 耐さび病品種はロブスタとアラビカの交配種由来で、初期のは香味上、さび病に弱いアラビカの従来品種に劣るという評判が広まったのです。それでスペシャルティは従来品種志向。その後はかなり改善されているのだけど、なかなか払拭されない。
2015-02-26 20:51:55香味?
@y_tambe @Butayama3 品種特性そのものが改善されても貼られたレッテルはなかなか剥がれない。
2015-02-26 20:53:39あるなあ、そういうこと。 育種家の方は「もうちょっと、もうちょっとだけ改善したい!」と言っても、スポンサー様が「えーから早うれ」というと、まあまあの品質でリリースしてしまってそれで市場の評価が決まっちゃう。
2015-02-26 20:56:33@Dominique_Domon @Butayama3 その辺もあって、「過去の育種の歴史」を無かったものにしよう、というアメリカ側の思惑を感じるのですよ。実際のとこ、中米とかはアメリカのリタイア層が移住して農園と買い取ったりとか、コーヒー生産もそういう動きに飲み込まれつつある。
2015-02-26 20:56:43@y_tambe @Butayama3 そう言うやり口はあんまり感心しないなあ。まあ、コーヒーは中南米では外来の換金作物で文化的背景は比較的浅いのだけれど。
2015-02-26 21:00:38@Dominique_Domon @y_tambe でも実際病気、深刻でしょう? どうしたらいいんですかね。
2015-02-26 21:04:37@Butayama3 @Dominique_Domon さび病については、すでに中南米で作られてる耐病品種をちゃんと使って植え分けすれば、いまのところは、ほぼ解決可能なはずなんですよ。
2015-02-26 21:07:11@y_tambe @Dominique_Domon 失礼。耐病品種がリリースされたというのを見逃していました。
2015-02-26 21:08:20@Butayama3 @y_tambe 多分y_tambeさんが書いてると思ったけども、オーガニックはあきらめて殺菌剤を使えばOKなはず。まあ、雨の多い地域だと度々散布しないといけないので、それなりにコストはかかるはずですが。
2015-02-26 21:08:01オーガニックをあきらめて、殺菌剤をちゃんと使えば防げたりもする・・・。
時折、「伝統品種をオーガニックで」というワガママを見せられてがっかりしているので、つい防除に走ってしまうw
2015-02-26 21:10:15@Butayama3 @Dominique_Domon 数年前から中南米を騒がせているさび病は「新種」と言われてはいますけど、病原性的にはRace IIって言って、ロブスタやHdT系の耐病品種にはそれに対する耐性を持ってます。ぶっちゃけ全部植え替えればいい(続
2015-02-26 21:10:52@Butayama3 @Dominique_Domon 承前)また、さび病は気温が低い標高の高い場所では被害が少なくなるので、そのエリアではファンの多い従来品種を栽培する、という風に植え分けることは可能。「売れるから」と、栽培エリアを広げちゃうと……ということです。
2015-02-26 21:12:53@y_tambe @Butayama3 それがスペシャルティーたる所以w
2015-02-26 21:14:23うーん、「売れる」品種を育てるのが最優先になっているわけですか。